カラスの巣を見つけたらどうする?対策グッズは意味ある?業者へ相談すべきケースを解説

目次

はじめに

庭木やベランダ、屋根の近くでカラスの巣らしきものを見つけると
「このまま放置して大丈夫なのか」
「自分で撤去してもいいのか」
と不安になる方も多いでしょう。

特に春から夏にかけては、カラスが巣作りや子育てをする時期と重なります。普段は人に近づかないカラスでも、巣やヒナを守るために警戒心が強くなり、近くを通る人に向かって鳴いたり、低空で飛んできたりすることがあります。

また、反射テープ、防鳥ネット、鳥よけトゲ、忌避剤など、さまざまなカラス対策グッズがありますが、巣ができている場合や卵・ヒナがいる可能性がある場合は、グッズだけで安全に解決できるとは限りません

カラスの巣は、場所や状態によって対応方法が変わります。空の巣であれば撤去を検討できる場合もありますが、卵やヒナがいる巣を勝手に撤去することは避けなければなりません。高所作業になる場合は、転落やカラスからの威嚇などの危険もあります。

この記事では、カラスの巣を見つけたときに確認すべきこと、対策グッズでできることと限界、夏のカラスが攻撃的に見える理由、業者へ相談すべきケースについて分かりやすく解説します。

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    カラスの巣を見つけたらまず確認すること

    まずは、少し離れた場所から状況を確認しましょう。確認したいポイントは次の通りです。

    • 巣がどこにあるか
    • 親鳥が近くにいるか
    • 卵やヒナがいる可能性があるか
    • 人の通行場所や玄関、ベランダに近いか
    • カラスが鳴いたり飛んできたりして威嚇していないか
    • 脚立やはしごが必要な高さか
    • 電線や電柱、屋根の近くにあるか

    特に注意したいのは、巣の中に卵やヒナがいる可能性がある場合です。カラスは巣やヒナを守るために、人が近づくと強く警戒することがあります。巣を見上げ続けたり、棒でつついたり、写真を撮ろうとして近づいたりすると、カラスを刺激する原因になります。

    カラスの巣ができやすい場所

    カラスは、人の生活圏の近くにも巣を作ることがあります。特に、見晴らしがよく、外敵が近づきにくい場所や、木の枝・ハンガー・針金などの巣材を集めやすい場所は注意が必要です。

    カラスの巣ができやすい場所
    庭木 枝が密集していると巣を作られやすい
    街路樹 人通りがあっても高い位置なら巣を作ることがある
    屋根まわり 雨どいやアンテナ付近に止まりやすい
    ベランダ付近 ハンガーや小枝などを巣材にされることがある
    電柱・電線付近 自分で対応するのは危険
    看板・建物の高所 店舗や施設では利用者への被害に注意
    物置・倉庫まわり 人目が少ない場所は巣作りや休憩場所になりやすい
    庭木

    枝が密集していると巣を作られやすい

    街路樹

    人通りがあっても高い位置なら巣を作ることがある

    屋根まわり

    雨どいやアンテナ付近に止まりやすい

    ベランダ付近

    ハンガーや小枝などを巣材にされることがある

    電柱・電線付近

    自分で対応するのは危険

    看板・建物の高所

    店舗や施設では利用者への被害に注意

    物置・倉庫まわり

    人目が少ない場所は巣作りや休憩場所になりやすい

    住宅では、庭木やベランダ、屋根まわりが特に注意したい場所です。店舗やマンション、施設の場合は、出入り口付近や駐車場、通路の近くに巣があると、利用者や住民が威嚇される可能性があります。

    カラスの巣は自分で撤去していい?

    結論からいうと、巣の状態によって判断が変わります。作り始めの空の巣で、卵やヒナがいないことが明らかな場合は、撤去を検討できるケースもあります。しかし、卵やヒナがいる可能性がある場合は、自己判断で撤去するのは避けましょう。

    野鳥や卵、ヒナは法律で保護されています。カラスによる被害がある場合でも、勝手に捕獲したり、卵やヒナを取り除いたりすることはできません。自治体への相談や許可が必要になるケースもあります。

    また、法律面だけでなく安全面にも注意が必要です。カラスの巣は高い場所に作られることが多く、撤去には脚立やはしごを使うことがあります。作業中に親鳥が威嚇してきたり、足元が不安定になったりすると、転落事故につながるおそれがあります。

    次のような場合は、自分で撤去しない方が安全です。

    • 巣の中に卵やヒナがいる可能性がある
    • 親鳥が近くで鳴いている
    • カラスが頭上を飛んで威嚇してくる
    • 巣が高い木や屋根の上にある
    • 電柱や電線の近くに巣がある
    • 人通りの多い場所に巣がある
    • 撤去してよい状態か判断できない

    「空の巣に見えるから大丈夫」と思っても、近くに親鳥がいる場合や、中の様子が見えない場合は無理に触らないことが大切です。

    夏のカラスは凶暴?威嚇が増える理由

    カラスは春から初夏にかけて巣作りを行い、卵やヒナを守ります。そのため、巣の近くを人が通っただけでも、親鳥が危険だと判断して威嚇することがあります。

    威嚇のサインには、次のようなものがあります。

    ・近くで大きな声で鳴く
    ・頭上を旋回する
    ・後ろから低く飛んでくる
    ・木や電柱の上からこちらを見ている
    ・何度も同じ場所で鳴き続けている
    ・人やペットの近くをかすめるように飛ぶ

    カラスは、いきなり攻撃してくるというより、まずは鳴き声や飛び方で警告することが多いです。それでも人が巣に近づき続けると、さらに強い威嚇行動につながることがあります。

    カラスに威嚇されたときの対策

    カラスに威嚇されたときは、驚いて走ったり、石を投げたり、棒で追い払ったりしないようにしましょう。カラスを刺激すると、さらに警戒されるおそれがあります。

    STEP
    その場から静かに離れる

    まずは、巣やヒナがいる可能性のある場所からゆっくり離れます。走って逃げると転倒したり、カラスを刺激したりすることがあります。落ち着いて距離を取りましょう。

    STEP
    巣を見上げ続けない

    カラスは、巣を見られている、近づかれていると感じると警戒することがあります。巣の位置を確認したら、必要以上に見上げ続けないようにしましょう。

    STEP
    頭を守る

    カラスは後方や頭上から近づくことがあります。傘、帽子、カバンなどで頭を守ると安心です。手を上げて頭より高い位置を作るだけでも、接近を防ぎやすくなる場合があります。

    STEP
    通行ルートを変える

    巣の近くを通らずに済む場合は、しばらく迂回するのが安全です。特に子どもの通学路や犬の散歩コースに巣がある場合は、別のルートを選びましょう。

    STEP
    ペットや子どもを近づけない

    小さな子どもや犬は、カラスにとって予測できない動きをする存在です。巣やヒナの近くでは、ペットや子どもを近づけないようにしましょう。

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    カラス対策グッズは意味ある?

    カラス対策グッズには、防鳥ネット、反射テープ、鳥よけトゲ、忌避剤、音や光を使うグッズなどがあります。

    結論として、カラス対策グッズは予防や一時的な対策には役立つことがあります。しかし、すでに巣ができている場合や、卵・ヒナがいる可能性がある場合は、グッズだけで解決するのは難しいことがあります。

    たとえば、防鳥ネットはゴミ置き場を荒らされないようにするには有効です。ベランダや手すりに鳥よけトゲを設置すれば、カラスが止まりにくくなる場合もあります反射テープやキラキラしたグッズは、一時的に警戒させる効果が期待できます。

    一方で、カラスは学習能力が高い鳥です。最初は警戒しても、危険がないと分かると慣れてしまうことがあります。特に、巣やヒナを守っている時期は、多少の刺激では離れないこともあります。

    対策グッズで対応しやすいケース

    • まだ巣ができていない
    • ゴミ荒らしを防ぎたい
    • ベランダや手すりに止まるのを防ぎたい
    • カラスが休憩場所として来ている
    • 巣の撤去後に再発防止をしたい
    • 庭木や建物まわりを予防したい

    対策グッズだけでは難しいケース

    • すでに巣がある
    • 卵やヒナがいる可能性がある
    • 親鳥が威嚇してくる
    • 巣が高所にある
    • 何度も同じ場所に巣を作られる
    • 電線や電柱付近に巣がある
    • 近隣や通行人に危険が出ている

    対策グッズは「巣を作らせないための予防」として使うのが基本です。巣ができた後の対応や、威嚇が起きている状況では、無理にグッズだけで解決しようとしない方が安全です。

    業者へ相談すべきケース

    カラスの巣は、状況によっては自分で対応しない方がよいケースがあります。特に、巣の位置が高い場合や、親鳥が威嚇している場合は、専門業者への相談を検討しましょう。

    業者へ相談した方がよいケースは次の通りです。

    ・巣が高い木や屋根の上にある
    ・親鳥が威嚇して近づけない
    ・卵や雛がいるか判断できない
    ・巣を撤去してよい状態か分からない
    ・同じ場所に何度も巣を作られる
    ・フンや騒音、威嚇被害が続いている
    ・店舗や施設、マンションで利用者に危険がある
    ・自治体への相談や許可が必要か分からない
    ・電線や電柱付近え自分では対応できない

    専門業者に依頼するメリットは、次の通りです。

    • 高所作業の危険を避けられる
    • 巣の状態を確認してもらえる
    • カラスに威嚇されながら作業するリスクを減らせる
    • 再発しやすい場所を見直してもらえる
    • 庭木・ベランダ・ゴミ置き場などの予防策を相談できる
    • 店舗や集合住宅でも安全に対応を進めやすい

    特に、店舗や集合住宅、施設などでは、利用者や住民への安全確保も必要です。無理に自分で対応せず、早めに専門業者へ相談することで、被害の拡大や再発を防ぎやすくなります。

    カラスの巣を作らせないための予防策

    巣を作らせないためのチェックポイント

    カラスの巣対策は、巣作り前の予防が大切です。できている項目をクリックして確認しましょう。

    庭木・ベランダ・ゴミ置き場を早めに整えることが、カラス被害の再発防止につながります。

    カラスは、巣を作りやすい場所やエサを得やすい場所を覚えることがあります。庭木・ベランダ・ゴミ置き場を早めに整えることが、再発防止につながります。

    よくある質問

    カラスの巣は空なら撤去してもいいですか?

    空の巣で、卵やヒナがいないことが明らかな場合は、撤去を検討できることがあります。ただし、中の状態が分からない場合や親鳥が近くにいる場合は、自己判断で触らない方が安全です。

    カラス対策グッズだけで巣を防げますか?

    巣作り前の予防には役立つことがあります。ただし、すでに巣がある場合や、卵・ヒナがいる可能性がある場合は、対策グッズだけで解決するのは難しいことがあります。

    夏のカラスは本当に危険ですか?

    夏だけが危険というより、繁殖期から巣立ちの時期に警戒心が強くなります。巣やヒナの近くでは威嚇されることがあるため、近づきすぎないようにしましょう。

    カラスに威嚇されたらどうすればいいですか?

    巣の近くから静かに離れましょう。走ったり、追い払おうとしたりせず、傘や帽子で頭を守りながら迂回するのが安全です。

    業者に依頼する目安はありますか?

    高所に巣がある、親鳥が威嚇してくる、卵やヒナの有無が分からない、何度も同じ場所に巣を作られる場合は、早めに相談した方が安心です。

    3ステップで簡単お見積り

      ※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。

      まとめ

      カラスの巣を見つけたときは、すぐに自分で撤去しようとせず、巣の場所や状態を確認することが大切です。特に、卵やヒナがいる可能性がある場合は、勝手に撤去しないようにしましょう。

      カラス対策で押さえておきたいポイントは、次の通りです。

      ・巣を見つけたら、まずは離れた場所から確認する
      卵やヒナがいる可能性のある巣には触らない
      対策グッズは、巣作り前の予防やゴミ荒らし対策に使う
      ・親鳥が威嚇している場合は、無理に近づかない
      ・高所や再発している巣は、専門業者へ相談する

      カラス対策グッズは、防鳥ネットや反射材、鳥よけトゲなど、予防には役立つことがあります。しかし、すでに巣ができている場合や、親鳥が威嚇している場合は、グッズだけで対応するのは難しいことがあります

      また、夏のカラスが凶暴に見えるのは、巣やヒナを守るために警戒心が強くなっていることが理由です。危険を感じたら、通行ルートを変えたり、帽子や傘で頭を守ったりして、安全を優先しましょう。

      高所に巣がある、卵やヒナの有無が分からない、威嚇被害がある、何度も同じ場所に巣を作られる場合は、専門業者へ相談するのが安心です。無理に自分で対応せず、状況に合った方法でカラス被害を防ぎましょう。

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      山田 太郎

      この記事の作成者

      鈴木 海斗

      害虫害獣駆除センター 研究員

      害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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