雨漏りの原因と対策方法を解説！なぜ雨漏りが発生してしまうの？

雨漏りの放置は危険！早めの対応が重要です！

雨が降った後はいつも雨漏りする・・・
雨漏りのせいで天井にシミができてしまっている・・・

このような悩みは持っていませんか？
そんな時はなるべく早く対処することを心がけましょう。

雨漏りは皆様の大切なご自宅にとって非常に深刻な問題です。
もし雨漏りを放置してしまうと、どんな弊害があるのでしょうか？

雨漏りを放置すると家の寿命が大幅に縮んでしまいます。
木材が雨をを吸収することで腐食が進行し、柱や梁が弱くなり耐久性が低下してしまうため、家の構造が劣化してしまいます。最悪の場合倒壊の恐れもあります。

さらに、湿気がこもることでカビが発生し、アレルギーや健康被害の原因になることもあります。また、湿気の多い環境はシロアリを引き寄せ、住宅の基礎部分など食害を受ける恐れがあります。

さらに、天井裏の配線が水に触れるとショートを起こし、火災につながるリスクもあります。壁紙のシミや剥がれが目立ち、室内の湿度が高くなって過ごしにくい環境になることも考えられます。

これらの被害に遭わないために、雨漏りの疑いがある場合は専門業者に依頼し、早急に対策することをおすすめします。

雨漏りの原因は家屋にできた『隙間』

雨漏りは家屋にできた「隙間」によって引き起こされます。
雨が降ると隙間から家屋内に水が入ってきてしまい、それが雨漏りとしてさまざまな被害を引き起こします。

家屋に隙間ができるわけないでしょ．．．

そう思う方もいると思います。
家には本来隙間があってはいけません。そのため雨漏りしてしまっている場合、家屋に何かしらの問題があるということを考えなければいけません。

例えば雨を防ぐ屋根や外壁、窓やベランダなどの問題で発生する場合が非常に多いです。

そこで、雨漏りの原因である隙間がどのような原因でできてしまうのかを解説いたします。

家屋に隙間ができてしまう主な原因とは？

雨漏りの原因となる隙間は何故できてしてしまうのでしょうか？
大きく分けると以下の3つが原因になる場合が多いです。

自然災害による家屋の損壊

台風や地震などの自然災害に遭ってしまった場合、家屋の損壊から隙間ができてしまい、そこから雨水が侵入し雨漏りが起きてしまうケースがあります。

例えば、台風の強風と飛んできたものによる屋根の損壊や、地震による壁の損傷が雨漏りの原因になります。
このような被害があった場合、非常に大きな損傷になっている場合が高く、放置してしまうと大惨事は免れられないでしょう。

自然災害の損害による雨漏りの可能性がある場合、早急に業者に頼むようにしましょう。

自然災害による損傷で雨漏りが発生した場合、火災保険適用の対象になります。
専門業者による点検の後に、保険適用になるかわかるため、まずは点検を依頼してみましょう。

経年劣化による家屋の老朽化

家屋は時間が経つと家屋の色々な部分に不調が見られてきます。いわゆる経年劣化というものです。
雨漏りの原因として最も多いのがこの経年劣化です。

経年劣化により雨漏りが引き起こされる場所として以下の箇所が挙げれられます

・屋根
・外壁
・ベランダ
・給排水管
・窓のサッシ
・天窓

こちらの記事にて詳細に解説しているので合わせてご覧ください。

施工不良

もし新築であったり、築年数が5年以下で雨漏りをしている場合、施工不良が原因である場合があります。
屋根に不具合があった場合、すぐには被害が出ず、時間が経ってから症状が出ることがあるので新築でなくとも築年数が浅い家屋もこの施工不良である可能性があります。

施工不良が原因で雨漏りする場所は、経年劣化によって引き起こされる可能性がある場所に不良がある可能性が高いです。

例えば、防水シートが正しい量が正しい場所に使用されていなかったり、窓サッシや天窓、給配水管が正しく取り付けられていなかったり、屋根の施工が正しく行われていなかったといったことが考えられます。

施工不良で雨漏りがあった時は補習費用を自己負担しなくちゃいけないの？

そう思う方もいると思いますが安心して下さい、「住宅瑕疵担保責任保険」というものがあり、築10年未満の新築住宅であれば自己負担する必要はありません。

住宅瑕疵担保責任保険とは？

新築住宅の場合、「住宅の品質確保の促進等に関する法律（品確法）」に基づき、構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防ぐ部分について、引き渡しから10年間は施工業者（売主や建築会社）が瑕疵担保責任を負うことになっています。
そのため、施工不良などが原因で雨漏りが発生した場合は、基本的に施工業者が無償で修理する義務があります。

ただし、以下のケースでは自己負担になる可能性があります。

• 自然災害（台風・地震など）が原因の雨漏り（火災保険で対応）
• 経年劣化やメンテナンス不足が原因
• 住人自身のリフォームやDIYによる影響

詳しくは保険会社か施工業者に連絡してご確認ください。

注意しよう！雨漏りじゃないケースを紹介！

雨の日に天井や壁にシミができたり、水が滴るのを見て「雨漏りだ！」と思ってしまうことはよくあります。しかし、実際には雨漏りではなく、別の原因で発生しているケースも少なくありません。

本記事では、雨漏りかと思ったら雨漏りではなかったケースを4つ解説します。

雨漏りが発生した際の応急処置

雨漏りが発生した際には、ご自身ですぐに適切な対応を取ることで被害を最小限に抑えることができます。

ここでは、雨漏りを一時的に抑えるためのご自身でできる応急処置方法を紹介します。

滴った水を受け止める

雨漏りが発生して天井などから水が滴っている場合、まずは滴った水を受け止めて二次被害を防ぐことが重要です。放置すると床や家具が傷むだけでなく、カビの発生や構造材の腐食につながる恐れがあります。

床の保護を行う

雨漏りの水が床に広がると、変色してしまったり、木材が水を吸って膨張し、変形することがあります。

そのために、ブルーシートや新聞紙、大きいタオルを床に敷くと、床に飛び散る水を最低限に抑えることができます。
被害を抑えるためにもこのような床の保護をおこなってから作業しましょう。

バケツや洗面器を設置する

天井から落ちる水滴を効率よく受け止めるために、バケツや洗面器を適切な場所に設置しましょう。
水が多い場合は、バケツを2～3個用意し、こまめに水を捨てることで溢れを防げます。

水が勢いよく落ちる場合、バケツの底で跳ね返り、周囲に飛び散ることがあります。これを防ぐために、バケツの中に雑巾やタオルを敷くと、落ちる水の衝撃を和らげられます。

以上のことを踏まえた上で以下の流れで作業することをおすすめします。

電気周り・家具に気をつける

雨漏り時に注意すべきなのは電気周りと家具です。

コンセントや家電製品にかかると、ショートによる火災や感電事故の原因に、家具にかかるとカビや腐敗の原因になります。
もし雨漏りが発生した場合、近くにコンセントや電化製品、家具がないか確認しましょう。

その際に気をつけることと、放置したらどのような被害の恐れがあるか解説していきます。

コンセント周りの水濡れを確認する

水漏れしている周辺にコンセントやタコ足配線がある場合、細心の注意を払いましょう。
コンセントやタコ足配線を濡れたまま使用するとショートして感電してしまったり、最悪の場合火災が起こってしまう恐れがあります。

雨漏りが天井や壁を伝って広がると、壁内の電気配線やコンセント周辺に水が染み込んでいる可能性があります。特に、壁のクロスが剥がれてきたなど、コンセント周りに異常がある場合は、すぐに使用を控えましょう。

もし雨水がかかってしまっていた場合、完全に乾くまで放置してから使用しましょう。程度にもよりますが、完全に乾くには1日から3日ほどかかりますので、最低でも1日は使用しないようにしましょう。

家具や家電を移動させる

雨漏りが発生した場所の近くに家具や家電がある場合は、すぐに移動させましょう。

特に電化製品は水に濡れると故障の原因になります。
もし濡れたまま使用すると、内部でショートし発火する危険があります。水がかかった家電は必ず電源プラグを抜き、水がかからない場所に移動させましょう。
また、説明書に濡れてしまった場合の対処法が書かれている場合が多いので、しっかりと読み、その通りに行動しましょう。

家具に水がかかっている場合、カビや腐敗の原因になります。
濡れたまま放置したり、水が直接かかっているのにそのままにした場合、カビが生えたり腐敗する原因になるため、水がかからない場所に移動し乾いた布ですぐに水分を拭き取りましょう。

換気を行う

雨漏り後に室内の湿気をそのままにしておくと、カビの被害や害虫被害に遭う恐れがあります。特に、日本の住宅では天井裏や壁内部に湿気がこもりやすく、放置すると建材が劣化し、修理費用が高額になるケースもあります。

換気を行い、湿気を防ぐ 雨漏りした場所の湿気を放置すると、カビが発生しやすくなります。できるだけ換気を行い、湿気を取り除くことが大切です。

窓を開けて換気する

雨が止んだら、できるだけ多くの窓やドアを開放し、風を通して換気しましょう。
窓を開けることで湿気を逃がし、空気の流れを作ることで、カビの発生を防ぐことができます。

換気は数分では部屋の中の空気は入れ替わりません。換気をする際は最低２時間窓を開けておくことで部屋の空気がしっかりと入れ替わり、適正な湿度に戻ります。

しかし、雨漏りが続いている場合は一日最低６時間は換気しておきましょう。

除湿機やエアコンの除湿機能を活用する

雨がなかなか止まなそうな時や、網戸がないご家庭は除湿機またはエアコンの除湿機能を使用しましょう。
どちらも、部屋の湿度を取り除き適正な湿度にしてくれるので、もしご家庭にある場合使用することをおすすめします。

雨漏りが続いている場合は、なるべく一日中除湿機またはエアコンの除湿機能を使用しておきましょう。
また、雨が降っていない場合は同時に窓を開けて換気することで素早く湿度を下げることができるので併用することをおすすめします。

コラム：漏電ブレーカーが作動した場合の対処法

漏電ブレーカー（漏電遮断器）とは、電気配線や電気機器から漏電が発生した際に、自動的に電流を遮断する装置です。
これは、感電や火災を防ぐために非常に重要な役割を果たします。

雨漏りが原因で一部の電流が電線の外へ流れると、ブレーカーが異常を検知し、自動的に電気を遮断します。

漏電ブレーカーが落ちた場合、焦って再び電源を入れないようにしましょう。漏電の原因が判明しないまま電気を復旧すると、火災につながる恐れがあります。

特に、天井照明（シーリングライト）からの雨漏りが確認された場合は、ライトの内部に水が入り込み、ショートする可能性が高いため、速やかに電気を遮断しましょう。

ブレーカーが落ちた場合の手順

① まずは安全を確保する

• 水に濡れた電気機器やコンセントには触れない！
• 裸足や濡れた手で電気設備を触らない！
• 感電のリスクがあるため、ゴム手袋やゴム靴を着用しよう！

② ブレーカーを確認

1. 主幹ブレーカー（大元のブレーカー）が落ちているか確認
   • 落ちている場合 → 家屋全体で被害が起きている可能性が高いため、感電や火災が起こる可能性が非常に高いです。
     絶対に電気を復旧せずに、すぐに専門業者や大家、管理会社に連絡しましょう。
     
2. 分岐ブレーカーのどれが作動したのか確認
   • 1つの回路だけ落ちている場合→その回路が原因の可能性が高いです。その場所は絶対に使用しないようにしましょう。

③ 原因の特定

1. 雨漏りしている箇所を特定
   • 天井や壁、配電盤の近くに水が染みている場所がないか確認
     
2. 雨漏りが原因の電気設備を特定
   • 雨漏りした場所に近いコンセントや電化製品が影響を受けていないか確認
   • 濡れた家電製品がある場合は絶対に使用しない
     
3. 漏電している家電製品を切り離す
   • コンセントを抜く（可能であれば乾燥させてから抜く）

④専門業者へ相談

原因がわからない場合や雨漏りが続いている場合は、雨漏りの専門業者に連絡しましょう。賃貸の場合はまずは大家や管理会社に連絡しましょう。

雨漏り修理はROY株式会社にお任せ！

上記で紹介した雨漏りの応急処置方は一時的な対策に過ぎません。

雨漏りは見えない箇所で起きていることが多く、素人が原因を特定したり修理を行うことは至難の業です。
根本的な解決をするには、専門業者による点検と修理が不可欠でになります。

ROY株式会社は多くの施工経験を持つ建築のプロが、お客様のご要望に合わせた工事をご提案させていただきます。

雨漏りを放置しておくと、建物に深刻なダメージを与えるだけでなく、 腐食やシロアリの原因になってしまうこともあります。 見つけたら早めの対応をすることが被害を最小限におさえます。 雨漏りは原因の特定が難しく専門の知識が必要です。 一級建築士事務所のROYでは建築のプロが診断、調査を行いますので安心してお任せください。

ROYの雨漏り修理の流れ

相見積もり大歓迎です！！

お客様には納得の施工をしていただきたいから・・・

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FAQ（よくある質問）

雨漏りは自分で修理できますか？

雨漏りは見えない場所で被害が進んでいることが多く、自分で原因特定することすら非常に難しいです。また、屋根や壁に被害が出ている可能性が高く、自分で行うのは危険なため専門業者にお願いすることをおすすめします。

住宅瑕疵担保責任保険や火災保険による補償はあるの？

住宅瑕疵担保責任保険に関しては施工業者か保険業者にご連絡ください。火災保険に関しましては自然災害が原因である場合に適用される保険ですので、基本的に調査後に適用可能かどうかお伝えすることができる場合が多いです。

雨漏りが起きたらすぐに専門業者にお願いすべき？

一日でも早く依頼しましょう。雨漏りは被害が見えるまで時間差があることが多いため、見えない部分で被害が進んでいることがあります。

そのまま放置してしまうと家屋が深刻な被害を受けてしまう恐れがあります。
早めにやればやるほど被害を抑えられますので、まだ大丈夫と思わず早急に専門業者に依頼しましょう。