ネズミが一度駆除しても再発する家の共通点とは?原因と防止策を解説

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はじめに

「ネズミを駆除したはずなのに、また天井裏から音がする」
「しばらく出ていなかったのに、またフンのようなものを見つけた」

このように、一度ネズミを駆除しても、しばらくしてから再発するケースは少なくありません。
ネズミ被害は、目の前のネズミを捕獲しただけでは完全に解決しないことがあります。

この記事では、ネズミが一度駆除しても再発する原因と、再発を防ぐための対策について詳しく解説します。

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    ネズミは一度駆除しても再発することがある

    ネズミ被害は、「捕まえたから終わり」「姿を見なくなったから安心」とは限りません。

    ネズミは小さな隙間から侵入し、天井裏や床下、壁の中など人目につきにくい場所に潜みます。
    そのため、室内で見かけたネズミを駆除できても、建物内に別の個体が残っていたり、外から再び侵入されたりすることがあります。

    再発を防ぐには、ネズミを駆除するだけでなく、どこから入ってきたのか、再び住み着く環境が残っていないかを確認することが大切です。

    ネズミは安全な場所や餌場を覚えやすい

    ネズミは、餌を得られる場所や外敵から身を隠せる場所を覚えやすい動物です。

    一度、住宅内を安全な場所だと認識すると、同じ場所や周辺に再び現れることがあります。
    特に、食べ物が手に入りやすく、暖かくて静かな天井裏や床下は、住み着きやすい環境です。

    駆除だけでは根本解決にならないケースもある

    粘着シートや毒餌などでネズミを捕獲できても、侵入口が残っていれば、外から別のネズミが入り込む可能性があります。

    また、巣やフン尿が残っていると、衛生被害や悪臭の原因になるだけでなく、再発リスクが残ることもあります。

    ネズミ対策では、捕獲・追い出し・侵入口封鎖・清掃・消毒までをセットで考えることが重要です。

    秋冬は住宅内に侵入しやすい

    ネズミは一年を通して発生しますが、特に秋冬は暖かい場所を求めて住宅内に入りやすくなります。

    天井裏や床下、壁の中は、ネズミにとって隠れやすく安全な場所です。
    ただし、春や夏でも餌や隠れ場所があれば再発するため、季節に関係なく対策が必要です。

    ネズミの活動時期・繁殖期・対策におすすめの時期

    ネズミは一年を通して活動しますが、春と秋は繁殖に注意したい時期です。秋から冬にかけては暖かい場所を求めて住宅内へ侵入しやすくなるため、早めの点検・侵入口封鎖・清掃が再発防止につながります。

    対策
    おすすめ
    点検・駆除
    1月
    対策
    おすすめ
    点検・封鎖
    2月
    繁殖
    注意
    繁殖注意
    3月
    繁殖
    注意
    繁殖注意
    4月
    繁殖
    注意
    繁殖注意
    5月
    活動
    注意
    活動注意
    6月
    活動
    注意
    活動注意
    7月
    秋前
    点検
    予防点検
    8月
    侵入
    注意
    侵入注意
    9月
    繁殖
    侵入
    最大警戒
    10月
    繁殖
    侵入
    最大警戒
    11月
    冬の
    点検
    点検・封鎖
    12月
    活動注意:一年を通して発生に注意 繁殖注意:春の繁殖に注意 最大警戒:秋の繁殖・屋内侵入に注意 対策おすすめ:点検・封鎖・清掃に向く時期
    1〜2月
    繁殖前の点検・駆除

    春の繁殖前に、フン・足跡・侵入口を確認。早めに封鎖しておくと再発防止につながります。

    3〜5月
    春の繁殖期に注意

    天井裏や床下で物音がする場合は要注意。巣やフン尿が残っていないか確認しましょう。

    8〜9月
    秋冬前の予防点検

    気温が下がる前に、外壁・配管まわり・通気口・屋根まわりの隙間を確認します。

    10〜12月
    屋内侵入・再発に警戒

    暖かい場所を求めて住宅内へ侵入しやすい時期。音やフンを見つけたら早めに対策しましょう。

    ポイント:ネズミは通年で活動しますが、春と秋は繁殖に注意したい時期です。特に秋冬は住宅内への侵入や再発が起こりやすいため、8〜9月ごろに侵入口の点検・封鎖をしておくと安心です。

    ネズミが一度駆除しても再発する共通点【原因と対策】

    ここでは、ネズミが再発する主な共通点と原因・対策を紹介します。

    原因① 侵入口が完全に塞がれていない

    ネズミが再発する大きな原因は、侵入口の見落としです。

    ネズミは、配管まわり、通気口、換気扇、屋根まわり、外壁のひび割れ、基礎まわりの隙間などから侵入します。

    一度駆除しても、侵入口が残ったままだと、別のネズミが再び入り込む可能性があります。

    対策:建物全体の隙間を確認し、侵入口を塞ぐ

    対策法

    再発を防ぐには、ネズミが入り込める隙間を確認し、封鎖することが重要です。
    特に、配管まわり・通気口・換気扇・エアコン配管・基礎まわり・屋根や軒天の隙間は確認しましょう。
    封鎖には、金網、防鼠ブラシ、パテ、金属製の部材などが使われます。
    侵入口は一箇所とは限らないため、建物全体を確認することが大切です。


    原因② 食べ物やゴミの管理が不十分

    ネズミは、餌を求めて住宅内に侵入します。

    生ゴミ、食べかけの食品、ペットフード、米や乾麺などの食品ストックは、ネズミにとって餌になります。
    食品を袋のまま保管していたり、ゴミ箱のふたが開いていたりすると、ネズミを呼び寄せる原因になります。

    対策:食品は密閉し、ゴミをこまめに処分する

    対策法

    食品は袋のまま置かず、密閉容器に入れて保管しましょう。
    生ゴミはふた付きのゴミ箱に入れ、こまめに処分します。
    ペットフードを出しっぱなしにしない、食べこぼしを放置しない、キッチンまわりを清潔に保つことも再発防止につながります。


    原因③ 天井裏や床下に巣を作りやすい環境がある

    天井裏や床下は、人の出入りが少なく、暗くて静かな場所です。

    断熱材や紙類、布類、段ボールなどがあると、ネズミが巣材として利用することがあります。

    室内で見かけたネズミを駆除できても、天井裏や床下に巣やフン尿が残っていると、再発の原因になることがあります。

    対策:天井裏や床下を点検し、巣やフン尿を清掃する

    対策法

    駆除後は、天井裏や床下に巣やフン尿が残っていないか確認しましょう。
    フン尿を放置すると、悪臭や衛生被害の原因になります。
    清掃時は、素手で触らず、手袋やマスクを着用することが大切です。

    大量のフンがある場合や、天井裏・床下など作業しにくい場所に被害がある場合は、無理に自分で対応せず、専門業者に相談しましょう。


    原因④ 築年数が古く、建物に隙間ができている

    築年数が経過した住宅は、外壁や基礎、屋根まわりなどに隙間ができやすくなります。

    外壁のひび割れ、軒天の破損、基礎まわりの隙間などは、ネズミの侵入経路になることがあります。

    対策:建物の劣化部分を補修する

    対策法

    再発防止には、侵入口だけでなく、建物の劣化部分も確認することが大切です。外壁のひび割れ、基礎まわりの隙間、軒天の破損、屋根まわりの隙間などを点検し、必要に応じて補修しましょう。特に築年数が古い住宅では、見えない部分に隙間ができている場合があります。


    原因⑤ 周辺環境にネズミが多い

    自宅の中をきれいにしていても、周辺環境にネズミが多いと再発することがあります。

    飲食店、ゴミ置き場、空き家、空き店舗、河川や水路、住宅密集地などが近い場合は、ネズミが発生しやすい環境といえます。

    対策:外まわりの管理と定期点検を行う

    対策法

    周辺環境にネズミが多い場合は、家の中だけでなく外まわりの管理も重要です。
    庭や建物まわりにゴミや不要な荷物を置かないようにし、ネズミの隠れ場所を減らしましょう。
    また、通気口や基礎まわり、外壁の隙間などを定期的に確認することも大切です。


    原因⑥ 市販の罠や忌避剤だけで対策している

    市販の粘着シートや忌避剤で、一時的にネズミが見えなくなることはあります。

    しかし、捕獲できても侵入口が残っていれば、別のネズミが入ってくる可能性があります。
    忌避剤も、効果が届かない場所に移動されたり、においに慣れたりすることがあります。

    対策:捕獲だけでなく、侵入経路の特定まで行う

    対策法

    再発を防ぐには、目の前のネズミを捕獲するだけでなく、どこから入ってきたのかを確認することが重要です。
    侵入経路がわからないまま対策しても、再び同じ場所から侵入される可能性があります。
    何度も再発している場合は、建物全体の調査を検討しましょう。


    原因⑦ 駆除後の清掃や消毒が不十分

    ネズミを捕獲しても、フン尿や巣、体臭などが残っていると、衛生面の不安が残ります。

    天井裏や床下にフン尿が残っている場合、悪臭やダニ・雑菌の発生につながることもあります。

    対策:駆除後はフン尿・巣の撤去と消毒まで行う

    対策法

    ネズミの再発を防ぐためには、駆除後の清掃と消毒も大切です。
    フンや尿、巣材を撤去し、必要に応じて消毒を行うことで、衛生面のリスクを減らせます。大量のフンがある場合や、天井裏・床下など作業しにくい場所に被害がある場合は、専門業者に相談すると安心です。



    ネズミが再発している可能性があるサイン

    ネズミの再発は、早めに気づくことが大切です。
    以下のようなサインがある場合は、再発している可能性があります。

    天井裏や壁の中から音がする

    夜間に天井裏や壁の中から、カサカサ、ドタドタ、カリカリといった音がする場合は注意が必要です。

    ネズミは夜行性のため、人が寝静まった時間帯に活動することが多いです。

    新しいフンや尿の跡がある

    以前掃除した場所に新しいフンが落ちている場合、ネズミが再び出入りしている可能性があります。

    キッチンの隅、収納の中、冷蔵庫の裏、天井裏、床下点検口付近などは確認しておきたい場所です。

    食品袋や配線にかじられた跡がある

    食品袋に穴が空いている、段ボールがかじられている、電気コードに傷がある場合は、ネズミが活動している可能性があります。

    特に電気コードのかじり跡は、漏電や火災につながるおそれがあるため注意が必要です。

    以前と同じ場所で気配を感じる

    過去にネズミ被害があった場所で、再び物音やフン、においを感じる場合は注意が必要です。

    同じ侵入口が使われている、または以前の対策が不十分だった可能性があります。


    ネズミの再発を放置すると起こる被害

    ネズミの再発を放置すると、衛生被害や建物被害につながることがあります。

    フンや尿による衛生被害

    ネズミのフンや尿を放置すると、悪臭や衛生被害の原因になります。

    キッチンや食品庫の近くにフンがある場合、食品や調理器具が汚染されるおそれもあります。

    ダニ・雑菌・悪臭が発生する

    ネズミが住み着くと、ダニや雑菌、悪臭の問題も起こりやすくなります。

    駆除後に清掃や消毒を行わないと、衛生面の不安が残ることがあります。

    天井裏の騒音がストレスになる

    ネズミは夜間に活動することが多いため、天井裏や壁の中で走り回る音が睡眠の妨げになることがあります。

    再発を繰り返すと、「また出たのではないか」という不安も強くなります。

    断熱材や建材が傷むことがある

    天井裏や床下に侵入したネズミは、断熱材をかじったり、巣材として持ち出したりすることがあります。

    建材へのダメージが広がる前に、早めの対策が大切です。


    何度もネズミが再発する場合は専門業者への相談も検討を

    市販の罠や忌避剤を使っても何度もネズミが出る場合は、自力対策だけでは限界がある可能性があります。
    特に、天井裏や床下、壁の中に侵入されている場合、目に見える範囲だけを対策しても根本解決につながらないことがあります。

    自力対策では限界があるケースもある

    以下のような場合は、専門的な調査が必要になることがあります。

    業者に調査を依頼すべき?チェックリスト
    以下のような場合は、専門的な調査が必要になることがあります。
    当てはまる項目にチェックを入れてください。
    • 天井裏や壁の中から音がする
    • 侵入口がどこかわからない
    • 駆除しても何度も再発する
    • フンや尿の量が多い
    • 配線や断熱材に被害がある
    • 家の外周に隙間が多い
    • 周辺環境にネズミが多い
    チェックした項目 0 / 7 項目
    現時点では自力での対策も検討できます。まず市販の忌避剤や粘着トラップを試してみましょう。症状が続く場合は専門業者への相談もおすすめです。
    複数の項目に該当しています。自力対策だけでは解決が難しいケースも考えられます。専門業者による点検・見積もりを検討することをおすすめします。
    多くの項目に該当しています。被害が広がっている可能性があります。早めに専門業者へ調査を依頼することを強くおすすめします。

    再発防止には侵入経路の特定が重要

    ネズミの再発を防ぐには、どこから侵入しているのかを特定することが重要です。

    侵入経路がわからないまま駆除をしても、再び同じ場所から入られる可能性があります。侵入口が複数ある場合は、一箇所だけ塞いでも再発することがあります。

    捕獲・封鎖・清掃・消毒まで対応できる業者を選ぶ

    ネズミ対策では、捕獲だけでなく、侵入口の封鎖や清掃、消毒まで対応できる業者を選ぶことが大切です。

    業者を選ぶ際は、以下の点を確認すると安心です。

    • 侵入経路の調査をしてくれるか
    • 侵入口の封鎖まで対応しているか
    • フン尿や巣の清掃に対応しているか
    • 消毒や衛生対策もできるか
    • 再発保証やアフター点検があるか
    • 見積もり内容が明確か
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      よくある質問(FAQ)

      ネズミは一度駆除しても再発することがありますか?

      はい、再発することがあります。
      ネズミを捕獲できても、侵入口や餌になるもの、巣を作りやすい環境が残っていると、別のネズミが再び侵入する可能性があります。再発を防ぐには、駆除だけでなく侵入口の封鎖や清掃、環境改善まで行うことが大切です。

      ネズミが再発しやすい家にはどんな特徴がありますか?

      侵入口が残っている家、食品やゴミの管理が不十分な家、天井裏や床下に巣を作りやすい環境がある家は再発しやすい傾向があります。また、築年数が古い住宅や、周辺に飲食店・空き家・河川・ゴミ置き場などがある場合も注意が必要です。

      何度もネズミが再発する場合は業者に相談した方がいいですか?

      一番大切なのは、侵入口を塞ぐことです。
      ただし、侵入口の封鎖だけでなく、食品やゴミの管理、フン尿や巣の清掃、天井裏や床下の点検もあわせて行うことで、再発リスクを下げやすくなります。


      まとめ

      ネズミは、一度駆除しても再発することがあります。

      特に、侵入口が残っている、餌やゴミの管理が不十分、天井裏や床下に巣を作りやすい環境がある、周辺にネズミが多いといった場合は、再発リスクが高くなります。

      ネズミ被害を防ぐには、目の前のネズミを駆除するだけでなく、侵入口の封鎖、フン尿や巣の清掃、食品やゴミの管理、定期的な点検まで行うことが大切です。

      何度もネズミが再発している場合は、自力対策だけでは根本的な解決が難しいケースもあります。

      「また出たかもしれない」と感じたら、早めに原因を確認し、再発防止まで含めた対策を行いましょう。

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      山田 太郎

      この記事の作成者

      鈴木 海斗

      害虫害獣駆除センター 研究員

      害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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