埼玉県でハクビシンに注意!屋根裏に住み着く原因・対策・補助金まで解説

目次

はじめに

埼玉県では、住宅街でもハクビシンによる被害が確認されています。
夜になると天井裏から物音がする、天井にシミがある、家の周囲にフンが落ちている場合は、
ハクビシンが屋根裏に侵入している可能性があります。

本記事では、埼玉県でハクビシン被害が起こる理由や住み着くサイン、自分でできる対策、自治体への相談や補助金の確認ポイントまでわかりやすく解説します。

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    埼玉県でハクビシン被害に注意が必要な理由

    埼玉県では、ハクビシンによる農作物被害や住宅への侵入被害が確認されていて、
    県の公表情報でも、アライグマやハクビシンの被害は県内全域に広がっているとされています。

    ハクビシンは果樹や野菜などを食べるだけでなく、人家の屋根裏や天井裏に入り込むこともあります。
    埼玉県内には住宅地と畑・緑地が近い地域も多いため、エサや休み場所を求めて住宅街に現れるケースにも注意が必要です。

    埼玉県におけるハクビシンの農作物被害額の推移

    埼玉県におけるハクビシンの農作物被害額の推移

    1200 1000 800 600 400 200 0
    1,050万円
    令和元年度
    517万円
    令和2年度
    673万円
    令和3年度
    941万円
    令和4年度
    564万円
    令和5年度
    938万円
    令和6年度

    年度

    令和元年度 1,050万円
    令和2年度 517万円
    令和3年度 673万円
    令和4年度 941万円
    令和5年度 564万円
    令和6年度 938万円

    出典:埼玉県公表資料(農作物被害金額)

    ハクビシンによる農作物被害額は年度によって増減がありますが、令和6年度は938万円となっており、令和5年度の564万円から大きく増加しています。

    埼玉県では、ハクビシンを含む野生鳥獣による被害が各地で確認されていて、
    埼玉県の公表資料によると、令和6年度の野生鳥獣による農作物被害は県内45市町村から報告されており、被害金額は約8,286万円、被害面積は約33.3haにのぼります。

    ハクビシンとはどんな動物?

    ハクビシンの特徴

    ハクビシンは、顔の中央に白い筋がある中型の哺乳類です。

    • 体長は約50〜75cmで、しっぽを含めると1m近くになることもある
    • 体の大きさはネコと同じくらい
    • 夜行性で、日中は樹洞・岩穴・屋根裏などで休む
    • 夜になるとエサを探して活動する
    • 木登りが得意で、雨樋や柱を伝って屋根へ移動することがある
    • 春から秋にかけて繁殖することがあり、屋根裏で子育てする場合もある

    食性は雑食性ですが、特に果実を好みます。
    柿、ビワ、ブドウ、ミカン、トウモロコシ、トマトなどを食べることがあり、家庭菜園や果樹のある庭では被害に注意!

    夜になると天井から音がする…その正体はハクビシンかも

    ハクビシン被害でよくある相談のひとつが、天井裏から聞こえる物音です。

    特に夜間から明け方にかけて、次のような音がする場合は注意が必要です。

    • 天井裏をドタドタ走る音がする
    • ガサガサと何かが動く音がする
    • 屋根の上を歩くような音がする
    • キーキー、キュッキュッという鳴き声がする
    • 明け方になると音が静かになる

    ハクビシンは夜行性のため、昼間よりも夜に活動音が目立ちやすい動物です。
    ネズミよりも体が大きいため、足音も比較的大きく聞こえることがあります。

    物音の原因は他にある可能性も

    天井裏の物音の原因は必ずハクビシンとは限りません。
    ネズミ、アライグマ、イタチ、コウモリなどが侵入して入り可能性も考えられますので、天井裏の物音が続く場合は原因を調べることが大切です。

    ハクビシンが屋根裏に住み着く原因

    住宅の屋根裏や天井裏は、雨風をしのげるうえ、人の出入りも少ない場所です。
    ハクビシンにとっては、昼間に休む場所や子育ての場所として都合がよい環境になってしまうことがあります。

    特に注意したい侵入口は、次のような場所です。

    • 屋根と外壁の隙間
    • 軒下の破損部分
    • 換気口や通風口
    • 戸袋や雨戸まわり
    • 壊れた外壁や板金部分
    • 増改築部分の取り合い
    • 劣化した屋根まわりの隙間

    また、庭木や雨樋が屋根への移動ルートになることもあります。
    木の枝が屋根に接していると、ハクビシンが枝を伝って屋根へ移動しやすくなります。
    雨樋や柱を登って軒下に入り込むこともあるため、建物の外まわりの環境も重要です。

    ハクビシンが家に住み着くと起こる被害

    ハクビシンが家に住み着くと、まず気づきやすいのが騒音被害です。

    しかし、問題は音だけではありません。
    特に注意したい被害は以下の通りです。

    • 夜間の騒音
    • 糞尿による悪臭
    • 天井や壁のシミ
    • 断熱材の汚損
    • ダニやノミの発生
    • 害虫や雑菌による衛生リスク
    • 建物内部の汚れや劣化
    • 修繕費用の増加

    屋根裏は普段見えない場所なので、被害に気づいた時にはすでに糞尿がたまっていたり、断熱材が汚れていたりすることがあります。

    自分でできるハクビシン対策

    ハクビシンを家に近づけないためには、まずエサと侵入経路を減らすことが大切です。

    エサになるものを放置しない

    庭に落ちた果実や野菜くず、生ごみ、ペットフードなどはハクビシンを引き寄せる原因になります。
    屋外に食べ物を置かないようにし、収穫しきれなかった果実や落下した果実は早めに片付けましょう。

    特に夜間にエサがある状態は避けることが大切です。
    ペットフードを外に置いたままにしたり、ふたのないゴミ箱を使ったりすると、ハクビシンだけでなく他の害獣を呼び寄せる原因にもなります。

    庭木を剪定して屋根への動線を減らす

    木の枝が屋根に接していると、ハクビシンが枝を伝って屋根へ移動しやすくなります。
    庭木は定期的に剪定し、屋根や外壁に触れないようにしておきましょう。

    雨樋や柱も移動経路になることがあるため、家の外まわりを点検し、動物が登りやすい環境になっていないか確認することも大切です。

    屋根や換気口などの隙間を確認する

    ハクビシンは小さな隙間からでも侵入することがあります。
    換気口、通風口、軒下、屋根と外壁の取り合い部分などに隙間がないか確認しましょう。

    ただし、すでに屋根裏にハクビシンがいる場合は、すぐに侵入口を塞ぐのは避けてください。
    中にいる状態で塞いでしまうと、屋根裏に閉じ込めてしまい、建物内で暴れたり、別の場所を壊して出ようとしたり、死骸や悪臭の原因になったりすることがあります。

    侵入口の封鎖は、追い出しや捕獲、清掃、消毒の後に行うのが基本です。

    無許可で捕獲しない

    ハクビシンは野生鳥獣にあたるため、原則として許可なく捕獲することはできません。
    見つけたからといって、自分で捕まえたり傷つけたりするのは避けましょう。

    市役所や専門業者に相談し、法律に沿った方法で対応することが大切です。

    埼玉県の自治体はハクビシン駆除に対応してくれる?

    ハクビシン被害が出た場合は、まずお住まいの自治体へ相談できる場合があります。
    ただし、対応範囲は市町村によって異なり、目撃しただけでは捕獲の対象にならないこともあります。

    一般的には、家屋への侵入、糞尿被害、農作物被害などの実害がある場合に、相談や捕獲許可の対象となるケースがあります。

    自治体によっては捕獲器の貸出や防除の助言を行う一方で、屋根裏の調査、清掃、消毒、侵入口封鎖までは対応していない場合もあります。

    相談する際は、ハクビシン被害が対象になるか、捕獲器の貸出があるか、捕獲後の対応や補助金制度があるかを確認しておきましょう。
    住宅内に住み着いている場合は、自治体への相談とあわせて専門業者への依頼も検討することが大切です。

    埼玉県でハクビシンを捕獲したい場合の流れ

    ハクビシンは、見つけたからといって自由に捕獲できる動物ではありません。鳥獣保護管理法の対象となるため、捕獲には原則として許可が必要です。

    1. 1

      被害状況を確認する

      天井裏の物音、糞尿、農作物の食害、屋根や軒下の侵入跡などがあるか確認します。

    2. 2

      市町村の窓口へ相談する

      お住まいの自治体の環境課・生活環境課・農政課などへ相談します。自治体によって対応範囲が異なるため、まずは被害状況を伝えて確認しましょう。

    3. 3

      必要に応じて捕獲許可の申請を行う

      実害があると判断された場合、有害鳥獣捕獲許可の申請が必要になることがあります。申請方法や必要書類は市町村によって異なります。

    4. 4

      許可を得たうえで捕獲・防除を行う

      捕獲器の設置や捕獲方法は、自治体の案内に従って行います。自己判断で捕獲・処分することは避けましょう。

    5. 5

      清掃・消毒・侵入口封鎖を行う

      捕獲後も、糞尿の清掃や消毒、侵入口の封鎖をしないと再び侵入される可能性があります。再発防止まで行うことが大切です。

    自治体によって対応範囲は異なります。屋根裏の調査・清掃・消毒・侵入口封鎖まで必要な場合は、専門業者への相談も検討しましょう。

    埼玉県内でハクビシン対策の補助金は使える?

    ハクビシン対策の補助金や助成制度は、埼玉県内でも市町村によって異なります。
    県全体で一律に使える制度ではなく、自治体ごとに対象条件や補助内容を確認しましょう。

    たとえば熊谷市では、アライグマ・ハクビシンによる家屋への侵入被害を防ぐため、防除補助金制度を設けています。現地調査、追い出し、捕獲・処分、清掃・消毒、侵入口封鎖などが対象になる場合があります。

    一方で、補助制度がない自治体や、捕獲器の貸出のみ対応している自治体もあります。
    業者へ依頼する前に、ハクビシンが補助対象になるか、申請のタイミング、補助率や上限額を市町村の公式サイトや窓口で確認しておきましょう。

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      よくある質問(FAQ)

      埼玉県でもハクビシンは住宅街に出ますか?

      はい、埼玉県内でもハクビシンによる農作物被害や住宅への侵入被害が確認されています。住宅地と畑・果樹・緑地が近い地域では、エサや休み場所を求めてハクビシンが住宅街に現れることがあります。

      ハクビシンが家に住み着くとどんな被害がありますか?

      主な被害には、夜間の騒音、糞尿による悪臭、天井や壁のシミ、断熱材の汚損、ダニやノミの発生などがあります。放置すると建物内部の汚れや劣化が進み、修繕費用が高くなる可能性もあります。

      埼玉県でハクビシン対策の補助金は使えますか?

      補助金や助成制度は市町村によって異なります。たとえば熊谷市のように、アライグマ・ハクビシンによる家屋への侵入被害防止を目的とした補助制度を設けている自治体もあります。一方で、補助制度がない自治体もあるため、依頼前に市町村の公式サイトや窓口で確認しましょう。

      埼玉県でハクビシン被害にお困りなら早めに相談しましょう

      ハクビシン被害は、最初は「夜に少し音がする」「庭の果実が食べられている」といった小さな違和感から始まることがあります。

      しかし、屋根裏や天井裏に住み着いてしまうと、糞尿による悪臭や天井のシミ、衛生面のリスクなど、住まい全体のトラブルにつながるおそれがあります。

      早めに相談することは、被害を最小限に抑えるだけでなく、快適な暮らしと大切な家を守ることにもつながります
      異変に気づいた段階で、まずはお住まいの自治体へ相談し、必要に応じて専門業者への依頼も検討しましょう。

      ROY株式会社では、ハクビシンの侵入調査から追い出し、清掃・消毒、侵入口封鎖、再発防止まで一貫して対応しています。
      埼玉県で「天井裏から音がする」「屋根裏に動物がいるかもしれない」と感じたら、被害が広がる前にROY株式会社へご相談ください。

      山田 太郎

      この記事の作成者

      鈴木 海斗

      害虫害獣駆除センター 研究員

      害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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