アブとハチの見分け方5選|見た目・飛び方・巣の違いを解説

アブとハチの見分け方5選|見た目・飛び方・巣の違いを解説

黒っぽくて大きな虫が近くを飛んでいると、「刺されるのではないか」と不安になる方も多いでしょう。
特に夏はアブもハチも活動が活発になるため、見た目だけでは区別がつかないことも少なくありません。

しかし、アブとハチは全く違う昆虫です。

アブはハエの仲間で、基本的に巣を作りません。
一方、ハチは種類によって住宅の軒下や屋根裏などに巣を作り、巣を守るために攻撃してくることがあります。

つまり、「飛んでいる虫がアブなのかハチなのか」を見分けられるだけで、危険性や取るべき行動は大きく変わります。

この記事では、害虫駆除の現場で実際によくある相談をもとに、アブとハチの見分け方、見た目や飛び方の違い、発生場所、刺された場合の症状、自分でできる対策、専門業者へ相談すべきタイミングまでわかりやすく解説します。

目次

アブとハチは全く違う昆虫

「どちらも刺す虫」というイメージがありますが、実は分類から生態まで大きく異なります。

まずは全体像を比較してみましょう。

比較項目アブハチ
分類ハエ目(双翅目)ハチ目(膜翅目)
2枚4枚
体型丸みがあるくびれがある
作らない作る
攻撃方法皮膚を噛んで吸血毒針で刺す
主な活動場所川・湿地・草地軒下・屋根裏・庭木
住宅への影響飛来が中心営巣被害が多い

住宅への被害という点では、ハチの方が深刻になりやすい害虫です。

アブとハチを見分ける5つのポイント

害虫駆除の現場では、「ハチだと思ったらアブだった」「アブだと思って近付いたらスズメバチだった」という相談も珍しくありません。

見分けるポイントは次の5つです。

① 一番分かりやすいのは体のくびれ

アブとハチを見分ける5つのポイント・体のくびれ

アブ
丸みのある体つきをしています。

胸からお腹までほぼ一直線につながっており、ハチのような細い「腰」はありません。

ハチ
胸と腹の間が細くくびれています。

特にスズメバチやアシナガバチは、このくびれが非常に目立ちます。

迷ったらまず「くびれ」を見てください。これだけでもかなり判別できます。

② 羽の枚数

アブとハチを見分ける5つのポイント・羽の枚数

アブ
羽は2枚だけです。

飛んでいると見えませんが、止まっていると確認できます。

ハチ
羽は4枚あります。

前後2枚ずつ重なっています。

③ 目の大きさ

アブとハチを見分ける5つのポイント・目の大きさ

アブは目が非常に発達しています。

頭のほとんどが複眼で占められているほどです。

一方、ハチは目よりも大きなアゴや触角が目立ちます。

写真で比較すると一目瞭然です。

④ 巣があるか

巣が存在するかこれが最大の違いです。

アブとハチを見分ける5つのポイント・実際に駆除した蜂の巣

アブ
巣は作りません。

幼虫は湿った土や水辺で育ちます。

ハチ
種類によって

  • 軒下
  • 屋根裏
  • 庭木
  • 換気口
  • 物置

などに巣を作ります。

⑤ 飛び方

アブ
・人の周りを何度も飛ぶ

・車を追いかける

・まとわりつく

・直線的に飛ぶ

ハチ
・巣へ向かって一直線

・同じ場所を往復する

・空中でホバリングする

・巣の近くで警戒飛行する

建物の周りで同じ場所へ何匹も飛んでいるなら、ハチの可能性が高くなります。

ハチやアブを見つけたときはどうする?

ハチやアブを見つけたときはどうする?

庭やベランダ、キャンプ場などで大きな羽音のする虫を見つけると、慌てて追い払おうとしてしまう方も少なくありません。しかし、相手がアブなのかハチなのかによって適切な対応は異なります。

まずは無理に刺激せず、落ち着いて様子を確認しましょう。

アブを見つけた場合

アブは人の周りをしつこく飛び回ることがありますが、ハチのように巣を守るために攻撃する虫ではありません。

ただし、吸血性の種類は人や動物に止まり、皮膚を噛んで吸血することがあります。

アブを見つけた時は次のような対応を心掛けましょう。

  • 手で払い続けない
  • 明るい色の服を着る
  • 虫よけ剤を使用する
  • 長袖・長ズボンで肌の露出を減らす
  • 川や湿地では長時間立ち止まらない

アブは動くものや黒っぽいものに反応しやすいため、慌てて走るとかえってまとわりついてくることがあります。落ち着いてその場を離れることが大切です。

ハチを見つけた場合

ハチは種類によっては巣を守るために攻撃してくることがあります。

特にスズメバチは急な動きに反応しやすいため、見つけた際は次のように行動してください。

ハチを見つけた時は次のような対応を心掛けましょう。

  • 大声を出さない
  • 手で追い払わない
  • 巣に近づかない
  • ゆっくり後退して距離を取る
  • 黒い帽子やタオルを振り回さない

飛んでいるハチが1匹だけだからといって安心はできません。近くに巣があり、餌を探している働きバチの可能性もあります。


ハチかアブかわからない場合は近づかない
見た目だけでは判別が難しい種類もいます。
特に、
・黒くて大きい虫
・黄色い模様がある虫
・羽音が大きい虫
は、アブとスズメバチを間違えやすい代表例です。
正体がわからないまま捕まえようとしたり、殺虫剤をかけたりすると、もしハチだった場合は攻撃を受ける危険があります。
まずは安全な距離を保ち、「巣があるか」「同じ場所へ何度も飛んでいるか」を確認しましょう。

このような場合は専門業者へ相談しましょう

次のようなケースでは、自分で対処しようとせず専門業者へ相談することをおすすめします。

  • ハチかアブか判断できない
  • 家の周りで何匹も飛んでいる
  • 軒下や屋根裏へ出入りしている
  • 同じ場所で毎年見かける
  • 子どもやペットがいる
  • 刺される被害が続いている

専門業者であれば、虫の種類を正確に判別し、ハチであれば安全に巣を撤去し、アブであれば発生源や飛来経路を調査したうえで適切な対策を提案できます。

ROY

ハチやアブの被害は、成虫を駆除するだけでなく、巣の有無や発生場所、建物まわりの環境確認が重要です。

ROY株式会社では、ハチの巣駆除や害虫対策に加え、軒下・屋根裏・外壁の隙間・換気口まわりなど、建物側の点検にも対応しています。

ハチが建物の隙間へ出入りしている場合は、巣の撤去だけでなく侵入口の確認も必要です。また、アブが毎年多く発生する場合は、庭の水たまりや湿った草地、周辺環境が関係していることもあります。

ハチかアブか判断できない、家のまわりで何匹も飛んでいる、巣らしきものがある場合は、刺される被害が広がる前にROY株式会社へご相談ください。

3ステップで簡単お見積り

    ※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。

    Q&A

    アブとハチはどうやって見分ければいいですか?

    最も分かりやすい違いは、体の形と巣を作るかどうかです。

    アブは丸みのある体で巣を作りません。一方、ハチは胸と腹の間に細いくびれがあり、軒下や庭木、屋根裏などに巣を作ります。また、アブは羽が2枚、ハチは4枚あることも見分けるポイントです。

    アブとハチではどちらが危険ですか?

    どちらも注意が必要ですが、住宅周辺ではハチの方が危険性は高いといえます。

    特にスズメバチは巣を守るために集団で攻撃することがあり、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。一方、アブは吸血による強い痛みや腫れを伴いますが、基本的に巣を守るために襲ってくることはありません。

    アブやハチを見つけたら殺虫剤を使っても大丈夫ですか?

    アブであれば市販の殺虫剤で駆除できる場合がありますが、ハチの場合は注意が必要です。

    巣がある状態で刺激すると、複数のハチに襲われる危険があります。巣が確認できる場合や種類が分からない場合は、無理に近づかず専門業者へ相談しましょう。

    ハチかアブか分からない場合はどうすればいいですか?

    無理に近づいたり追い払ったりせず、安全な距離を保って様子を確認してください。

    特に、軒下や屋根裏、外壁の隙間へ出入りしている場合はハチの可能性が高く、自分で対処するのは危険です。 判断に迷う場合は、専門業者へ相談し、種類を確認してもらうことをおすすめします。

    山田 太郎

    この記事の作成者

    野田 洸太

    害虫害獣駆除センター 研究員

    害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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