
はじめに

新築したばかりの家やリフォーム後の部屋で、フローリングに細かな木の粉が落ちていたり、木材に小さな穴が開いていたりすると、「新しい家なのになぜ?」と不安になる方も多いでしょう。
こうした症状は、ヒラタキクイムシなどの木材を食害する虫によって起きている可能性があります。
この記事では、新築住宅でキクイムシが発生する理由や見分けるポイント、見つけたときの対処法、施工会社と害虫駆除業者のどちらに相談すればよいのかを分かりやすく解説します。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。
新築なのにキクイムシが発生することはある?

新築住宅でも、ヒラタキクイムシが見つかることがあります。
入居したときには何もなかったのに、数か月から1〜2年ほど経ってから、フローリングや建具に小さな穴が開いたり、その周辺に細かな木粉が落ちたりするケースがあります。
こうした場合、住宅が完成してから外部から虫が侵入したとは限りません。
木材の中にいた幼虫が完成後に出てくることがある
ヒラタキクイムシの幼虫は、木材の内部で成長します。
建材として使われる前から木材の中に卵や幼虫がいた場合、施工時には見た目で分からず、そのまま住宅に使われることがあります。
その後、木材の中で成長した成虫が外へ出る際に表面へ小さな穴を開けるため、
住宅が完成してしばらく経ってから初めて被害に気づくことがあります。
そのため、
- 入居時には異常がなかった
- 数か月後に突然木粉が出てきた
- 建ててから1〜2年ほどして小さな穴に気づいた
といったこともあります。
フローリングや建具などで見つかることがある
住宅内では、フローリングだけでなく、建具や収納、木製家具などからキクイムシの被害が見つかることがあります。
キクイムシの被害がみつかりやすい場所
- フローリング
- 巾木
- 木製の建具
- 収納内部
- 合板を使用している部分
- 木製家具
特に確認したいのは、小さな穴の近くに細かな木粉が落ちていないかです。
一度掃除しても同じ場所に再び木粉が出てくる場合は、施工時に残った木くずではなく、木材内部から出ている可能性があります。
新築住宅でこうした症状を見つけた場合は、「新しい家だから虫ではない」と決めつけず、穴や木粉の状態を確認しておきましょう。
キクイムシが発生したときに見られるサイン
キクイムシが発生すると、木材に小さな穴が開いたり、その周辺に細かな木粉が落ちたりすることがあります。
ただし、木粉だけでは施工時の木くずなどと区別しにくいため、次の点をあわせて確認しましょう。
1〜2mmほどの小さな丸い穴
ヒラタキクイムシでは、成虫が木材の外へ出る際に、表面へ1〜2mmほどの丸い穴を開けます。
穴の周辺に木粉が落ちている場合は、キクイムシを疑うサインの一つです。
きな粉のような細かな木粉
フローリングや巾木の周辺に、きな粉のような細かな木粉が落ちることがあります。
特に、一度掃除しても同じ場所に再び木粉が出てくる場合は注意が必要です。
春から夏に見つかることが多い
ヒラタキクイムシは、春から夏にかけて成虫が木材の外へ出てくることがあります。
この時期に小さな穴や木粉、茶色い虫を見つけた場合は、周囲の木材も確認してみましょう。
新築住宅でキクイムシを見つけたらまずすること

新築住宅で木粉や小さな穴を見つけると、すぐに殺虫剤を使いたくなるかもしれません。
しかし、新築やリフォーム直後の場合は、先に状況を記録しておくことをおすすめします。
木粉や穴の写真を撮る
まずは、見つけた状態を写真に残しましょう。
撮影しておきたい場所
- 木粉が落ちている状態
- 木材に開いている穴
- 発生箇所全体
- 周囲の木材
- 虫を見つけた場合は虫そのもの
写真があると、施工会社や害虫駆除業者へ相談するときに状況を説明しやすくなります。
可能であれば、発見した日も記録しておきましょう。
木粉を一度掃除して様子を見る
写真を撮ったあとは、一度木粉をきれいに掃除します。
その後、同じ場所を数日間確認してください。
再び同じところに木粉が落ちている場合は、木材内部から新たに粉が出ている可能性があります。
反対に、その後まったく木粉が出ない場合は、施工時に残った木くずなど別の原因だった可能性も考えられます。
穴が増えていないか確認する
現在開いている穴の場所や数も確認しておきましょう。
写真を撮っておけば、数週間後や翌年に穴が増えているか比較できます。
木粉が繰り返し出る、穴が少しずつ増えるといった場合は、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
新築ならまず施工会社に相談する
新築住宅やリフォームしたばかりの場所でキクイムシが疑われる場合は、
まず施工会社やリフォーム会社へ相談しましょう。
建築時に使用した木材から発生している可能性があるため、施工会社であれば、使用した木材や施工範囲、補修や交換が必要かどうかを確認できます。
相談する前に、木粉や穴の状態を写真に残しておくと状況を伝えやすくなります。
また、穴へ薬剤を注入したり木材を削ったりすると、発生時の状態が分かりにくくなることがあるため、自分で処理する前に一度相談するのがおすすめです。
キクイムシ被害が補修や保証の対象になるかどうかは、施工会社や契約内容によって異なります。
新築だから必ず無償で対応してもらえるとは限らないため、保証書や契約内容もあわせて確認してください。
施工会社と害虫駆除業者のどちらに相談する?
新築で木粉や穴を見つけた場合、「施工会社と害虫駆除業者のどちらに相談すればいいの?」と迷う方もいるでしょう。
基本的には、状況によって相談先を分けます。
新築・リフォーム直後なら施工会社
次のような場合は、まず施工会社へ相談するのがおすすめです。
- 新築して間もない
- リフォームした場所から発生している
- 新しく施工したフローリングに穴がある
- 特定の建材から木粉が出ている
施工会社では、使用した建材や施工範囲を確認できます。
木材の交換や補修が必要になった場合にも、そのまま対応を相談しやすいでしょう。
発生範囲が広い場合は害虫駆除業者
一方、次のような場合は害虫駆除業者への相談を検討してください。
- 複数の部屋から木粉が出ている
- 毎年木粉や穴が増えている
- どこから発生しているのか分からない
- 虫の種類を判断できない
- 施工会社では害虫の調査ができない
- 新築から数年経過している
害虫駆除業者では、虫の種類や発生場所、被害範囲を確認したうえで必要な対策を検討します。
場合によっては、施工会社と害虫駆除業者の両方に相談した方がスムーズなこともあります。
キクイムシとシロアリはどう違う?
木材から粉が出ていると、「シロアリではないか」と心配になる方もいます。
しかし、キクイムシとシロアリは別の害虫です。
ヒラタキクイムシでは、
- 木材に1〜2mmほどの丸い穴が開く
- きな粉のような細かな木粉が出る
- フローリングや家具などに発生する
といった特徴があります。
一方、シロアリの場合は、木材内部の食害や蟻道など、キクイムシとは異なるサインが確認されることがあります。
「キクイムシだと思っていたら別の木材害虫だった」という可能性もあるため、判断できない場合は専門業者へ確認を依頼してください。
キクイムシは自分で駆除できる?
キクイムシの発生箇所が限られている場合は、市販の木材害虫用薬剤を使って対処できることもあります。
ただし、ヒラタキクイムシの幼虫は木材の内部にいるため、表面に見えている穴へ薬剤を使用するだけでは十分に駆除できない場合があります。
被害が複数箇所に広がっている場合や、対処しても再び発生する場合は、自力で繰り返し薬剤を使うのではなく、専門業者に調査を依頼しましょう。
よくある質問
-
新築でもキクイムシは発生しますか?
-
はい。新築住宅でもキクイムシが見つかることがあります。
建材として使用される前から木材内部に卵や幼虫が潜んでいた場合、住宅完成後に成虫となって出てくることがあるためです。
そのため、「新しい家だからキクイムシではない」とは言い切れません。
-
新築でキクイムシが出たら施工不良ですか?
-
キクイムシが見つかったというだけで、施工不良とは断定できません。
木材が加工・保管・流通している段階ですでに卵や幼虫が潜んでいた可能性もあります。
まず写真などで状況を記録し、施工会社へ確認してください。
-
床に木粉があります。キクイムシでしょうか?
-
木粉だけでは判断できません。
キクイムシの場合は、細かな木粉の近くに1〜2mmほどの丸い穴が見つかることがあります。
木粉を一度掃除しても再び同じ場所に出てくる場合は、木材害虫による被害を疑うサインの一つです。
-
キクイムシを見つけたらすぐ殺虫剤を使ってもいいですか?
-
新築やリフォーム直後の場合は、先に写真を撮り、施工会社へ相談することをおすすめします。
自分で薬剤を使用すると、発生時の状態が分かりにくくなる場合があるためです。
施工会社への確認後、必要に応じて害虫駆除業者へ相談しましょう。
-
キクイムシは放置しても自然にいなくなりますか?
-
一度発生したあと、そのまま被害が終わるケースもありますが、同じ木材で繰り返し発生することもあります。
毎年穴が増える、木粉が繰り返し出るなどの変化がある場合は、放置せず発生場所や被害範囲を確認してください。
キクイムシの被害が心配な場合はROY株式会社へご相談ください
新築やリフォーム後の住宅で、突然小さな穴や木粉を見つけると、「せっかく新しくしたのに」と不安になるでしょう。
ただし、木粉があるだけではキクイムシとは断定できません。
まずは、
- 木粉が繰り返し出ているか
- 小さな丸い穴があるか
- どの木材から出ているか
- 周囲にも同じ症状がないか
を確認することが大切です。
新築・リフォーム直後であれば、まず施工会社へ状況を伝えましょう。
一方、発生場所が分からない、複数の場所で被害が見られる、虫の種類を判断できないといった場合は、害虫駆除業者による調査も選択肢になります。
ROY株式会社では、住宅に発生する害虫についてご相談を承っています。
お気軽にご相談ください。

