太陽光で目が疲れる方へ|住宅リフォームでできる日差し・紫外線対策を解説

太陽光で目が疲れる方へ|住宅リフォームでできる日差し・紫外線対策を解説

家の中にいるのに、西日がまぶしくて目が疲れる

窓際で仕事をしていると目を開けているのがつらい

近年、強い日差しによるまぶしさや目の疲れを感じる方も少なくありません。太陽光に含まれる紫外線は、長時間浴び続けることで目に負担をかける可能性があります。

WHO(世界保健機関)も、紫外線への長期的な曝露が白内障や翼状片などの眼疾患と関連するとしています。特に子どもは紫外線の影響を受けやすいとされているため、屋外だけでなく、強い日差しが入り込む室内環境にも目を向けることが大切です。

また、一般的な窓ガラスはUVBの多くを遮りますが、UVAはガラスの種類によって一部透過します。つまり、「家の中なら紫外線の影響はゼロ」とは言い切れません。

そこで考えたいのが、窓・ガラス・日よけなどを工夫して、室内へ入る強い太陽光を住宅側からコントロールするリフォームです。

この記事では、太陽光による目への負担を減らすためにできる住宅リフォーム、窓の方角ごとの考え方、リフォームを検討したい症状やタイミングまで、住宅の総合リフォームに対応するROY株式会社の視点から詳しく解説します。

目次

室内にいても太陽光対策が必要な理由

室内にいても太陽光対策が必要な理由

太陽光対策というと、外出時の帽子やサングラスを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、住宅では大きな窓や掃き出し窓から長時間日差しが入り、同じ場所で毎日過ごすことがあります。
特に、

  • 南向きの大きな窓
  • 西向きのリビング
  • 窓際のデスク
  • 子どもの勉強机
  • 日当たりのよい寝室
  • 吹き抜けや高窓のある部屋では、時間帯によって強い直射日光が入ることがあります。

ここで注意したいのは、「紫外線」と「まぶしさ」は同じものではないということです。

紫外線そのものは目に見えません。一方、室内で「まぶしい」と感じる原因の多くは可視光や強い明暗差です。
そのため住宅リフォームでは、単にUVカットだけを考えるのではなく、

紫外線を減らすこと+強い直射日光やまぶしさを抑えることの両方を考えるのがポイントです。

太陽光から目を守るためにおすすめの住宅リフォーム

1.Low-E複層ガラスへ交換する

太陽光から目を守る住宅リフォーム・Low-E複層ガラス

まず検討したいのが、窓ガラスそのものを見直す方法です。

Low-E複層ガラスとは、複層ガラスの内側に特殊な金属膜を施した窓ガラスです。

日射遮蔽タイプを選ぶことで、室内へ入る太陽熱や紫外線を抑えやすくなります。

YKK APでは、Low-E複層ガラスの遮熱タイプについて、太陽熱を約60%カットし、紫外線も約76%カットすると案内しています。製品によって性能は異なるため、実際に選ぶ際は仕様を確認する必要があります。

こんな部屋におすすめ

  • 西日が強いリビング
  • 南西向きの大きな窓
  • 窓際にソファやデスクがある部屋
  • 日差しによる暑さも気になる部屋

紫外線だけでなく、夏場の室温上昇を抑えやすくなるのもメリットです。

2.UVカット性能の高い合わせガラスへ交換する

より紫外線対策を重視するなら、UVカット性能の高いガラスを選ぶ方法もあります。

たとえば、中間膜を挟み込んだ合わせガラスには、非常に高いUVカット性能を持つ製品があります。

YKK APの防災安全複層ガラスでは、紫外線を99%以上カットする仕様も案内されています。

ただし、すべての合わせガラスが同じ性能ではありません。

「複層ガラスなら大丈夫」「Low-Eならすべて同じ」と考えるのではなく、紫外線カット率を製品ごとに確認することが大切です。

3.内窓を設置する

太陽光から目を守る住宅リフォーム・内窓

既存の窓を大きく交換したくない場合は、室内側へもう一枚窓を設置する「内窓リフォーム」も選択肢になります。

内窓には、

  • 断熱
  • 結露対策
  • 防音
  • 冷暖房効率向上などのメリットがあります。

さらに、使用するガラスをUVカット仕様やLow-E仕様にすれば、太陽光対策も同時に行えます。

ただし、内窓を付けるだけで必ず高いUVカット効果が得られるわけではありません。

大切なのは、内窓に使用するガラスの種類です。

「目への負担を減らしたい」という目的がある場合は、施工業者にその目的を伝え、日射遮蔽性能やUVカット性能を含めて選んでもらいましょう。

4.外付けシェードやオーニングを設置する

太陽光から目を守る住宅リフォーム・外付けシェードやオーニング

強い日差しを室内へ入れないためには、窓の外側で日射を遮る方法も効果的です。

たとえば、

  • アウターシェード
  • オーニング
  • 外付けブラインド
  • 日よけスクリーンなどがあります。

室内のカーテンは、光がガラスを通過したあとに遮ります。
一方、外付けの日よけは、太陽光が窓へ直接当たる前に遮ることができます。

特に西日は太陽高度が低いため、窓から室内の奥まで差し込みやすいのが特徴です。YKK APも、西向きの窓では日射遮蔽型ガラスなどによる対策を推奨しています。

西向きの窓には特におすすめ
夕方になると、「テレビが見えないほどまぶしい」「ソファに座っていると直接目に光が入る」という住宅では、ガラス交換だけでなく外付けシェードを組み合わせることで、より快適になります。

5.庇(ひさし)を設置・延長する

南向きの窓では、庇を利用した日射対策も有効です。

夏は太陽高度が高いため、適切な長さの庇があると強い日差しを遮りやすくなります。

一方、冬は太陽高度が低くなるため、庇の下から暖かな日差しを取り込むことができます。

そのため、夏は遮る冬は取り込むという季節に合わせた日射コントロールが可能です。
南向きの窓については、日射取得型ガラスと庇やアウターシェードを組み合わせる方法も推奨されています。

6.ブラインドやロールスクリーンを見直す

太陽光から目を守る住宅リフォーム・ブラインドやロールスクリーン

比較的手軽にできるのが、室内側の日よけ対策です。

カーテンだけでなく、

  • ブラインド
  • ロールスクリーン
  • ハニカムスクリーン
  • 遮光カーテンなどを使うことで、まぶしさを調整できます。

特にブラインドは羽根の角度を変えられるため、
「部屋を真っ暗にはしたくないけれど、目に入る直射光だけ抑えたい」という場合に便利です。

ただし、室内側の日よけは製品によってUVカット性能が大きく異なります。
紫外線対策を重視する場合は、「UVカット率」や「遮光性能」が明記された製品を選びましょう。

7.窓の位置や大きさを見直す

太陽光から目を守る住宅リフォーム・窓の位置や大きさの工夫

大規模なリフォームを行う場合は、窓そのものの配置を見直すこともできます。

たとえば、リビングの大きな西向き窓から毎日強い夕日が入る場合、

  • 窓を小さくする
  • 高窓へ変更する
  • 窓の位置を移動する
  • 採光用の窓と眺望用の窓を分けるといった方法があります。

日当たりがよければよいほど快適とは限りません。
大切なのは、必要な明るさを確保しながら、直接目に強い光が入り続けない状態をつくることです。

窓の方角によっておすすめの対策は変わる

太陽光対策では、家全体の窓を同じ仕様にする必要はありません。
むしろ、方角ごとに考えることが重要です。

窓の方角によっておすすめの対策

東向き
朝日が低い角度から入り込みます。
寝室や朝食を取るダイニングなどでまぶしさを感じる場合は、ブラインドや日射遮蔽型ガラスを検討します。
西向き
最も対策を検討したい方角のひとつです。
午後から夕方にかけて低い角度から強い日差しが入り、室内の奥まで光が届きます。
Low-E日射遮蔽型+外付けシェードの組み合わせが効果的です。
南向き
夏の高い日差しは庇やシェードで遮り、冬の暖かな日差しは取り込む方法があります。
北向き
直射日光の影響は比較的小さいため、日射対策より断熱性能を優先するケースもあります。

特に対策を検討したい部屋

リビング
大きな掃き出し窓がある住宅では、最も日差しの影響を受けやすい場所です。
テレビやソファの位置と窓の方向まで確認して対策しましょう。
在宅ワークスペース
パソコン画面に日差しが反射すると、見づらさやまぶしさにつながります。
窓から直接光が入らない位置へデスクを移動するだけで改善する場合もありますが、難しい場合はブラインドやガラス交換を検討します。
子ども部屋
WHOは、子どもの目は大人より紫外線の影響を受けやすいとしています。
勉強机を窓際に置いている場合は、日差しが正面や斜め前から直接入っていないか確認しましょう。
高齢者が長時間過ごす部屋
日中に同じ椅子やソファで過ごす時間が長い場合、毎日同じ方向から強い日差しを受けることがあります。
窓だけでなく、家具の配置も合わせて確認することが大切です。

こんな症状がある住宅は日射対策リフォームを検討
次のような状態が続く場合は、窓まわりのリフォームを検討してみましょう。

  • 西日が強く、夕方になるとカーテンを閉めっぱなしになる
  • 窓際にいると目を細めるほどまぶしい
  • テレビやパソコン画面に光が反射して見づらい
  • 子どもの勉強机へ直接日差しが入っている
  • 室内にいても日差しが強く感じる
  • 夏場、窓際だけ極端に暑くなる
  • 家具や床の日焼け・色あせが目立つ

特に、日差しを避けるために昼間から毎日カーテンを閉めている住宅は、窓まわりを見直すことで、明るさを残しながらまぶしさを抑えられる可能性があります。

「UVカット率が高ければいい」とは限らない

住宅リフォームで注意したいのが、数字だけで製品を選ぶことです。

たとえばUVカット率が高い窓でも、可視光が強く入れば「まぶしい」と感じることがあります。

反対に、遮光カーテンで光を完全に遮ればまぶしさはなくなりますが、昼間でも部屋が暗くなってしまいます。
そのため、紫外線日射熱まぶしさ採光断熱窓からの眺望を総合的に考えることが大切です。

STEP
まず「どこから、いつ日差しが入るか」を確認する

西日がまぶしい場合は、まず窓の方角と日差しが入る時間帯を確認します。特に西向きの窓は、午後から夕方にかけて低い角度から強い光が入りやすいため、どの部屋・どの窓が影響を受けているかを整理します。

STEP
今の窓ガラスの性能を確認する

次に、現在使っている窓ガラスがどの程度、紫外線や日射熱を抑えられるものかを確認します。一般的な単板ガラスの場合は、Low-E複層ガラスなどへ変更することで、まぶしさや暑さを抑えやすくなります。

STEP
必要に応じて窓そのものを見直す

窓から入る日差しが強い場合は、内窓の設置やLow-E複層ガラスへの交換を検討します。窓の断熱性能も高められるため、夏の暑さだけでなく冬の冷え込み対策にもつながります。

STEP
窓の外側でも日差しを遮る

ガラスだけでは十分に抑えられない場合は、外付けシェードや庇、オーニングなどを組み合わせます。太陽光が窓へ当たる前に遮ることで、室内へ入る強い日差しをさらに減らせます。

STEP
室内の環境まで整える

最後に、ブラインドやロールスクリーンを使って光の入り方を細かく調整します。ソファやテレビ、勉強机などの配置も見直し、直接目に日差しが入り続けない環境に整えることがポイントです。

総合リフォーム会社だからできる太陽光対策

ROY

太陽光対策は、窓ガラスを交換するだけで終わるものではありません。

住宅の向きや窓の大きさ、日差しが入る時間帯によって、適した対策は変わります。

住宅の総合リフォームに対応するROY株式会社では、Low-E複層ガラスや内窓、UVカット性能の高いガラスへの交換に加え、外付けシェード・庇・シャッター・ブラインドなどを組み合わせた対策をご提案できます。

たとえば、西日が強い部屋では、窓の性能を高めるだけでなく、外側で日差しを遮ることで、まぶしさや室温上昇を抑えやすくなります。シャッターなら、日射対策に加えて防犯や飛来物対策にもつながります。

さらに、窓まわりの断熱改修などでは、国や自治体の補助制度を利用できる場合もあります。

「西日を抑えたい」「子ども部屋の日差しが気になる」「部屋を暗くせず快適にしたい」など、窓・外装・内装までまとめて相談できることがROY株式会社の強みです。お気軽にご相談ください。

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    Q&A

    家の中なら紫外線は気にしなくても大丈夫ですか?

    一般的な窓ガラスはUVBの大部分を遮りますが、UVAの透過量はガラスの種類によって異なります。そのため、窓越しであれば紫外線が完全にゼロになるわけではありません。

    Low-Eガラスにすれば紫外線を100%防げますか?

    製品によって性能が異なります。たとえばYKK APのLow-E遮熱タイプでは紫外線カット率約76%とされています。一方、99%以上カットする合わせガラス製品もあります。目的に合わせて製品仕様を確認しましょう。

    一番西日対策に向いているリフォームは何ですか?

    住宅によりますが、日射遮蔽型のLow-Eガラスと外付けシェードを組み合わせる方法は有力です。西日は低い角度から入るため、窓の外側とガラスの両方で対策すると効果的です。

    シャッターを付けると太陽光対策以外にもメリットはありますか?

    はい。シャッターは強い日差しを遮り、室内のまぶしさや日射熱を抑えるだけでなく、防犯対策にも役立ちます。

    外出時や就寝時にシャッターを閉めることで、窓ガラスが直接見えにくくなり、侵入に時間をかけさせる効果も期待できます。また、台風や強風時に飛来物から窓を守る目的でも活用できます。

    太陽光対策とあわせて防犯性も高めたい場合は、手動式・電動式を含めて住宅に合ったシャッターを検討するとよいでしょう。

    シャッターに関する記事はこちら
    山田 太郎

    この記事の作成者

    鈴木 北斗

    ROY株式会社 元施工担当

    屋根工事や外装リフォーム、雨漏り修理など、住宅の施工業務に長年携わってきました。
    本記事では、これまでに手がけた数多くの現場経験と専門知識をもとに、
    ご家庭で役立つ実践的な情報をお届けしています。

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