押し入れやクローゼットがカビ臭い?見えない雨漏りに注意

目次

はじめに

押し入れやクローゼットを開けたとき、「以前よりカビ臭い」と感じることはありませんか。

収納は空気がこもりやすいため、湿気結露だけでも臭いが発生します。しかし、換気や除湿をしても改善しない、雨のあとに臭いが強くなる場合は、壁や天井の内部へ雨水が入り込んでいる可能性があります。

この記事では、押し入れやクローゼットがカビ臭くなる原因と、湿気・結露・雨漏りを見分けるポイント、確認方法や対処法を解説します。

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押し入れやクローゼットがカビ臭くなる主な原因

押し入れやクローゼットは、普段閉めている時間が長く、湿気がこもりやすい場所です。

主な原因は次の4つです。

・収納内部の換気不足
・布団や衣類に残った湿気
・外壁側で起きる結露
・壁や天井内部の雨漏り

カビ臭いからといって、すぐに雨漏りとは限りません。
重要なのは、「いつ臭うのか」「どの場所が特に臭うのか」を確認することです。

原因① 収納内部の換気不足

衣類や布団を隙間なく詰め込んでいると、空気が動かず湿気がこもります。

・収納物が壁に密着している
・床まで荷物を詰め込んでいる
・長期間扉を開けていない

といった状態では、雨漏りがなくてもカビ臭くなることがあります。
収納物を一度外へ出し、扉を開けて換気すると臭いが弱くなる場合は、換気不足が原因として考えられます。

原因② 布団や衣類に湿気が残っている

使用した布団や衣類には水分が残っています。

十分に乾かさず収納すると、押し入れ内部の湿度が上がり、カビの原因になります。
一度収納物をすべて外へ出し、何も入っていない状態でもカビ臭いかを確認してみましょう。

荷物を出すと臭いがなくなる場合は、布団や衣類側の湿気が原因の可能性があります。

原因③ 外壁側で結露している

押し入れやクローゼットの奥は、室内より温度が低くなりやすく、結露することがあります。

・北側にある収納
・外壁に面している収納
・家具や荷物が壁に密着している
・冬場に臭いが強くなる

といった場合は確認が必要です。
窓に水滴が付いていなくても、収納の奥だけが湿っていることがあります。

原因④ 見えない場所で雨漏りしている

注意したいのが、壁や天井の内部だけで雨漏りしているケースです。

雨漏りというと、天井から水が落ちる状態を想像しがちですが、必ずしもすぐ室内へ水滴が出るとは限りません。屋根や外壁から入った水を木材や断熱材が吸っている間は、表面に大きなシミがなくても内部が湿っていることがあります。

その結果、最初に気づく変化がカビ臭さという場合もあります。

見えるカビがなくても注意

収納内部を見ても黒いカビがなければ、「問題ない」と思うかもしれません。
しかし、雨水が入り込んでいる場所によっては、見えない部分だけが湿っていることがあります。

特に、収納物をすべて出してもカビ臭い場合は、収納物以外に原因がないか確認しましょう。

カビ臭さが雨漏りか見分ける5つのポイント

① 雨のあとに臭いが強くなる

最も確認しやすいのが天候との関係です。
普段は気にならないのに、

「大雨の翌日だけ臭う」
「雨が続くとカビ臭さが強くなる」

という場合は、雨水が影響している可能性があります。
雨漏りでは、雨の直後ではなく、数時間後や翌日に症状が現れる場合もあります。

② 収納物を出しても臭いが残る

衣類や布団を外へ出して換気しても臭いが残る場合は、壁や天井など収納そのものを確認します。
特に、奥へ行くほど臭いが強い場合は注意してください。

③ 一部分だけ臭いが強い

収納全体ではなく、

  • 天井付近
  • 奥の壁
  • 窓に近い側
  • 外壁側の角
  • 床付近

など、決まった場所だけ臭う場合があります。
雨水が一部分だけを濡らしていると、臭いにも偏りが出ます。

④ シミや壁紙の浮きがある

カビ臭さに加えて、

  • 黄色や茶色のシミ
  • 壁紙の浮き
  • 木材の黒ずみ
  • 天井板の変色

などが見られる場合は、水分の影響を疑います。
次の雨で変化していないか、写真を撮っておくと比較しやすくなります。

⑤ 換気や除湿をしても繰り返す

収納物を減らして換気しても、何度も同じ場所がカビ臭くなる場合は注意しましょう。
特に、雨のたびに臭いが戻る場合は、外から水分が入り続けている可能性があります。

臭う場所から確認したい場所を考える

天井付近が臭う

天井側で臭いが強い場合は、屋根や外壁との境目などから雨水が入っている可能性があります。
雨水が梁などを伝うため、実際の入口と臭いの位置が離れる場合もあります。

奥の壁が臭う

外壁に面した壁では、

  • 外壁のひび割れ
  • シーリングの劣化
  • 配管や換気口のまわり
  • サッシ周辺

などが雨水の入口になることがあります。

窓に近い場所が臭う

窓まわりでは、雨漏りだけでなく結露も考えられます。
雨のあとに悪化するのか、冬の朝に悪化するのかを比較すると判断しやすくなります。

床付近が臭う

床側では、壁を伝って下りてきた雨水のほか、床下の湿気や配管からの水漏れも確認が必要です。

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雨漏り・結露・換気不足の違い

確認ポイントと原因の比較
確認ポイント 雨漏り 結露 換気不足
雨のあとに悪化 しやすい 連動しにくい 連動しにくい
冬の朝に悪化 状況による しやすい 状況による
一部分だけ臭う あり あり 比較的広範囲
シミ・変色 出ることがある 出ることがある 少ない
換気で改善 一時的 改善することがある 改善しやすい
同じ場所で再発 しやすい 条件次第 収納方法次第
確認ポイント 雨のあとに悪化
雨漏り しやすい
結露 連動しにくい
換気不足 連動しにくい
確認ポイント 冬の朝に悪化
雨漏り 状況による
結露 しやすい
換気不足 状況による
確認ポイント 一部分だけ臭う
雨漏り あり
結露 あり
換気不足 比較的広範囲
確認ポイント シミ・変色
雨漏り 出ることがある
結露 出ることがある
換気不足 少ない
確認ポイント 換気で改善
雨漏り 一時的
結露 改善することがある
換気不足 改善しやすい
確認ポイント 同じ場所で再発
雨漏り しやすい
結露 条件次第
換気不足 収納方法次第

一つの症状だけではなく、天候・季節・場所・再発の仕方を合わせて判断しましょう。

カビ臭いと感じたら確認したい3ステップ

STEP
収納物を外へ出す

まずは衣類や布団を出して、収納物と収納内部のどちらが臭っているか確認します。

同時に、壁や天井にシミや変色がないかも見ておきましょう。

STEP
臭いが強い場所を確認する

天井、奥の壁、左右の壁、床の順に確認します。

一部分だけ臭いが強い場合は、その位置を写真やメモに残してください。

STEP
雨のあとにもう一度確認する

次の雨のあと、同じ場所を確認します。

雨の翌日に臭いが強くなったかどうかは、雨漏りを調べるうえで重要な手がかりになります。

自分で壁や天井を剥がして確認しない

原因が気になっても、押し入れの壁紙や天井材を自分で大きく剥がすのは避けましょう。
内部が長期間濡れていると、下地が弱くなっていることがあります。

また、見えない場所にカビが広がっている場合、壁を開けることでカビやホコリが室内へ広がることもあります。

まずは見える範囲で、

  • シミ
  • 浮き
  • 変色
  • 湿り
  • 臭いの位置

を確認してください。
屋根や高所へ自分で上がる必要もありません。

専門業者はどのように原因を確認する?

押し入れがカビ臭い場合でも、収納内部だけを確認するわけではありません。

室内側を確認

カビ臭さの位置や、壁・天井のシミ、壁紙の浮きなどを確認します。
必要に応じて水分計などを使い、周囲より湿っている部分を調べます。

屋根・外壁・窓まわりを確認

雨漏りの原因は屋根だけではありません。
屋根、外壁、窓、サッシ、ベランダなど、雨水の入口になりそうな場所を建物全体から確認します。

雨水の経路を絞る

室内で症状が出ている位置と、外側の劣化部分を照らし合わせて原因を絞ります。
雨水は建物内部を移動するため、押し入れの真上だけを調べても原因が見つからないことがあります。

消臭やカビ取りだけで終わらせない

カビ臭さがすると、消臭剤や除湿剤、カビ取り剤を使いたくなるでしょう。
湿気が原因なら改善することもあります。
しかし、雨漏りによって壁内部が濡れている場合は、表面をきれいにしても再発します。

雨漏りが原因の場合は、このような順番で対応することが大切です。

こんな状態なら点検を検討

次のような症状がある場合は、単なる収納の湿気と決めつけないほうがよいでしょう。

・雨のあとにカビ臭さが強くなる
・収納物を出しても臭いが残る
・同じ場所に何度もカビが出る
・奥の壁や天井にシミがある
・壁紙や天井材が浮いている
・換気や除湿をしても改善しない

複数当てはまる場合は、建物側から水分が入っていないか一度確認することをおすすめします。

よくある質問

押し入れがカビ臭いだけで雨漏りと判断できますか?

臭いだけでは判断できません。換気不足や結露でもカビ臭くなります。雨のあとに悪化するか、シミや壁紙の浮きを伴うかも確認してください。

黒いカビが見えなくても雨漏りしてることはありますか?

あります。壁紙や下地、断熱材など、見えない部分だけが濡れている場合があります。

除湿剤を置いても臭いが消えないのはなぜですか?

壁や天井内部へ水分が入り続けている場合、除湿剤だけでは改善しません。雨との関係も確認しましょう。

押し入れの奥だけカビ臭いのは結露ですか?

外壁側の収納では結露も考えられます。ただし、雨のあとに悪化する場合は雨漏りも確認が必要です。

壁を自分で剥がして確認してもいいですか?

大きく剥がすのはおすすめできません。下地が傷んでいたり、内部のカビが室内へ広がったりする可能性があります。

どのタイミングで業者へ相談すればいいですか?

換気や除湿をしても改善しない、雨のあとに臭いが強くなる、シミや変色を伴う場合は一度点検を検討してください。

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まとめ|収納の湿気だけと決めつけず雨との関係を確認しよう

押し入れやクローゼットのカビ臭さは、換気不足や結露によって発生することがあります。

一方で、雨のあとに臭いが強くなる、収納物を出しても臭いが残る、奥の壁や天井にシミがある場合は、見えない場所で雨漏りしている可能性があります。

雨漏りは、水滴が室内へ落ちてくる前から壁や断熱材を濡らしていることもあります。

ROY株式会社では、屋根だけでなく外壁・窓・サッシ・ベランダなど建物全体を確認し、雨水の入口を調査します。

「押し入れが少し臭うだけだから」と放置せず、雨との関係や収納内部の変化が気になる場合は、早めにご相談ください。

ROY株式会社の対応エリアと特徴

ROY株式会社のロゴ(1級建築士事務所)
  • 対応エリア:全国対応可能
  • サービス内容:シロアリなどの害虫駆除・害獣駆除・屋根雨漏り・床下などの総合リフォーム
  • 戸建て専門
  • 即日対応可能
  • 調査・見積り無料+施工後報告書付き
  • 修繕・リフォームは月々3,300円から〜
  • 害獣駆除費用は4,730円から〜

山田 太郎

この記事の作成者

鈴木 北斗

ROY株式会社 元施工担当

屋根工事や外装リフォーム、雨漏り修理など、住宅の施工業務に長年携わってきました。
本記事では、これまでに手がけた数多くの現場経験と専門知識をもとに、
ご家庭で役立つ実践的な情報をお届けしています。

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