
この記事でわかること
この記事では、家庭でできるネズミの自力駆除の方法を5つの対策手段と正しい手順で解説するとともに、自力対策の限界と業者に依頼すべき判断基準を明確にしています。一級建築士事務所であるROY株式会社が「建物構造」の視点から監修しており、他のネズミ駆除記事にはない再発防止のための侵入口封鎖ノウハウも詳しく紹介しています。
ネズミを放置するとどうなる? 被害の実態と深刻なリスク

ネズミを見つけたとき、「1匹だけだから大丈夫」と放置してしまう方は少なくありません。しかしネズミ被害は時間が経つほど加速度的に悪化します。ここでは放置した場合に実際に起こりうる3つの深刻なリスクについて解説します。
健康被害 ― ネズミが媒介する感染症

ネズミの糞尿や体表には多くの病原体が付着しています。ネズミが媒介する代表的な感染症としては、サルモネラ症(激しい下痢・嘔吐を引き起こす食中毒)、レプトスピラ症(ネズミの尿を介して感染し、重症化すると黄疸や腎不全に至ることがある)、腎症候性出血熱(ハンタウイルスによる感染症で、発熱・腎障害を伴う)などがあります。
さらに、ネズミの体にはイエダニやノミが寄生しており、ネズミが天井裏に住みつくと、ダニ被害が居住空間にまで広がることがあります。駆除後にダニ刺されが増えるケースも多く報告されており、これはネズミがいなくなった後にダニが新たな宿主(人間)を求めて移動してくるためです。
火災リスク ― 配線をかじることによる漏電火災

ネズミはげっ歯類であり、生涯にわたって歯が伸び続けるため、硬いものをかじって歯を削る習性があります。この習性によって電気配線の被覆がかじられ、銅線がむき出しになると漏電やショートが発生し、火災につながることがあります。
東京消防庁のデータによると、2017年度・2018年度の2年間でネズミが原因の火災は約20件発生しています。また、東京都の調査では平成8年から15年までの8年間でネズミに起因する火災は97件発生しており、直接的な損害額は年間約5,000万円に上るとされています。2023年には宮城県栗原市で、ネズミが電気配線をかじったことが原因で住宅など十数軒が焼ける大規模火災も発生しました。
建物被害 ― 断熱材・木材・配管の損傷

ネズミは電気配線だけでなく、断熱材を巣の材料としてかじって持ち去ったり、木材の柱や配管をかじって穴を広げたりします。こうした被害は天井裏や壁の中など目に見えない場所で進行するため、気づいたときにはすでに深刻な状態になっていることが少なくありません。長期間放置すると住宅の資産価値の低下にもつながります。
あなたの家にいるのは何ネズミ? 3種類の見分け方と特徴

日本の住宅に侵入するネズミは主にクマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの3種類で、これらを総称して「イエネズミ」と呼びます。種類によって行動パターン・侵入経路・有効な駆除方法が異なるため、まず種類を特定することが対策の第一歩です。
クマネズミ

体長は15〜23cm程度で、尻尾が体よりも長いのが特徴です。警戒心が非常に強く、垂直な壁面や電線を伝うなど高い運動能力を持っています。都市部の住宅被害の大部分を占める種類であり、天井裏や屋根裏、上層階を好んで生活します。殺鼠剤(毒餌)に対する耐性を持つ「スーパーラット」と呼ばれる個体も増えており、最も駆除が困難な種類です。
フンの特徴は細長く、長さ約6〜10mmで散らばって落ちていることが多い傾向があります。
ドブネズミ

体長は20〜26cm程度で、がっしりとした体つきと短い尻尾が特徴です。水辺や湿気の多い場所を好み、排水口・下水管・床下などから侵入します。泳ぎが得意で、トイレの排水管から上がってくることもあります。クマネズミに比べると警戒心がやや低く、カゴ型トラップが有効な場合があります。
フンの特徴は太くてまとまった形で、長さ約10〜20mmです。
ハツカネズミ

体長は6〜10cm程度で、3種類の中で最も小型です。わずか1cm程度の隙間からでも侵入でき、物陰や狭い空間を好みます。食品保管庫や倉庫などで見つかることが多く、農家や郊外の住宅で被害が多い傾向があります。
フンの特徴は非常に小さく、米粒状で長さ約4〜7mm程度です。
判別に迷ったらクマネズミとして対策する
ネズミの種類が特定できない場合は、最も警戒心が強く駆除が難しいクマネズミとして対策することが推奨されます。クマネズミ向けの対策はドブネズミやハツカネズミにも有効であるため、種類が不明な段階でも適切な対策が可能です。
ネズミの自力駆除は可能? 判断基準を解説
自力で対処できるケース

ネズミの侵入が初期段階であれば、自力での対策でも効果が期待できます。具体的には、フンを見つけたのが1〜2箇所のみでまだ少量である場合、目撃や物音がごく最近から始まった場合、そしてエアコンの配管穴や換気口など侵入口が明確に特定できる場合です。こうした初期段階では、市販の駆除グッズと侵入口封鎖を組み合わせることで、ネズミの定着を防げる可能性があります。
業者に依頼すべきケース

以下のような状況ではすでにネズミが繁殖・定着している可能性が高く、自力での完全駆除は非常に困難です。早めに専門業者への相談を検討してください。
天井裏で毎晩のように走り回る音がする場合は、すでに巣を作って繁殖している可能性があります。複数の部屋でフンが見つかる場合は、活動範囲が広く複数匹が住みついていることを示唆しています。壁の中からガリガリとかじる音がする場合は、壁内に通り道や巣が形成されている可能性があります。粘着トラップや毒餌を設置しても何日も捕獲・消費されない場合は、警戒心の高いクマネズミや、経路を学習した個体が相手である可能性が高い状態です。ペットの毛やダニ刺されなど二次被害が出始めている場合も、ネズミの生息が長期化しているサインです。
ネズミを自力で駆除する5つの方法

方法① 粘着トラップ(粘着シート)
床や壁際に粘着シートを設置し、ネズミが上を歩くことで体が張り付いて捕獲する方法です。ホームセンターや通販で1枚100〜300円程度で購入でき、最も手軽な駆除手段として広く使われています。
効果を高めるポイントとしては、ネズミは壁際を沿って移動する習性があるため、壁から10cm以内に設置することが重要です。また、1枚だけでなく複数枚を隙間なく並べて「面」で捕獲する配置にすると成功率が上がります。ネズミの足裏に油汚れや水分が付いていると粘着力が落ちるため、シートの周囲に新聞紙を敷いて足裏の汚れを拭わせる工夫も有効です。
メリットとしては、安価で入手しやすい点、薬剤を使わないためペットや小さな子どもがいる家庭でも比較的安心して使える点、そして設置が簡単で特別な知識が不要な点が挙げられます。
デメリットとしては、警戒心の強いクマネズミは粘着シートを避けることがある点、捕獲後は自分で処理する必要がある点、そして1匹捕獲しても巣が残っていれば根本解決にならない点があります。
方法② 毒餌(殺鼠剤)
殺鼠剤は毒性のある餌をネズミに食べさせて駆除する方法です。市販品にはワルファリン系(遅効性・累積毒性型)とリン化亜鉛系(急性毒性型)などの種類があります。
遅効性タイプは食べてからすぐに効果が出ないため、ネズミが警戒しにくく、巣に持ち帰ることで複数の個体に効果が波及する可能性があるというメリットがあります。ネズミの通り道や糞が見つかった場所の付近に少量ずつ複数箇所に設置し、食べた形跡があれば継続的に補充することが効果的です。
デメリットとしては、毒餌を食べたネズミが天井裏や壁の中で死ぬと死骸の回収が困難となり、腐敗臭やハエ・ウジの発生原因になる点があります。また、ペットや小さな子どもによる誤飲・誤食の危険があるため、設置場所には細心の注意が必要です。さらに、「スーパーラット」と呼ばれるワルファリン系殺鼠剤への耐性を持つクマネズミには効果が薄い場合があります。
方法③ 忌避剤で追い出す
忌避剤はネズミが嫌がる臭いや成分を利用して追い出す方法です。スプレータイプ(天然ハッカ油やカプサイシン成分など)、くん煙タイプ(部屋全体に煙を充満させる)、固形設置タイプ(通り道に置いて継続的に忌避効果を発揮する)などの種類があります。
メリットとしては、死骸の処理が不要であることと、薬剤に対する心理的抵抗が少ない点が挙げられます。デメリットとしては、効果が一時的であり、臭いに慣れたネズミには効かなくなることがある点、そしてあくまで「追い出し」であるため、侵入口を塞がなければ再び戻ってくる可能性が高い点があります。忌避剤は単独で使うのではなく、侵入口封鎖と組み合わせて使用することが重要です。
方法④ 超音波・電磁波機器
ネズミが不快に感じる超音波や電磁波を発生させる装置を設置して追い払う方法です。
メリットとしては、設置するだけで手間がかからない点と、薬剤を一切使用しない点があります。デメリットとしては、効果には個体差が大きく、音に慣れてしまうネズミもいるという点があります。また、超音波は直進性が強いため壁や大型家具で遮られ、死角が生まれやすいという弱点があります。ペットの犬や猫、ハムスターなどに影響する可能性もあるため、ペットを飼っている家庭では注意が必要です。
方法⑤ 侵入口の封鎖(最も重要)
すべてのネズミ対策において最も重要なのが侵入経路の封鎖です。どれだけトラップを設置し、毒餌を配置し、忌避剤を撒いたとしても、侵入口が開いたままであればネズミは何度でも戻ってきます。ネズミ駆除の成否は、この「侵入口封鎖」が徹底できるかどうかに懸かっているといっても過言ではありません。
ネズミが侵入しやすい主な箇所としては、エアコンの配管貫通部(室内機と室外機をつなぐ配管穴のパテが劣化して隙間ができている場合)、換気口・通気口(基礎部分の通気口カバーが破損・経年劣化している場合)、屋根と外壁の取り合い部分(経年により隙間が生じやすい)、排水管や給水管の貫通部(配管と壁の間に隙間がある場合)、そして戸袋の内部(雨戸の戸袋の奥から壁内に通じる経路がある場合)などがあります。
封鎖に使用する素材としては、金属製の網(ステンレスメッシュなど、ネズミがかじっても破れない素材を選ぶ)、防鼠パテ(唐辛子成分入りの専用パテで隙間を埋める)、パンチングメタル(通気性を確保しながら侵入を防げる金属板)、防鼠ブラシ(配管周りの隙間に差し込んで使用する)などがあります。
注意点として、ネズミは約1.5〜2cm程度の隙間があれば侵入できるため、人の目には「小さな隙間」に見えても油断は禁物です。クマネズミに至っては500円玉程度の穴からでも通り抜けることが可能です。
自力駆除の正しい手順 ― 5ステップで進める
ネズミの自力駆除は、正しい順序で行わないと効果が出にくくなります。以下の5ステップで進めてください。
まず、家の中にネズミがいる証拠を探します。ラットサインとは、ネズミが残す痕跡の総称で、フン(場所・形状・大きさで種類を推定できる)、黒い擦れ跡(ネズミの体の油汚れが壁や柱に付着したもの、ラブマークとも呼ばれる)、かじり跡(配線・木材・食品の袋などに残る歯の跡)、足跡(ホコリの上に残る小さな足跡)、巣の材料(新聞紙・布・断熱材などがちぎられている)といったものがあります。
キッチン周り、天井裏への点検口付近、配管の貫通部周辺、収納や押入れの奥などを重点的にチェックしてください。
ネズミが住みつく最大の理由は「食料がある」ことです。食品はすべて蓋付きの密閉容器やガラス瓶に保管し、ビニール袋のまま置いておくことは避けてください。生ゴミはその日のうちに蓋付きゴミ箱に入れ、三角コーナーに放置しないようにします。ペットフードの出しっぱなしも要注意で、食べ残しは必ず片付けてください。仏壇のお供え物や果物かごも見落としがちなネズミの食料源です。
ラットサインで特定した通り道に粘着シートを複数枚まとめて敷き、その周辺に毒餌を配置します。粘着シートは壁際に沿わせて隙間なく並べること、毒餌はネズミが来ていることを確認してから設置することがポイントです。毎日トラップを確認し、捕獲できた場合は速やかに処理を行ってください。
トラップと並行して、特定した侵入経路を金属素材や防鼠パテで塞ぎます。このとき、家の中にまだネズミが残った状態で全ての穴を塞いでしまうと、ネズミが家の中に閉じ込められて被害が悪化するリスクがあります。まずトラップや忌避剤で家の中のネズミを減らし、その後で封鎖するという順序を心がけてください。
駆除が完了したら、ネズミの糞尿があった場所を徹底的に清掃・消毒します。作業時はゴム手袋とマスクを必ず着用してください。糞を乾燥した状態で掃除機で吸うと病原体が空気中に舞う恐れがあるため、先にアルコール消毒液か塩素系漂白剤を吹きかけてからペーパータオルなどで拭き取る方法が推奨されます。使用した手袋やペーパータオルはビニール袋を二重にして密封し、燃えるゴミとして処分してください。
ネズミの死骸を見つけた場合の正しい処理方法
死骸にはダニやノミが付着している場合があり、病原菌リスクもあるため、直接触れないことが大切です。
- ゴム手袋(使い捨て)
- マスク
- ビニール袋(2枚以上)
- 新聞紙
- トング(または割り箸)
- 殺虫スプレー
- 消毒液(アルコール または 塩素系漂白剤)
殺虫スプレーをかける
死骸とその周辺に殺虫スプレーを噴霧し、寄生していたダニやノミのリスクを下げます。
数分待つ
噴霧後はすぐ触らず、数分待ってから次へ進みます。
トングで回収する
トング(または割り箸)で死骸を拾い上げます。手で直接触れないようにします。
新聞紙で何重にも包む
死骸を新聞紙で包み、こぼれ・接触が起きないようにします。
袋に入れて密封 → さらに二重袋
包んだものをビニール袋に入れて口をしっかり縛ります。さらに別の袋で二重にして密封します。
事前に自治体のルールを確認しておくと安心です。
- 死骸があった場所を、アルコールまたは塩素系漂白剤で消毒する
- 使用した手袋・マスク等はすべて廃棄する
- 作業後は手洗いを徹底する
自力駆除と業者駆除の違い
ネズミ駆除における自力対策と業者対策の違いを正しく理解しておくことは、適切な判断をするうえで重要です。
費用面では、自力駆除は数千円程度の市販グッズで始められるのに対し、業者駆除は一般的な戸建て住宅で数万円〜十数万円程度が目安です(被害状況・建物規模により変動)。
駆除の成功率については、自力駆除は初期段階かつ軽度被害であれば効果が出ることもありますが、繁殖が進んでいる場合やクマネズミが相手の場合は成功率が低くなります。業者駆除はプロの調査力と経験に基づくため成功率が高い傾向にあります。
侵入口封鎖については、自力で行う場合は見える範囲の対策に限られ、天井裏・壁の中・屋根の隙間など一般の方がアクセスしにくい場所の封鎖は困難です。業者は建物構造を熟知しており、目に見えない侵入経路も含めて網羅的に封鎖できます。
再発リスクは、侵入口封鎖の精度に直結するため、自力対策では再発リスクが高く、業者による徹底封鎖を行った場合は再発リスクが大幅に低減されます。
衛生対策についても、自力では市販の消毒液で対応できる範囲に限られますが、業者は専門的な消毒・防臭処理まで対応可能です。
ネズミ駆除を業者に依頼した場合の流れ
専門業者がネズミ駆除を行う場合は、調査から施工、アフターフォローまで一貫した手順で進められます。
工程1:被害調査(ラットサイン調査)
まず専門スタッフが現地を訪問し、フンの位置・量・形状、かじり跡、足跡、黒い擦れ跡(ラブマーク)などのラットサインを調査します。この調査によりネズミの種類、行動範囲、侵入経路、おおよその個体数を推定します。
工程2:ネズミの種類の特定と駆除計画
調査結果をもとにネズミの種類を特定し、最適な駆除計画を立案します。クマネズミかドブネズミかハツカネズミかによって有効なトラップの種類、薬剤の選定、封鎖すべき経路が異なるため、この工程が駆除の精度を大きく左右します。
工程3:駆除作業
計画に基づいて粘着トラップの設置、殺鼠剤の配置、忌避剤の散布、カゴ型トラップの設置などを状況に応じて組み合わせて実施します。プロは設置場所の選定や配置密度を建物の間取りとネズミの習性に基づいて決定するため、市販グッズを使う場合でも捕獲効率が大きく異なります。
工程4:侵入口の封鎖(防鼠工事)
ネズミ駆除において最も重要かつ業者に依頼する最大の価値がこの工程です。侵入口を塞がないかぎり、ネズミ被害は必ず再発します。
専門業者は屋根と外壁の取り合い、基礎の通気口、配管貫通部、戸袋の奥など、一般の方では見つけにくい侵入経路まで網羅的に特定し、金属素材や防鼠パテで確実に封鎖します。
工程5:消毒・清掃・防臭処理
天井裏や壁内に蓄積した糞尿、巣の材料などを除去し、専門の消毒剤で処理します。ダニやノミの駆除も同時に行われるため、駆除後にダニ被害が発生するリスクも抑えられます。
工程6:効果判定・アフターフォロー
施工後も一定期間、モニタリング用のトラップを設置して再発がないかを確認します。信頼できる業者は保証期間を設けており、万が一再発した場合は無償で再対応するケースが一般的です。
「建物構造」から侵入口を特定する ― ROY株式会社の対策の特徴
ネズミ駆除は「ネズミを捕まえること」だけでは解決しません。本当に重要なのは、ネズミが侵入してくる「建物側の原因」を突き止め、確実に塞ぐことです。
ROY株式会社は一級建築士事務所として、屋根・外壁・基礎・配管など建物構造の専門知識を活かして侵入口を特定します。一般的な害虫・害獣駆除業者はネズミの「生態」に詳しい一方で、建物の「構造」に関しては専門外であることが少なくありません。ROY株式会社では建物の構造を熟知した専門家が調査を行うため、築年数による経年劣化で生じた隙間、設計上の構造的弱点、外壁や屋根の取り合い部分の不具合など、ネズミの生態だけでは見つけにくい侵入経路まで特定することが可能です。
ROY株式会社の主な特徴としては、一級建築士事務所ならではの建物構造の視点からの侵入口調査、原因調査から駆除・封鎖工事・消毒まで完全自社施工で一貫対応、そして「また出た…」を防ぐための再発防止を重視した対策設計が挙げられます。
よくある質問(Q&A)
- ネズミは1匹だけでも危険ですか?
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はい、1匹でも早めの対策が必要です。ネズミは非常に繁殖力が高い動物で、1組のつがいから1年間で数十匹以上に増える可能性があります。また、1匹目撃した背後にはすでに複数匹が潜んでいるケースも多いとされています。
- ネズミは自然にいなくなりますか?
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基本的にはいなくなりません。食べ物と住みやすい環境がある限り、ネズミは住み続けます。むしろ時間が経つほど繁殖して数が増え、被害が拡大するため、早期対策が重要です。
- ネズミのフンを見つけたらまず何をすべきですか?
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フンの場所・大きさ・量を記録(写真撮影)し、ネズミの種類と行動範囲の推定に役立ててください。フンを処理する際は素手で触れず、ゴム手袋とマスクを着用のうえ消毒液を吹きかけてから除去してください。フンが複数の場所で増え続けている場合は、専門業者への相談を検討してください。
- 超音波機器だけでネズミを追い出せますか?
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超音波機器だけでネズミ問題を完全に解決するのは難しいのが実情です。一時的に効果がある場合もありますが、ネズミが音に慣れてしまうと効果が薄れます。超音波は壁や家具で遮られるため死角が生まれやすく、また侵入口が開いたままでは追い出してもすぐに戻ってきます。他の駆除方法や侵入口封鎖と併用して初めて意味を持つ補助的な手段と考えてください。
- 粘着トラップに何日たってもネズミがかからないのはなぜですか?
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主な原因としては、ネズミ(特にクマネズミ)がトラップを警戒して避けている場合、設置場所がネズミの通り道から外れている場合、トラップの枚数が足りず迂回できてしまう場合、そしてネズミの足裏が濡れていたり油で汚れていたりして粘着力が不足している場合などが考えられます。設置場所の変更、枚数の追加、新聞紙で足裏の汚れを落とす工夫などを試みて、それでもかからない場合は業者への相談をおすすめします。
- 毒餌(殺鼠剤)はペットがいる家でも使えますか?
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ペットや小さな子どもがいる家庭では、毒餌の使用には十分な注意が必要です。設置する場合は、ペットや子どもが絶対に触れない場所(天井裏の点検口の奥、家具の裏側の手が届かない場所など)に限定して設置してください。不安がある場合は毒餌を使わず、粘着トラップと侵入口封鎖を中心とした対策に切り替えることをおすすめします。
- ネズミ駆除後にダニ刺されが増えたのはなぜですか?
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ネズミの体にはイエダニが寄生しており、宿主であるネズミがいなくなると、ダニが新たな宿主を求めて天井裏から居住空間に移動してくるためです。このため、ネズミ駆除と同時にダニ・ノミの駆除(消毒処理)も行うことが重要です。自力で駆除した場合に見落としやすいポイントの一つです。
- 賃貸物件でネズミが出た場合、駆除費用は誰が負担しますか?
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原則として、入居後に発生したネズミの駆除費用は入居者負担となるケースが多いとされています。ただし、建物の構造上の欠陥(配管の隙間が未処理など)が侵入原因である場合は大家側に修繕義務がある可能性もあります。まずは管理会社や大家に連絡し、状況を報告して協議することをおすすめします。
- ネズミ駆除の費用相場はどのくらいですか?
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一般的な戸建て住宅の場合、調査・駆除・侵入口封鎖・消毒まで含めた総額で5万〜20万円程度が目安です。ただし、建物の大きさ、被害の程度、封鎖箇所の数、施工の難易度によって大きく変動します。複数の業者から見積もりをとって比較することをおすすめします。
- 保健所や行政に相談すると何をしてもらえますか?
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多くの自治体では、ネズミに関する相談窓口を保健所や衛生課に設けています。対応内容は自治体によって異なりますが、一般的にはネズミの生態や対策方法に関するアドバイス、粘着シートや捕獲カゴの無料貸し出し(一部の自治体)、殺鼠剤の無料配布(一部の自治体)、専門業者の紹介などが行われています。駆除作業そのものは行っていない自治体がほとんどですが、まずは相談先として活用すると有用です。
まとめ ― ネズミ駆除で最も大切なのは「侵入口封鎖」

ネズミの自力駆除は、初期段階で被害が軽度であれば粘着トラップ・毒餌・忌避剤・侵入口封鎖を組み合わせることで効果を発揮する可能性があります。しかし、ネズミは非常に警戒心が強く繁殖力が高い動物であり、自力対策だけで完全駆除に至るケースは限られます。
特に天井裏で音がする、フンが増えている、壁の中からかじる音がするといった状況では、すでに繁殖・定着が進んでおり、専門業者による調査と対策が必要です。
ネズミ駆除において最も重要なのは「侵入口の封鎖」です。トラップや毒餌でネズミを捕獲・駆除しても、侵入口が開いたままではほぼ確実に再発します。自力での封鎖が難しい場合は、建物構造を理解した専門業者に相談することが根本解決への最短ルートです。
ネズミを放置すると感染症のリスク、配線をかじることによる火災リスク、建物への損傷など深刻な被害につながります。少しでも異変を感じたら早めの対策を心がけてください。
天井裏の音・フン・侵入の疑いがある場合は、ROY株式会社までお気軽にご相談ください。お問い合わせの際は「ネズミ駆除の記事をみた」とお伝えいただければ、専門スタッフが状況を確認し、建物構造の視点から最適な対策をご提案いたします。
