中古住宅のシロアリは購入前に確認!被害サインと床下点検チェックリスト

目次

はじめに

中古住宅は、内装がきれいにリフォームされていても、床下や土台まで問題がないとは限りません。
過去のシロアリ被害や防除履歴を確認せずに購入すると、入居後に駆除や木材の補修が必要になることもあります。
本記事では、内覧時に確認したいサイン、不動産会社や売主へ聞くこと、専門業者へ床下調査を依頼するタイミングを解説します。
購入後に後悔しないため、契約前に確認すべきポイントを押さえておきましょう。

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    中古住宅では購入前のシロアリ確認が重要

    リフォーム済みでも床下の状態までは分からない

    中古住宅では、販売前に壁紙やフローリング、キッチンなど、目につきやすい部分だけを新しくすることがあります。室内がきれいでも、床下の土台や柱まで交換されているとは限りません。

    「リフォーム済み」という表示だけで安心せず、どこを直したのか、床下の点検やシロアリ防除まで行ったのかを確認しましょう。

    一部分だけ床や巾木が新しくなっている場合は、交換した理由も尋ねてください。
    以前の水漏れや木材の傷みが関係していないか、修繕記録と併せて確かめることが大切です。

    築年数だけで被害の有無は判断できない

    シロアリ被害は、築年数だけでは判断できません。
    床下の湿気、雨漏りや水漏れ、木材と地面の接触、防除工事の実施状況なども関係します。

    確認したい履歴

    ・最後にシロアリ防除を行った時期
    ・屋根や外壁の雨漏り修理歴
    ・浴室や給排水管の漏水歴
    ・空き家になっていた期間
    ・増築や水回りリフォームの有無
    ・床下点検や湿気対策の記録

    築年数が経過していても、定期的に点検と修繕が行われている住宅はあります。
    反対に、比較的新しくても漏水や床下環境に問題があれば、詳しい調査が必要です。

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    内覧前に不動産会社や売主へ確認すること

    シロアリ被害と駆除の履歴

    まずは、過去にシロアリが発生したことがあるかを確認します。
    被害歴がある場合は、「駆除済みです」という説明だけで判断せず、次の内容まで尋ねましょう。

    被害歴があった場合に確認したい内容

    ・発生した時期と場所
    ・駆除した範囲
    ・被害木材を補修または交換したか
    ・施工後に定期点検を受けたか
    ・その後に再発していないか

    大切なのは、シロアリを駆除したかだけでなく、傷んだ住宅部分が適切に直されているかどうかです。
    シロアリを退治しても、食害を受けた土台や柱が元の強さに戻るわけではありません。
    被害の程度によっては、木材の補強や交換が必要になります。

    防除工事の保証書と施工日

    過去にシロアリ防除工事を行っている場合は、保証書や施工報告書を確認しましょう。

    確認したい項目

    ・施工した年月日
    ・施工した場所と範囲
    ・保証期間と保証内容
    ・定期点検の記録
    ・施工会社の名称と連絡先

    公益社団法人日本しろあり対策協会では、認定薬剤の有効期間を5年としています。
    ただし、5年を過ぎたからといって、すぐにシロアリ被害が発生するわけではありません。

    施工から年数が経過している住宅では、過去の工事記録だけで判断せず、現在の床下の状態も確認することが大切です。

    また、中古住宅では所有者が変わるため、保証がそのまま引き継がれない場合もあります。
    保証期間が残っているときは、名義変更や保証の引き継ぎができるか、施工会社へ問い合わせておきましょう。

    雨漏りや水漏れの修繕履歴

    シロアリの履歴と併せて、雨漏りや水漏れの修繕記録も確認しましょう。

    確認したい項目

    ・雨漏りや水漏れが起きた場所
    ・原因となった箇所
    ・修理した年月
    ・どのような修理を行ったか
    ・濡れた木材を乾燥または交換したか

    屋根や外壁、ベランダだけでなく、浴室、洗面所、キッチン、給排水管の修繕履歴も確認してください。
    大切なのは、天井や壁などの表面だけでなく、雨水や漏水の原因まで修理されているかどうかです。

    シロアリ駆除を行っていても、雨漏りや水漏れによる湿気が残っていると、木材の腐りやシロアリ被害につながる可能性があります。

    建物状況調査の報告書

    建物状況調査が行われている住宅では、報告書の内容も確認しましょう。

    報告書で確認したい項目

    ・床下へ入って調査したか
    ・点検口から見える範囲だけだったか
    ・確認できなかった場所があるか
    ・シロアリ被害や木材の腐りに関する記載があるか

    建物状況調査は、目視や計測を中心に建物の状態を確認するもので、壁や床を壊して内部まで調べる検査ではありません。

    中古住宅の内覧時に確認したいシロアリのサイン

    中古住宅の内覧では、室内だけでなく建物の外周や床下も意識して確認しましょう。ここでは、シロアリ被害のサインとしてチェックしたいポイントをまとめました。

    1建物の外周と基礎

    基礎や配管の周辺に、土でできた細い筋がないか見てください。これは「蟻道(ぎどう)」と呼ばれ、シロアリが移動するためにつくる土の道です。

    2室内の床・木部・水回り

    玄関・浴室・洗面所・居室をチェック

    床や木部に、次のような不自然な変化がないか確認しましょう。

    • 床が部分的に沈む、ふわふわする
    • 木枠や敷居が変色している
    • 柱や木材の表面が浮いている
    • ドアや引き戸が動かしにくい
    • 窓際や玄関に羽がまとまって落ちている
    • 一部分だけ床や木部が新しくなっている
    床の沈みや建具の不具合には、経年劣化や水漏れなど別の原因もあります。複数の異変が見られる場合は、専門業者へ相談しましょう。

    3床下点検口の有無

    キッチンや洗面所の床下収納庫が、点検口を兼ねている場合があります。ただし、点検口があっても、基礎や配管の位置によって住宅全体を確認できるとは限りません。

    床下のどこまで調査できるのか、不動産会社へ確認しておきましょう。点検できない範囲が多い場合は、購入前に専門業者による調査を検討してください。

    購入前の床下調査で専門業者が確認すること

    シロアリの有無と被害範囲

    床下調査では、生きたシロアリや蟻道、食害跡を確認し、現在も被害が進んでいるのか、過去の跡なのかを調べます。

    被害が見つかった場合は、土台や柱、浴室・洗面所の下などに広がっていないかも確認します。

    併せて、次のような床下環境もチェックします。

    ・配管からの水漏れ
    ・床下の水たまりや強い湿気
    ・木材の腐り
    ・換気不足
    ・木材や廃材の放置

    シロアリが見つからなくても、床下に入れず確認できなかった場所がある場合は注意が必要です。
    調査時には、どこまで確認できたのかも聞いておきましょう。

    シロアリ被害がある中古住宅は買ってはいけない?

    過去にシロアリ被害があったからといって、必ずしも購入を避ける必要はありません。
    適切な駆除や木材の補修が行われ、現在の調査でシロアリの活動が確認されていなければ、購入を検討できる場合もあります。

    確認したい内容

    ・駆除した時期や施工会社が分かる
    ・被害を受けた木材の補修記録がある
    ・雨漏りや水漏れの原因が改善されている
    ・施工後の点検記録が残っている
    ・床下や土台の状態を確認できている

    一方、現在もシロアリが活動している、被害が広い範囲に及んでいる、駆除や補修の記録がないといった場合は、追加調査や修繕見積もりを取ってから判断してください。

    また、物件価格だけでなく、シロアリ駆除、木材の補修、床や壁の復旧、雨漏り修理など、購入後に必要となる工事費も含めて考えることが大切です。

    調査結果と見積もりをもとに、売主側で修繕するのか、購入後に買主が対応するのかを契約前に整理しておきましょう。

    中古住宅のシロアリ調査はROY株式会社へご相談ください

    購入を検討している中古住宅に、床の沈み、湿気、蟻道らしき跡、過去のシロアリ被害がある場合は、契約を急ぐ前に床下の状態を確認しましょう。

    ROY株式会社では、シロアリの調査・駆除に加え、雨漏り工事や被害部分のリフォームにも対応しています。

    駆除と住宅補修を別々の会社へ相談する負担を減らし、住まい全体の状態を踏まえて必要な工事をご案内します。

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      中古住宅とシロアリに関するよくある質問

      築浅の中古住宅でもシロアリ点検は必要ですか?

      築浅でも、雨漏りや水漏れ、床下の湿気などがあれば、シロアリ被害が起きる可能性はあります。

      築年数だけで判断せず、防除履歴や床下の状態を確認しましょう。水回りの補修歴がある、長期間空き家だった、床下を一度も点検していない物件では、購入前の調査を検討すると安心です。

      リフォーム済みの中古住宅なら安心ですか?

      内装だけのリフォームでは、床下の点検やシロアリ防除が行われていない場合があります。

      工事内容が分かる書類を確認し、床下や土台まで点検したのかを不動産会社へ尋ねてください。見た目が新しいことと、見えない部分に問題がないことは別です。

      ホームインスペクションを受けていればシロアリ調査は不要ですか?

      調査内容によって異なります。

      報告書で床下への進入調査が行われたか、確認できなかった区画があるかを確かめてください。シロアリの専門調査が含まれていない場合は、専門業者へ追加調査を依頼しましょう。

      購入後にシロアリが見つかったらどうしますか?

      殺虫剤を大量にかけたり、被害部分を壊したりせず、発見時の状態を写真に残して専門業者へ相談してください。

      併せて、売買契約書、物件状況報告書、過去の調査報告書を確認し、不動産会社にも連絡します。
      費用負担や対応方法は契約内容や状況によって異なるため、見つけた日時や場所も記録しておきましょう。

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      まとめ

      床下点検はROY株式会社へ

      中古住宅のシロアリ被害は、きれいな内装や築年数だけでは判断できません。
      購入前には、防除・修繕の書類、内覧時のサイン、床下の専門調査という3段階で確認することが大切です。

      被害歴があっても、駆除と補修が適切に行われ、現在の状態や必要な費用が分かれば、購入を検討できる場合があります。

      一方、被害範囲や床下の状態が確認できないときは、契約を急がず追加調査を行いましょう。

      山田 太郎

      この記事の作成者

      鈴木 海斗

      害虫害獣駆除センター 研究員

      害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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