ネズミの好物を放置すると危険!?健康被害と二次被害!対処法を解説します

ネズミ 好物 害獣 サムネイル
目次

はじめに

ネズミは非常に適応力の高い雑食動物で、人の暮らしの中にあるものなら、ほとんど何でも口にします。
「これは食べないはず」「少しくらいなら大丈夫」と思って置いた食べ物が、翌朝にはかじられていたというケースも珍しくありません。

特に注意したいのが、ネズミが好む食べ物の保管方法です。
密閉していない食品や匂いの残ったゴミ、ペットフードなどは、ネズミにとって格好の誘引物となります。

本記事では、日本の住宅で被害の多い3種類のネズミについて、特徴と好物、日常生活での注意点をわかりやすく解説します。

ROY株式会社 害獣駆除 栃ノ心アンバサダー

日本に多いネズミはこの3種類

日本の住宅で発生するネズミ被害の多くは、特定の3種類によるものです。
それが「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」です。
いずれも同じネズミではありますが、
体の大きさ・行動範囲・侵入場所・好む食べ物が大きく異なります。
そのため、種類を見誤ると「対策しているのに被害が止まらない」という状況に陥りがちです。まずは、それぞれのネズミの基本的な特徴を把握しておきましょう。

住宅で被害が多い3種類のネズミ一覧

種類主な生息場所体の大きさ特徴
クマネズミ天井裏・壁の中中型木登りが得意、警戒心が強い
ドブネズミ床下・下水・屋外大型雑食性が強く力がある
ハツカネズミ室内・収納内小型繁殖力が高く侵入口が小さい

3種類のネズミの好物

クマネズミは、日本の住宅で最も相談件数が多いネズミです。
天井裏や壁の中など、高い場所を好んで移動・生活するのが大きな特徴です。

クマネズミの好物とは?

クマネズミはネズミの中でも特に警戒心が強く、人目につかない場所で静かに生活します。
そんなクマネズミが好むのは、米やパン、小麦粉などの穀物類や、甘い匂いのするお菓子、果物といった食品です。
これらは人間にとっても身近な食材であるため、気づかないうちにネズミを引き寄せてしまう原因になります。

特に注意したいのが、袋や紙箱に入れたままの食品です。
クマネズミは鋭い歯で簡単にかじり破り、わずかな隙間からでも侵入します。
また、天井裏や収納付近に保管された食材は、クマネズミの行動範囲と重なりやすく、被害が拡大しやすい傾向があるので食べ物の管理を見直すことは、クマネズミ対策の第一歩といえるでしょう。

ハツカネズミの好物とは?

ハツカネズミは体が小さく目立ちにくいため、被害に気づくのが遅れがちなネズミです。
しかしその一方で、わずかな食べ物でも生き延びることができ、繁殖力が非常に高いという特徴があります。
ハツカネズミが好むのは、ペットフードやこぼれた米粒、パンくずなど、人の生活空間に落ちている小さな食べ残しです。

特に注意したいのは、「これくらいなら大丈夫」と見過ごしてしまいがちな食べカスや、開封したまま置かれた食品です。ハツカネズミは1cmほどの隙間からでも侵入できるため、キッチンや収納、棚の奥などに簡単に入り込みます。
日常的な掃除と食品の密閉管理が、ハツカネズミを寄せつけないための重要な対策となります。

ドブネズミの好物とは?

ドブネズミは3種類の中でも特に体が大きく、雑食性が強いネズミです。

人の生活圏にある食べ物であればほとんど何でも口にし、特に生ゴミや魚・肉の残り、揚げ物に使った油などを好みます。
そのため、家庭から出るゴミの管理が不十分だと、知らないうちにドブネズミを引き寄せてしまうことがあります。

とくに注意が必要なのは、夜間に屋外へ出したままのゴミ袋や、排水口・排水マスに溜まった油汚れです。
ドブネズミは泳ぐことができ、水回りを通じて床下や下水から侵入するケースも少なくありません。

ゴミの出し方や水回りの清掃を見直すことが、ドブネズミ被害を防ぐための基本的な対策といえるでしょう。

ネズミ対策の段階別ガイド

🐭 ネズミ対策の段階別ガイド

01
追い出し対策

対処内容

忌避剤の使用
超音波機器の設置

ポイント・注意点

  • 侵入直後や数が少ない場合に有効
  • 効果は一時的なことが多い
  • 使用後は十分な換気が必要
02
駆除対策

対処内容

粘着シート
毒餌
捕獲罠

ポイント・注意点

  • フンやかじり跡のある場所に設置
  • 子ども・ペットの誤触に注意
  • 死骸処理の負担が発生する場合あり
03
セルフ対策の限界

対処内容

自分での対応

ポイント・注意点

  • 侵入経路や巣は特定しにくい
  • 再発しやすい
  • 被害が長期化・拡大しやすい
04
専門業者へ相談

対処内容

調査・駆除・再発防止

ポイント・注意点

  • 侵入経路の特定が可能
  • 再発防止まで一括対応
  • 結果的に被害と費用を抑えやすい

ネズミが食材を荒らすことで起こる健康リスク

ネズミが食材をかじる被害は、「食べ物が減る」「袋に穴が開く」といった目に見える問題だけでは終わりません。
本当に注意すべきなのは、ネズミによって食材が汚染されることによる健康被害です。

ネズミは行動中にフンや尿をまき散らしながら移動します。たとえ直接かじられていなくても、近くに置かれていた食品や調理器具に病原菌が付着している可能性があります。
これにより、サルモネラ菌やレプトスピラ菌などの人獣共通感染症を引き起こすリスクが高まります。

また、ネズミの体表にはノミやダニが付着していることも多く、食品を介さずとも室内環境そのものが不衛生な状態になりかねません。
「少しだけだから」「洗えば大丈夫」と自己判断せず、ネズミが関与した可能性のある食材は処分することが重要です。被害が確認された場合は、早期に専門業者へ相談することが、家族の健康を守るための最善策といえるでしょう。

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ネズミ被害を放置すると起こる深刻な二次被害

ネズミ被害は、「姿を見かけた」「音がする」といった初期段階で対処しないと、時間とともに被害が連鎖的に広がっていきます。これがいわゆる二次被害です。

代表的なのが、配線や配管への被害です。
ネズミは歯を削るために電気コードをかじる習性があり、漏電や火災につながる危険性があります。
実際に、ネズミによる配線損傷が原因とみられる住宅火災も報告されています。

また、天井裏や壁の中で巣を作られると、断熱材が荒らされ、防音性や断熱性が低下します。
そこにフンや尿が蓄積されることで、悪臭やカビの発生、ダニ・ノミの繁殖といった住環境の悪化も避けられません。

さらに見落とされがちなのが、繁殖による被害の拡大です。
ネズミは短期間で数を増やすため、「1匹だけ」と思って放置しているうちに、家全体が生活圏になってしまうケースも珍しくありません。
ネズミ被害は自然に収まることはなく、放置するほど被害と修繕コストが大きくなる点に注意が必要です。

ネズミによる食品被害を防ぐための基本対策

ネズミによる食べ物の被害は、特別な対策をしなくても、日々のちょっとした工夫で大きく減らすことができます。
ここでは、被害を広げないために意識しておきたい2つのポイントをご紹介します。
罠や忌避剤を使う場合でも、これらを徹底することで予防効果が高まります。


食品は出しっぱなしにせず、保管方法を見直す

ネズミ対策で最も重要なのが、食品の保管状態を整えることです。
袋や箱に入っているから安全だと思われがちですが、ビニール袋や紙箱は簡単にかじられ、内部の匂いも外に漏れています。

特に、お米やシリアル、乾麺類はネズミが好みやすい食材です。購入時の袋のまま保管するのではなく、米びつや密閉できる容器に移し替えることで、被害のリスクを大きく下げることができます。

また、クッキーやビスケットなどのお菓子類も、開封後は要注意です。
容器に移すか、袋の口をしっかり閉じて匂いが出ないようにしましょう。常温保存の野菜や果物も、可能であれば冷蔵庫で管理する方が安心です。
仏壇に供えている食べ物も、ネズミ被害が疑われる場合はいったん片付ける判断が必要になります。


生ゴミや食べカスは溜め込まずこまめに処理する

ネズミは、家庭から出る生ゴミや食べ残しにも強く引き寄せられます。
室内に置いたままのゴミ袋や、処分が後回しになった生ゴミは、ネズミにとって格好のエサ場になりかねません。

すぐに捨てられない場合は、フタ付きのゴミ箱を使うなど、簡単に触れない環境を作ることが重要です。
また、キッチンだけでなく、リビングやダイニングの床に落ちた食べカスも見逃さず、こまめに掃除する習慣をつけましょう。

こうした日常的な管理を続けることで、ネズミが住み着きにくい環境を維持しやすくなります。

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ネズミが家に入り込んだときの正しい対処法とセルフの限界

ネズミが住宅内に侵入した場合、放置すると被害は短期間で広がります。
配線の損傷や衛生面の悪化を防ぐためにも、早い段階で適切な対応を取ることが重要です。
ここでは、家庭で実践できる現実的な対処法を段階的に解説します。


対処法① まずはネズミを追い出す対策を行う

ネズミの数が少なく、侵入して間もないと考えられる場合は、
追い出しを目的とした対策が有効なケースもあります。

忌避剤を使って居心地を悪くする

ネズミが嫌う成分を含んだ忌避剤は、追い出し対策の代表的な方法です。
燻煙タイプは煙を行き渡らせることで、室内や天井裏など広範囲に効果を発揮します。
一度に複数箇所で使用することで、ネズミの逃げ道を限定しやすくなります。

ただし、製品によっては使用後に臭いが残ることがあるため、
必ず十分な換気を行うことが大切です。

一方、スプレータイプは、ネズミの潜伏場所がある程度特定できている場合に向いています。
噴射した刺激でネズミが飛び出してくる可能性もあるため、使用時は周囲に注意しましょう。

超音波機器で一時的に遠ざける

臭いを使いたくない場合は、超音波を発生させる機器を設置する方法もあります。
人には聞こえない音でネズミに不快感を与えるため、設置するだけで使える手軽さが特徴です。

ただし、効果が現れるまでに時間がかかることや、
ネズミが慣れてしまうと効きにくくなる点には注意が必要です。
あくまで補助的・一時的な対策として考えましょう。


対処法② 家に入り込んだネズミを駆除する

すでにネズミの行動が頻繁に見られる場合は、
駆除を前提とした対策を検討する必要があります。

粘着シートを設置する

ネズミの通り道に粘着シートを敷くことで、移動を封じる方法です。
フンが落ちている場所や、かじり跡がある周辺に設置すると効果が高まります。

設置の際は手袋を着用し、人の臭いが付かないようにすることがポイントです。
また、ジャンプして避けられることもあるため、1枚ではなく複数枚を連続して配置しましょう。

毒餌を使う場合の注意点

毒餌を使った駆除は効果が高い反面、取り扱いには注意が必要です。
ネズミの好む穀物や果物の匂いと併用すると食いつきが良くなります。

即効性タイプと遅効性タイプがありますが、
どちらの場合も子どもやペットが絶対に触れない場所に設置することが必須です。
また、壁の中などで死骸が残るリスクがある点も理解しておきましょう。

捕獲罠を使って確実に捕らえる

踏み板式やシーソー式の捕獲罠は、繰り返し使える点がメリットです。
ネズミの通り道に設置することで、比較的高い捕獲率が期待できます。

ただし、捕獲後の処理を自分で行う必要があるため、
精神的な負担を感じる方には不向きな方法ともいえます。


自己対処には限界があることも理解しておく

これらの方法はあくまで応急的・部分的な対処です。
侵入経路が残っていたり、すでに巣が作られている場合、被害は再発します。

「対策しても収まらない」「どこから入っているかわからない」
そう感じた時点で、専門業者への相談を検討することが、
結果的に被害と費用を最小限に抑える近道になります。

ネズミ対策の段階別ガイド

🐭 ネズミ対策の段階別ガイド

01
追い出し対策

対処内容

忌避剤の使用
超音波機器の設置

ポイント・注意点

  • 侵入直後や数が少ない場合に有効
  • 効果は一時的なことが多い
  • 使用後は十分な換気が必要
02
駆除対策

対処内容

粘着シート
毒餌
捕獲罠

ポイント・注意点

  • フンやかじり跡のある場所に設置
  • 子ども・ペットの誤触に注意
  • 死骸処理の負担が発生する場合あり
03
セルフ対策の限界

対処内容

自分での対応

ポイント・注意点

  • 侵入経路や巣は特定しにくい
  • 再発しやすい
  • 被害が長期化・拡大しやすい
04
専門業者へ相談

対処内容

調査・駆除・再発防止

ポイント・注意点

  • 侵入経路の特定が可能
  • 再発防止まで一括対応
  • 結果的に被害と費用を抑えやすい

自分で解決できないと感じたら、専門業者に相談をしよう

ネズミ対策は、食品管理や市販グッズの活用など、まずは自分でできることから始めるのが一般的です。
しかし、対策を続けているにもかかわらず被害が収まらない場合や、侵入経路が分からない場合は、個人での対応には限界があるサインといえます。

特に、天井裏や壁の中から物音がする、フンや尿の量が減らない、同じ場所で何度も被害が起きるといった状況では、すでに家の内部に巣が作られている可能性も考えられます。この状態を放置すると、被害の長期化や修繕費用の増加につながりかねません。

専門業者であれば、ネズミの種類や行動パターンを見極めたうえで、侵入経路の特定や再発防止まで含めた対策を行うことができます。
「まだ大丈夫」と自己判断せず、少しでも不安を感じた段階で相談することが、結果的に被害を最小限に抑える近道です。

山田 太郎

この記事の作成者

鈴木 海斗

害虫害獣駆除センター 研究員

害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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