
はじめに
玄関先や軒下、店舗の入口付近にツバメの巣ができると、「撤去してもいいの?」「フン汚れはどうすればいいの?」と迷う方も多いでしょう。
ツバメは春から夏にかけて繁殖期を迎え、4月〜8月ごろに巣作りや子育てが見られます。特に6月〜7月は、すでに巣が完成していたり、ヒナが育っていたりする時期です。そのため、玄関先や軒下、店舗の入口付近でフン被害に気づきやすくなります。
また、ツバメは年に1〜2回、多い場合は3回繁殖することもあるため、初夏以降に新たな巣やヒナを見かけるケースもあります。
ツバメは身近な野鳥ですが、巣の場所によってはフン汚れや悪臭、衛生面の不安につながることがあります。
ただし、ヒナや卵がいるツバメの巣は、自己判断で撤去しないようにしましょう。野鳥や卵は法律で保護されており、許可なく撤去すると鳥獣保護管理法に違反する可能性があります。
フン被害が気になる場合でも、まずは自治体や鳥害対策に対応している専門業者へ相談し、巣立ち後の撤去や清掃、再発防止を検討することが大切です。
この記事では、ツバメの巣を見つけたときの注意点、フン被害を防ぐ方法、専門業者へ相談すべきケースを分かりやすく解説します。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。
ツバメはどんな場所に巣を作る?

ツバメは、雨風を避けやすく、外敵から身を守りやすい場所に巣を作ります。住宅や店舗の近くに巣を作ることも多く、人の出入りがある場所でも、天敵が近づきにくいと判断すると巣作りすることがあります。
ツバメが巣を作りやすい場所
・玄関まわり
・軒下
・ベランダ
・車庫/ガレージ
・店舗の入口付近
・倉庫や作業場の出入口
・駐車場の屋根下
・人通りが少ない建物のすみ

ツバメの巣を見つけたら最初に確認すること
ツバメの巣を見つけたときは、すぐに撤去しようとせず、まず巣の状態を確認しましょう。特に重要なのは、卵やヒナがいるかどうかです。
確認したいポイント
- 親鳥が頻繁に出入りしている
- ヒナの鳴き声がする
- 巣の下に新しいフンが落ちている
- 巣の中で動きがある
- 巣がまだ作りかけの状態
- すでに巣立った後の空の巣
- 人の出入りに支障が出ている
- 高所作業が必要な場所にある
中の状態が分からない場合は、無理に触らないようにしましょう。
ツバメの巣で起こりやすい被害
ツバメの巣そのものが建物を大きく壊すことは多くありません。しかし、巣の場所によっては生活や営業に支障が出ることがあります。
主な被害
・玄関や床がフンで汚れる
・外壁や看板にフンが付着する
・単材やフンが落ちる
・悪臭が気になる
・来客や利用者が不快に感じる
・清掃してもすぐに汚れる
・虫やダニなどの二次被害が心配になる
特に、巣の下が玄関、店舗入口、駐車場、洗濯物干し場になっている場合は注意が必要です。毎日フンが落ちる状態になると、見た目だけでなく衛生面の不安も出てきます。
ツバメの巣は撤去していい?法律上の注意点
ツバメは野鳥です。卵やヒナがいる巣を、自己判断で撤去することは避けなければなりません。
野鳥や卵は法律で保護されています。巣の中に卵やヒナがいる場合は、勝手に撤去すると鳥獣保護管理法に違反する可能性があります。
自治体でも、卵やヒナがいる野鳥の巣を許可なく撤去することは禁止と案内されています。長岡京市の案内では、違反した場合に1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金となる可能性があるとされています。
つまり、ツバメの巣は「邪魔だからすぐ撤去する」という考え方ではなく、巣の状態を確認したうえで対応を判断することが大切です。
撤去を検討できるケース・避けるべきケース

ツバメの巣は、状態によって対応が変わります。判断に迷う場合は、無理に作業しないことが大切です。
撤去を検討できるケース
・巣作りの初期段階で、卵やヒナがいない
・巣立ち後で、巣が空になっている
・巣の中に卵やヒナが残っていないことを確認できる
・フン被害や衛生面の問題が続いている
・建物管理上、再発防止が必要
撤去を避けるべきケース
・卵やヒナがいる
・親鳥が何度も戻ってくる
・巣の中が見えない
・高所作業になる
・巣の近くを人が頻繁に通る
・店舗や施設で利用者の安全に関わる
「空の巣に見える」と思っても、親鳥が近くにいる場合や、中の状態を確認できない場合は注意が必要です。自分で判断しにくいときは、専門業者へ相談しましょう。
ツバメのフンによる衛生リスク
フンは見た目が悪いだけでなく、放置するとにおいや汚れの原因になります。また、野鳥のフンには菌やウイルスなどが含まれている可能性があり、乾燥したフンが舞い上がると、それを吸い込むことで体調面の不安につながることもあります。
過度に怖がる必要はありませんが、素手で触ったり、乾いたフンをそのまま掃き上げたりするのは避けましょう。
フン清掃で注意したいこと
- 素手で触らない
- マスクと手袋を着用する
- 乾いたフンをそのまま掃き上げない
- 水で湿らせてから処理する
- 清掃後は手洗い・消毒を行う
- 広範囲の汚れや高所は無理に作業しない
特に、店舗や施設では、来客や利用者への印象にも関わります。フン被害が続く場合は、フン受けの設置や養生、巣立ち後の清掃、再発防止まで考えることが大切です。
ツバメのフン被害を防ぐ方法
巣に卵やヒナがいる場合、すぐに撤去できないことがあります。その場合でも、フン被害を軽減する方法はあります。
巣の下に板や受け皿を設置すると、床や玄関まわりへのフン汚れを軽減できます。段ボールやプラスチック板、防水シートなどを使う方法もあります。
ただし、巣に近づきすぎると親鳥を刺激することがあります。設置する場合は、巣の状態や場所に注意しましょう。
新聞紙、シート、段ボール、防水シートなどで一時的に保護します。店舗の場合は、見た目にも配慮した養生が必要です。
入口まわりであれば、利用者の歩行を妨げない位置に設置しましょう。
フンを放置すると、においや汚れが残りやすくなります。乾いて舞い上がる前に、手袋やマスクを使って清掃しましょう。
高所や広範囲の清掃は無理をせず、専門業者への相談も検討してください。
巣立ち後は、巣材やフンを取り除き、必要に応じて清掃や消毒、再発防止対策を検討します。
巣立ち後の対応を怠ると、翌年以降も同じ場所に巣を作られることがあります。
鳥よけグッズは効果ある?
ツバメ対策では、防鳥ネット、反射材、鳥よけトゲ、テグスなどのグッズが使われることがあります。
ただし、卵やヒナがいる巣に対して、無理に設置するのは避けましょう。鳥よけグッズは、基本的に巣作り前の予防や巣立ち後の再発防止として使うのが自然です。

グッズで対応しやすいケース
・まだ巣が作られていない
・毎年同じ場所に巣を作られる
・巣立ち後に再発防止したい
・ベランダや軒下に止まりにくくしたい
・フン被害を予防したい
グッズだけでは難しいケース
・すでに巣がある
・卵やヒナがいる
・高所に設置が必要
・店舗や施設で見た目にも配慮が必要
・毎年再発してる
・巣の状態が分からない
グッズを使う場合も、ツバメが子育て中かどうかを確認することが大切です。
巣立ち後にやるべき再発防止
ツバメの巣は、巣立ち後の対応が大切です。そのままにしておくと、翌年以降も同じ場所に巣を作られる可能性があります。
巣立ち後のチェックポイント
巣立ち後に清掃と再発防止をしておくことで、翌年の被害を減らしやすくなります。
専門業者へ相談した方がよいケース

次のような場合は、自分だけで対応しようとせず、専門業者への相談を検討しましょう。
- 高い場所に巣がある
- 巣の中に卵やヒナがいるか分からない
- フン被害が広がっている
- 店舗や施設の入口付近に巣がある
- 毎年同じ場所に巣を作られる
- ダニや虫などの二次被害が心配
- 清掃や消毒までまとめて相談したい
- 再発防止まで考えたい
- 撤去してよい状態か判断できない
専門業者に相談するメリットは、巣の撤去だけではありません。巣の状態確認、フン清掃、再発防止、建物まわりの確認まで相談しやすくなります。
よくある質問
-
ツバメの巣は縁起がいいと聞きますが、撤去してもいいですか?
-
卵やヒナがいる巣を勝手に撤去するのは避けましょう。フン被害がある場合は、まず巣の状態を確認することが大切です。
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ツバメの巣の下がフンで汚れる場合はどうすればいいですか?
-
フン受けやシートを設置し、床や壁が汚れないように保護しましょう。巣立ち後には清掃や再発防止を検討します。
-
ツバメの巣はいつ撤去しやすいですか?
-
基本的には、巣立ち後に巣が空になってからの対応が安全です。卵やヒナがいる可能性がある場合は、自治体や専門業者に相談しましょう。
-
鳥よけグッズでツバメの巣作りは防げますか?
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巣作り前や巣立ち後の再発防止には役立つことがあります。ただし、すでに卵やヒナがいる巣に対して無理に設置するのは避けましょう。
-
フンを掃除するときに注意することはありますか?
-
素手で触らず、マスクや手袋を着用しましょう。乾いたフンをそのまま掃くと舞い上がることがあるため、水で湿らせてから処理すると安心です。
-
店舗の入口にツバメの巣がある場合はどうすればいいですか?
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利用者へのフン被害や衛生面の問題があるため、まずはフン受けや養生で被害を抑えましょう。巣の状態が分からない場合や高所にある場合は、専門業者へ相談するのが安心です。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。
まとめ

ツバメの巣は、縁起がよいといわれる一方で、場所によってはフン汚れ、悪臭、衛生面の不安、店舗や施設の印象低下につながることがあります。
ただし、ツバメは飛んでいる小さな虫を食べてくれる身近な益鳥でもあります。生活や営業に大きな支障がない場所であれば、フン受けや養生で汚れを防ぎながら、巣立ちまで見守る選択もあります。
フン被害が気になる場合は、フン受けや養生で汚れを防ぎ、巣立ち後に清掃や再発防止を行う流れが安全です。
高所に巣がある、卵やヒナの有無が分からない、店舗や施設で衛生面が気になる、毎年同じ場所に巣を作られる場合は、専門業者へ相談するのが安心です。無理のない範囲で共生しながら、ツバメの巣とフン被害に対応しましょう。
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