シロアリの初期症状10選と見逃さないチェック方法

「最近、床がきしむんだけど…まさかシロアリ?」


「床がミシミシ鳴る」「最近ドアの開け閉めがしにくい」
――そんなちょっとした違和感、放っておいていませんか?
実はこれ、シロアリ被害の”初期症状”かもしれません。
シロアリは、目に見えない場所で確実に家の柱や床をむしばんでいきます。
特に木造住宅では、気づかぬうちに被害が進行してしまい、最終的には大規模な修繕が必要になることも…。
この記事では、これまで数多くの住宅トラブルに対応してきた建築士や専門業者の知見をもとに、ご自身でも気づける「初期症状10選」と、見つけたときに取るべき対策を、わかりやすくご紹介します。
この記事でわかること
- シロアリ被害の初期症状10選
- 被害を見極めるセルフチェック方法
- 季節ごとのシロアリ対策のポイント
- 家族構成別・リスクへの対応法
- 住宅の築年数や立地によるリスク診断
- やりがちなNG習慣とその改善策
- 被害進行の具体例と修繕費用の目安
- よくある誤解と正しい知識(Q&A)
シロアリの初期症状10選|こんなサインは要注意!





「もしかして、うちもシロアリ被害にあっているかも…」
そんな不安をお持ちの方は、まずは以下の初期症状をチェックしてみてください。
一つでも当てはまるものがあれば、早めの対策を検討しましょう。
何も症状がない場合でも、定期的なセルフチェックの参考にしてくださいね。
症状 | 概要 | チェック場所 |
---|---|---|
① 床が沈む・ギシギシ音がする | 構造材の食害による強度低下 | 廊下・洗面所・脱衣所 |
② 羽アリが室内に発生 | 巣の存在や繁殖期の合図 | 窓・照明周辺・床 |
③ 木材から空洞音 | 木材の内部が食われている証拠 | 柱・框・敷居など |
④ 蟻道(ぎどう)の発見 | シロアリが通る土製トンネル | 基礎・束石・外壁近く |
⑤ 柱や壁の変色・腐食 | シロアリが水分を運ぶ影響 | 水回り周辺の柱・壁紙裏 |
⑥ 建具のズレや建て付けの悪化 | 構造の歪みが原因の可能性 | ドア・サッシ |
⑦ 謎の木くず・砂粒 | シロアリの糞や食痕の痕跡 | 床・家具周辺 |
⑧ カサカサ音・壁からの異音 | 巣内での活動音 | 静かな夜間に特に注意 |
⑨ 屋外の木材が崩れる | 巣が外構に広がっている可能性 | ウッドデッキ・杭・垣根 |
⑩ 室内の湿気・カビの異常 | 食害と一緒に湿気も侵入 | 洗面所・クローゼット |
これらの症状は単独で現れることもあれば、複数同時に発生することもあります。
「たまたまかな?」と思える軽微な症状でも、継続して発生している場合は注意が必要です。
特に②羽アリの発生、④蟻道の発見は、シロアリの存在を示す決定的な証拠です。
これらを発見した場合は、できるだけ早く専門業者にご相談ください。


「これってシロアリ?」症状の見極め方を詳しく解説
ここでは、代表的な症状をより詳しく解説します。気になる症状があれば、すぐに行動を起こすことが大切です。
床の沈みやギシギシ音の判断ポイント
- 正常な音:新築から数年は木材の乾燥による音
- 注意が必要な音:特定の場所で継続的に発生する沈み込み
- 危険信号:以前はなかった場所での急激な症状の出現
羽アリの見分け方
シロアリの羽アリは、一般的なアリとは見た目が異なります。


- 体の色:黒褐色から茶褐色
- 羽の特徴:4枚の羽がほぼ同じ大きさ
- 発生時期:4月〜7月(特に5月がピーク)
シロアリ被害の季節別対策法|今が危険な時期!


「シロアリって一年中同じように活動してるんじゃないの?」と思われがちですが、
実は季節によって活動パターンが大きく変わります。
それぞれの時期の特徴を知っておくことで、効果的な対策ができますよ。
春(4月〜6月):羽アリシーズン
この時期は最も注意が必要です。シロアリの繁殖期に当たり、羽アリが大量発生します。
- チェックポイント:窓際や照明周辺に羽アリがいないか毎日確認
- 対策:羽アリを発見したら、発生場所を記録し専門業者に相談
夏(7月〜9月):活動最盛期
高温多湿な環境でシロアリの活動が活発になります。
- チェックポイント:床下の湿気、エアコン周辺の結露
- 対策:除湿対策を徹底し、通風を良くする
秋(10月〜12月):年末に向けて家全体をチェックする時期
この時期は大掃除などで普段見ない場所もチェックするので、異変に気づきやすくなります。
また、湿度も下がり羽アリの発生も少ないため、冷静に状況を把握できる絶好のタイミングです。
- チェックポイント:年末の大掃除と合わせて床下や基礎周りも確認
- 対策:冬に向けた隙間の補修、来年の対策計画を立てる
冬(1月〜3月):予防対策の時期
シロアリの活動は鈍化しますが、対策には最適です。
- チェックポイント:基礎周りの点検、防湿対策
- 対策:予防薬剤の散布、構造的な補修
季節に合わせた対策を心がけることで、シロアリ被害のリスクを大幅に下げることができます。
「今の時期は何をすればいいんだろう?」と迷った時は、この季節カレンダーを参考にしてみてくださいね。


症状を発見したら、家族のためにまずすべきこと


シロアリの症状を見つけた時って、「どうしよう!」とパニックになってしまいがちですよね。
でも、まずは深呼吸。
家族構成によって注意すべきポイントが少し違うので、落ち着いて対応していきましょう。
小さなお子様がいる場合
小さなお子様が床で飛び跳ねると被害が拡大。羽アリを触って別の場所に運んでしまうことも。
高齢者がいる場合
「家の老朽化」と思い込んで放置したり、被害箇所の危険な床で転倒など、事故につながることも。
ペットがいる場合
ペットが特定の場所を避ける行動は重要なサイン。床を掘る行動で隠れた被害が露出することも。
正確な状況を共有することが被害拡大を防ぎます。
家族みんなで情報を共有して、慌てずに、でも迅速に行動することが、被害を最小限に抑える鍵です。
住宅条件別リスク診断|築何年だとヤバい?



「うちの家って、シロアリのリスクはどのくらいなんだろう?」
そんな疑問をお持ちの方も多いはず。
実は、築年数や立地条件によってリスクレベルは大きく変わるんです。
築年数別リスク度


築5年未満:リスク度★☆☆
- 新築時の防蟻処理が有効な期間
- 年1回の予防点検で十分
築5年〜15年:リスク度★★☆
- 防蟻処理の効果が減少する時期
- 半年に1回の点検が推奨
築15年以上:リスク度★★★
- 高いリスクレベル
- 3ヶ月に1回の詳細チェックが必要
立地条件別の注意点


河川・池の近く
- 湿度が高くシロアリが発生しやすい
- 床下の除湿対策を重点的に実施
森林・公園の近く
- 自然環境からのシロアリ侵入リスク
- 外構の木材管理を徹底
住宅密集地
- 隣家からの被害拡大の可能性
- 近隣との情報共有が重要
もちろん、リスクが低いからといって安心しきってはいけませんが、ご自分の家の状況を把握しておくことで、適切な頻度での点検や対策ができるようになります。
「うちはまだ新しいから大丈夫」「古いからもう手遅れ」ではなく、それぞれの状況に応じた対策を取ることが大切ですね。
気づかずにやってるかも?シロアリ被害を招く“日常のクセ”


実は“何気ない日常の行動”がシロアリ被害のきっかけになっているケースは少なくありません。
以下のような行動、あなたのご家庭でも思い当たりませんか?
自然とやってしまいがちなNG習慣一覧
NGな行動 | なぜNG? | 対策 |
---|---|---|
庭に木材や段ボールを直置き | 湿気と密着で絶好の巣に | ブロックの上などで地面と接触させない |
植木鉢やプランターを外壁ぎわに密着 | 蟻道の隠れ場所になる | 定期的に動かして確認する |
外壁まわりを物で塞いでしまう | 通気不良で床下に湿気がたまりやすくなる | 外壁1m以内は極力スッキリ |
床下収納や押入れにすのこなしで物をびっしり | 通気性ゼロ、湿気がこもりやすい | すのこ設置+定期的に風を通す |
雨漏りや水漏れを応急処置だけで済ませる | 木部の腐敗とシロアリ誘因の原因に | 早めに根本原因を修繕する |
対策のポイント
- 「地面との密着」「通気性の悪化」「湿気の蓄積」がキーワード
- 屋外だけでなく、屋内の収納や水まわりにも注意
- NG習慣は「やらないこと」より「意識して管理すること」が大事
これらの“うっかり行動”は、どのご家庭にも起こり得るものです。
大切なのは「気づいた時に、すぐ見直すこと」。
たった1つの改善が、シロアリから家を守る大きな防波堤になります。
「あ、これやってたかも…」と思ったら、今日から少しずつ見直してみましょう。
警告!多くの人が見逃す、シロアリ被害の本当の怖さとは?
シロアリ被害の怖い点は、表に出てくる頃には被害がかなり進行している点です。
多くの方が「もう少し早く気づいていれば…」とおっしゃいます。
表面的な修繕では対応しきれない構造的ダメージが潜んでいることもあるため、建物の寿命を延ばすためにも、構造全体を考慮した点検がとても重要です。
「放っておくとどうなるの?」恐怖の被害進行例
発見から1ヶ月後:被害箇所がじわじわ拡大
発見から3ヶ月後:複数箇所への拡散
発見から6ヶ月以上:構造的な危険レベルに到達


このような事態になる前に、早めの対処をしておくことが、安心とコストの面で圧倒的に有利です。
シロアリのよくある質問|えっ、それって勘違い?


- 鉄筋コンクリート造の家なら、シロアリの心配はいりませんよね?
-
いいえ、鉄筋コンクリート造でも注意が必要です。シロアリはコンクリートを食べることはありませんが、室内の木製の床材、建具、家具、さらには畳などの植物系の材料も被害を受ける可能性があります。構造体は安全でも、内装や家財への被害は発生します。
- 市販のシロアリ駆除剤を使えば、業者に頼まなくても大丈夫?
-
市販薬剤は応急処置としては有効ですが、根本的な解決にはなりません。市販品は表面的な駆除しかできず、巣の根絶や再発防止には限界があります。また、薬剤の選択や散布方法を間違えると、シロアリが別の場所に移動してしまう場合もあります。
- 一度シロアリ駆除をすれば、もう心配ないですよね?
-
駆除処理の効果は永続的ではありません。一般的に薬剤の効果は5年程度とされており、その後は効果が徐々に薄れていきます。また、新たなシロアリの侵入の可能性もあるため、定期的な点検と予防処理が重要です。
- 冬になればシロアリはいなくなるから、対策しなくても大丈夫?
-
冬でもシロアリは活動しています。確かに気温が下がると活動は鈍化しますが、現代の住宅は暖房設備が充実しているため、床下や壁内などの温度が保たれている場所では年中活動を続けています。むしろ冬は対策に適した時期でもあります。
- 新築の家なので、しばらくはシロアリの心配はありませんよね?
-
新築時には確かに防蟻処理が施されていますが、効果は永続的ではありません。また、施工不良や経年劣化により、予想より早く効果が薄れる場合もあります。新築でも年1回の点検は推奨されています。
専門家に相談するという選択肢|一人で悩まないで!



「自分でいろいろ調べてみたけど、やっぱりよくわからない…」
「もしかしたらシロアリかもしれないけど、確信が持てない」
そんな時は、一人で悩まず専門家に相談してみませんか?
実際、多くの方が「もっと早く相談していれば…」とおっしゃいます。
ご自身で判断に迷った時こそ、プロの目で見てもらうことが大切です。


相談のタイミング
迷ったら相談の精神で、以下の場合は専門家に相談することをお勧めします
- セルフチェックで気になる箇所が見つかった
- 近隣でシロアリ被害が発生した
- 築10年を迎えた
- リフォームを検討している
「まだ大したことないかも…」「業者さんに迷惑かも…」なんて遠慮は無用です。
早期発見・早期対応が、結果的にご家庭にとって一番良い結果をもたらします。
気になることがあったら、気軽に相談してみてくださいね。


大切な住まいを「今だけでなく将来まで」守るために


ROY株式会社は、創業15年以上・累計10,000件以上の施工実績を誇る、住宅構造に精通した害虫対策の専門業者です。
シロアリ被害は「一時的な駆除」だけでは意味がありません。
私たちは、構造の知識を活かした根本的な解決と、再発させない設計視点のサポートを行います。
1. 一級建築士が監修。構造から考える“本質的なシロアリ対策”
ROYには、一級建築士をはじめとした国家資格保有者が在籍。
だからこそ、ただ薬剤を撒くだけなどの表面的な駆除ではなく、「建物の寿命を延ばす」視点での対策を大切にしています。
- 構造材に負担をかけない施工方法
- 将来のリフォームも見据えた施工計画
- 建築基準に準拠した安全・確実な処理
- 被害の拡がりや再発リスクを精密に判断
2. 科学的根拠と経験に基づく、安全で高精度な施工
- 10,000件以上の現場データをもとに、被害の傾向・建材別のリスク・地域別の特性まで分析
- ご家庭ごとに最適な施工プランをオーダーメイドでご提案
- 使用する薬剤はすべて、厚生労働省・農薬取締法に準拠した安全性の高いものを採用
- 小さなお子様やペットがいるご家庭でも、安心してご利用いただけます!
3. 安心を支える“保証制度”と“透明な対応”
- 明朗な料金表で、施工前にきちんとお見積もり
- 保証書の発行+アフター点検の無料実施
- 万が一の再発にも迅速対応する365日サポート体制
- 無料でのご相談も受け付けています
「どこに頼んだらいいか分からない」「騙されないか不安」
そんな方にこそ、実績・資格・対応力のすべてで安心を届けるROY株式会社をおすすめします!
まとめ|小さなサインを見逃さないで!
「ちょっとおかしいかも…」と気づいたそのタイミングが、対策のベストタイミングです。
一級建築士事務所のROY株式会社が、無駄な工事を避けつつ、再発しないための本質的な対策を実現します。
無料点検のご相談だけでも構いません! どうぞお気軽にご相談ください!
ROY株式会社の対応エリアと特徴


- 対応エリア:関東・関西・九州圏全域
- サービス内容:シロアリなどの害虫駆除・害獣駆除・屋根雨漏りなどの総合リフォーム
- 戸建て専門
- 即日対応可能
- 調査・見積り無料+施工後報告書付き
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