
はじめに
天井のシミや壁紙の浮きなど、雨漏りのサインを見つけても「少しだけなら大丈夫」と放置してしまう方は少なくありません。
しかし、雨漏りによって建物内部に湿気がたまると、シロアリが好む環境をつくってしまうことがあります。特に梅雨や台風の時期は雨水が入り込みやすく、被害が広がる前の早めの点検が大切です。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。
シロアリはなぜ湿った木材を好むのか

住宅で被害が出やすいシロアリは、床下や水まわり、湿った木材の近くに発生しやすい傾向があります。
木材に水分が含まれると、シロアリにとって侵入しやすく、食害しやすい環境になってしまいます。
湿った木材は乾いた木材よりもやわらかくなりやすいため、シロアリ被害が進行しやすくなるのです。
特に注意したいのは、次のような場所です。
・屋根裏の梁や野地板
・天井裏の木材
・壁の内部
・浴室・洗面所まわり
・玄関まわり
・床下の土台や柱
・雨漏りしている部屋の下にある構造材
シロアリの特徴と見分け方

シロアリは名前に「アリ」とつきますが、一般的なクロアリとは別の昆虫です。
見た目が似ているため間違えられることもありますが、体の形や羽の特徴に違いがあります。
シロアリを見分けるポイント
- 胴体にくびれが少ない
- 前後の羽がほぼ同じ大きさ
- 触角がまっすぐで数珠状に見える
- 床下や木材の近くで見つかることが多い
- 湿気の多い場所に発生しやすい
- 木材の内部を食べ進めるため、表面から被害に気づきにくい
シロアリによる住宅への影響のサイン
- 床がふわふわする、沈む感じがある
- 柱や敷居を叩くと空洞音がする
- 基礎や床下に蟻道のような土の道がある
- 春から初夏にかけて羽アリを見かけた
- 木くずのようなものが落ちている
- 玄関や浴室まわりの木材が傷んでいる
- 押し入れや床下が湿っぽい、カビ臭い
特に、雨漏りしている住宅でこれらのサインがある場合は、シロアリ被害が進んでいる可能性があります。
梅雨・台風シーズンは雨漏りとシロアリ被害に要注意
雨漏りとシロアリ被害のリスクは、雨が多くなる時期に高まりやすくなります。
特に注意したいのが、梅雨・台風・ゲリラ豪雨の時期です。
普段の雨では問題がなかった住宅でも、台風や大雨をきっかけに雨漏りが発生するケースはあります。
たとえば、次のような住宅は注意が必要です。
・築年数が20年以上経っている
・屋根材にズレやひび割れがある
・外壁やコーキングにひびがある
・ベランダやバルコニーの防水が劣化している
・雨樋が詰まっている
・過去に雨漏りしたことがある
・押し入れや床下がカビ臭い
・室内の湿気がなかなか抜けない
雨漏りを放置すると起こる二次被害

雨漏りを放置すると、シロアリ以外にもさまざまな二次被害が起こる可能性があります。
初期段階では小さなシミに見えていても、建物内部では深刻な劣化が進んでいることもあります。
木材の腐食
雨水が柱や梁、土台などにしみ込むと、木材が腐りやすくなります。
木材が腐ると強度が落ち、建物の耐久性にも影響します。
特に、屋根裏や壁の中、床下などは普段確認しにくい場所です。
木材の腐食が進むと、補修範囲が広がり、修理費用も大きくなりやすくなります。
早い段階で雨漏りの原因を特定し、内部の状態を確認することが大切です。
カビやダニの発生
湿気がこもると、天井裏や壁の内部、押し入れなどでカビが発生しやすくなります。
カビが広がると、見た目の問題だけでなく、室内のにおいや空気環境にも影響します。
また、湿気が多い環境ではダニも発生しやすくなります。
雨漏りを放置することで、建物だけでなく、生活環境にも悪影響が出るおそれがあります。
断熱材の劣化
雨水で断熱材が濡れると、本来の性能を発揮できなくなる場合があります。
断熱材が湿ったままになると、室内が暑くなりやすい、寒くなりやすい、結露しやすいといった問題につながることがあります。
また、濡れた断熱材は乾きにくく、カビや悪臭の原因になることもあります。
天井裏や壁の中にある断熱材は目視で確認しづらいため、雨漏りが起きた場合は内部まで点検することが重要です。
漏電や火災のリスク
天井裏や壁の中には、電気配線が通っていることがあります。
雨水が配線まわりに入り込むと、漏電やショートのリスクが高まるため注意が必要です。
雨漏りしている場所の近くに照明器具やコンセントがある場合は、無理に触らず、安全を確保したうえで専門業者に相談しましょう。
特に、天井から水が落ちている場所の近くに照明がある場合や、コンセントまわりが濡れている場合は危険です。自己判断で使用を続けず、早めに確認することをおすすめします。
シロアリ被害の拡大
雨漏りによって湿った木材は、シロアリにとって好条件です。
特に怖いのは、被害に気づきにくいことです。
室内からは大きな異常が見えなくても、床下の土台や柱の内部が食害されていることがあります。
シロアリ被害が進行すると、床の沈みやきしみ、柱の空洞化、建物の強度低下につながる可能性があります。
雨漏りがある住宅では、シロアリの有無もあわせて確認することが大切です。
雨漏りを見つけたときに自分でできること
雨漏りを見つけた場合は、まず安全を確保したうえで、被害状況を記録することが大切です。 無理に直そうとせず、応急対応と原因調査の準備を進めましょう。
濡れた家電やコンセント、照明器具のまわりには近づかないようにしましょう。 特に電気配線の近くに水がある場合は、漏電のリスクがあります。
天井や壁のシミ、水が落ちている場所、濡れている範囲を写真に残します。 後から業者へ相談するときに、原因調査の手がかりになります。
天井や壁のシミの大きさ、雨漏りが起きた日、雨の強さ、風向き、発生時間をメモしておきましょう。 台風や大雨のあとだけ起きる雨漏りもあります。
バケツやタオル、防水シートなどを使い、床や家具が濡れないように応急対応を行います。 ただし、これはあくまで一時的な対処です。
屋根の上や高所の確認は非常に危険です。 特に雨の日や台風後は屋根材が滑りやすく、落下事故につながるおそれがあります。
市販のコーキング材や防水テープでふさいでも、雨漏りの原因が解決するとは限りません。 水が別の場所へ回り込み、建物内部の被害が広がることがあります。
雨漏りの原因は、屋根材の破損だけとは限りません。 外壁のひび割れ、ベランダ防水の劣化、サッシまわりの隙間、雨樋の詰まりなど、複数の原因が関係していることもあります。 無理に自分で直そうとせず、まずは被害状況を記録して専門業者へ相談しましょう。
原因を特定しないまま表面だけ補修すると、雨漏りの再発や被害拡大につながる可能性があります。 雨漏りを見つけたら、応急対応にとどめ、早めに建物全体の状態を確認することが大切です。
雨漏りとシロアリは一緒に点検することが大切

雨漏りとシロアリ被害は、別々の問題に見えて、実はつながっています。
そのため、雨漏りを見つけたときは、屋根や外壁だけでなく、
床下・柱・壁内部・屋根裏なども含めて確認することが重要です。
雨漏り修理だけを行う業者では、床下やシロアリ被害まで十分に確認できない場合もあります。
一方で、シロアリ駆除だけを行っても、雨漏りの原因が残っていれば、また湿気がたまり、再発リスクが残ります。
雨漏りの原因調査と、建物内部・床下のシロアリ点検をあわせて行うことが、再発防止につながります。
特に築年数が経っている住宅や、過去に雨漏り・シロアリ被害があった住宅では、早めの総合的な点検が大切です。
部分的な補修だけで済ませるのではなく、住宅全体の状態を確認することで、見えないリスクを減らすことができます。
早めに専門業者へ相談すべきケース
次のような症状がある場合は、雨漏りやシロアリ被害が建物内部で進行している可能性があります。 当てはまる項目をチェックして、相談の目安を確認してみましょう。
雨漏りもシロアリも、放置するほど被害範囲が広がりやすくなります。 特に梅雨や台風前は、被害が出る前に住まいの状態を確認しておくことが大切です。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。
よくある質問(FAQ)
-
梅雨や台風前に点検した方がいい住宅の特徴はありますか?
-
築20年以上の住宅、過去に雨漏りしたことがある住宅、屋根や外壁の点検を長くしていない住宅は注意が必要です。また、天井のシミ、壁紙の浮き、押し入れのカビ臭さ、床のきしみなどがある場合も、梅雨や台風前に点検しておくと安心です。
-
台風のあとに雨漏りした場合はどうすればいいですか?
-
まずは室内の安全を確保し、雨漏りしている場所やシミの写真を撮って記録しましょう。濡れた家電やコンセント、照明器具のまわりには近づかないようにしてください。台風後は屋根や外壁、雨樋などに不具合が出ている可能性があるため、無理に屋根へ上がらず専門業者へ相談しましょう。
-
雨漏りを見つけたとき、すぐに業者へ相談すべき目安はありますか?
-
天井や壁のシミが広がっている、雨のたびに水が落ちる、カビ臭い、床が沈む、羽アリや蟻道を見つけた場合は、早めに相談しましょう。特に雨漏りとシロアリのサインが同時に出ている場合は、建物内部で被害が進んでいる可能性があります。
ROY株式会社にお任せください

雨漏りやシロアリ被害は、見えない場所で進行していることがあります。
ROY株式会社では、雨漏りの調査・修理からシロアリの点検・駆除まで対応しています。
確かな知識と経験を持つスタッフが、大切なお家を守るお手伝いをさせていただきます。
気になる症状がある方は、被害が広がる前にお気軽にご相談ください。
