見積もりで失敗しない!屋根葺き替え工事の5つのチェックポイントをご紹介

屋根は住まいを守る最前線にある重要な部分。
風雨・雪・紫外線など過酷な環境にさらされるため、築20年前後を過ぎると「そろそろ屋根の葺き替えを」と検討する方も多いでしょう。
しかし、屋根葺き替え工事は金額が大きく、数十万円〜数百万円単位の費用がかかるため「見積もりの中身を理解しないまま契約して失敗した」というケースも少なくありません。
本記事では、屋根葺き替え工事の見積もりで失敗しないための5つのチェックポイントを徹底解説します。
「屋根工事の見積もり注意点」を理解することで、余計な出費を防ぎ、納得した上で工事をできるでしょう。
ぜひ、ご一読ください。
屋根葺き替え工事ってなに?

屋根の葺き替えといっても、いまいちどういう内容おの工事なのか、わからない人もいるのではないでしょうか?
まずは、屋根葺き替えがどういった工事で、何のために行われるのか、解説します。
屋根葺き替え工事とは・・・
- 古い屋根材をすべて取り外して新しくする工事
→ 既存の屋根材、下地までを撤去して、新しい屋根を取り付ける工事。新築同様の屋根に生まれ変わります。 - 見た目をきれいにするだけではない
→ 見た目がきれいになるのはもちろんですが、雨漏りの予防・断熱性や遮音性の改善・耐震性の強化といった性能や機能性の向上が見込めます。 - 大規模なリフォームになることが多い
→ 足場を組み、屋根全体を解体・処分するため、どうしても工期が長くなったり、工事費が高額になることがあります。
ポイント
「葺き替え」は“屋根を丸ごと新しくする”工事。
似た言葉に「カバー工法(重ね葺き)」がありますが、これは既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねる方法で、葺き替えより費用は安いものの、下地の劣化を直せない点に注意が必要です。
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どうして見積もりが分かりにくいの?


屋根の葺き替えの見積もりを見ても、「思ったより高い」「どこにどれだけお金がかかっているのか分からない」と感じる方が多いのではないでしょうか。
実は、屋根葺き替えの見積もりが分かりづらいのには、いくつかの理由があります。
主に考えられる3つの要因をご紹介しましょう。
- 計算方法が業者によって違う
屋根面積は、建物の床面積より広いことがほとんど。建物が30坪でも、屋根は勾配(傾き)があるため、実際の屋根面積は40坪以上になることがよくあります。
業者によって「建坪基準」で計算する場合と「屋根の実面積基準」で計算する場合があり、そのため同じ“坪単価8万円”でも総額に大きな差が出てしまうことも。 - 付帯工事が多く費用が複雑
屋根の葺き替えは単に屋根材を張り替えるだけではなく、防水シート(ルーフィング)、野地板の補修、棟板金や谷板金の交換、さらには足場設置や古い屋根材の処分費用まで含まれます。
これらが「一式」としてまとめて書かれると、内訳がよくわからず、不安に感じてしまうでしょう。 - 専門用語が多く一般の人に馴染みがない
専門用語が多く、一体どんな工程なのかわかりづらいのも、理解するのが難しくなり要因の1つ。
見積書に「野地板増し張り」「谷板金交換」と書かれても、普段聞き慣れない言葉ばかりで意味が分からない方がほとんどでしょう。
結果として「とにかく屋根を直す費用」としか認識できず、比較や判断が難しくなります。
つまり、屋根葺き替えの見積もりが分かりづらいのは、「計算方法が業者によって違う」「付帯工事が多く費用が複雑」「専門用語が多く一般の方に馴染みがない」という3つの理由が大きいのです。
だからこそ契約前には、基準や内訳、工事内容を業者に丁寧に説明してもらうことが、安心の第一歩になるでしょう。
失敗しないための5つのチェックポイント


屋根葺き替え工事は金額が大きく、工事内容も一般の方には分かりにくい部分が多いため、契約前に確認すべきポイントを押さえることがとても大切。
ここでは、見積もりで失敗しないための5つのチェックポイントをご紹介します!
坪単価・㎡単価の計算基準をチェック
まず最初に注意したいのは、「坪単価」「㎡単価」の算出方法です。
先述した通り、屋根の面積は建物の床面積よりも広くなることが多く、このとき、業者が「建坪基準」で計算するのか、「屋根面積基準」で計算するのかで金額が大きく異なります。
わかりやすく、「床面積30坪・屋根面積40坪で坪単価8万円の場合」で建坪基準と屋根面積基準の比較をしてみました。
※ここでは、建坪は1階の床面積と定義。



建坪(たてつぼ)とは
建物の建築面積を坪数で表したもので、建物を真上から見た面積、一般的には1階の床面積を指すぞ。しかし、施工会社によって定義が異なる場合もあるので確認が必要。
- 建坪基準で計算
床面積30坪 × 坪単価8万円 = 240万円 - 屋根面積基準で計算
屋根面積40坪 × 坪単価8万円 = 320万円


このように同じ「坪単価8万円」と書かれていても、
総額では80万円の差が出るのです。
失敗例
「坪単価が安い」と思って契約したが、後で「うちは屋根面積で計算します」と言われ、予算を大幅にオーバーしてしまった、というケースもあります。
確認のポイント
必ず「この坪単価は建坪基準ですか?屋根面積基準ですか?」と聞きましょう。ここを曖昧にする業者は避けたほうが安心です。
建坪基準/屋根面積基準を選ぶ理由
建坪基準
建物の延床面積を基準に計算。概算がわかりやすく安く見えるが、屋根の勾配や形状によっては追加費用が発生しやすい。
屋根面積基準
実際の屋根面積を基に計算。見積もりの精度が高く、勾配や形状も反映されるため総額に近い金額になる。
業者や建物によって、坪単価の計算基準は異なりますが、どちらも目的に応じて活用できます。
見積もりの内訳を細かくチェック


次に重要なのは、見積書の「内訳」がしっかり書かれているかどうか。
屋根葺き替え工事は単純に屋根材を交換するだけでなく、
多くの工程が含まれています。
- 屋根材費用
屋根本体の材料代。グレードやメーカーで大きな差が出る。 - ルーフィング(防水シート)
屋根材の下に敷き、雨水の侵入を防ぐ。 - 野地板の補修・交換
屋根材を支える板。腐食があれば必ず交換が必要。 - 棟板金・谷板金交換
屋根の継ぎ目部分を覆う金属板。劣化すると雨漏りの原因に。 - 足場代
職人が安全に作業するための仮設足場。20〜30万円かかることが多い。 - 廃材処分費
古い屋根を解体・運搬・処分する費用。
注意点
これらが明細として記載されていれば安心ですが、「屋根工事一式 200万円」とだけ書かれている場合は要注意。
何にいくらかかっているのか分からず、後から「処分費用は別」「下地交換は追加」といった形で請求が膨らむリスクがあります。
プロ目線のポイント
見積もりに「一式」が多い業者ほど、契約後に追加費用を請求してくるケースが目立ちます。
逆に信頼できる業者は、専門用語も含め丁寧に内訳を説明してくれるでしょう。



ROY株式会社では、明細に内訳の内容をしっかり記載。
みなさまが納得できるよう、きちんとご不明点や不安なところにもお答えします。
屋根材の種類とグレードをチェック


屋根材にはさまざまな種類があり、
寿命や価格、見た目に大きな違いがあります。
主に使用されている屋根材を3つピックアップしたので、
その特徴をご紹介。


- スレート屋根
価格が安く軽量。デザイン性も高いが、耐久年数は15〜20年ほど。メンテナンスの回数が増える点に注意。


- 金属屋根(ガルバリウム鋼板など)
軽量でサビに強く、20〜30年の耐久性。耐震性にも優れ、近年最も人気。断熱材付きタイプはさらに快適性が高い。


- 瓦屋根
重厚感があり、耐久性は40年以上。ただし重量があるため、耐震性の観点からは地震の多い地域では注意が必要。


- アスファルトシングル
柔軟性が高くデザインバリエーションも豊富。軽量で施工しやすく、防音性も高い。耐久性は15〜25年程度で、風の強い地域では施工方法やメンテナンスに注意が必要。
確認が必要な理由
同じ「金属屋根」でも、断熱材付きかどうかで寿命や性能が大きく違います。
また、メーカーやグレードによって保証年数も変わるため、「どのメーカーのどのグレードを使うのか」「保証は何年か」を必ず確認しましょう。
失敗例
「金属屋根にしたのに夏の暑さが改善されなかった」という方は、断熱材のない安価なタイプを使われていたケースが多いです。
性能や耐用年数など、ご自身のお住まいの地域の気候なども考慮して屋根材を選びましょう。
追加工事の可能性を事前にチェック


葺き替え工事では、屋根を剥がしてみて
初めて「下地が腐っていた」「シロアリ被害があった」と分かることもあります。
そういった場合、追加工事が発生。
その分の費用も発生するので、
追加工事の可能性について前もって業者に確認しておきましょう。
よくある追加工事が必要な事例をピックアップしました。
- 野地板の腐食
屋根の下地板が傷んでいる場合、交換が必要。 - 雨樋の劣化
葺き替えと同時に交換が推奨されることも。 - シロアリや結露被害
予想以上に構造部分が劣化していることも。放置するとより大掛かりな工事が必要になることもあるので、注意が必要。
重要な理由
追加工事が発生すると、数十万円単位で費用が上乗せされる場合があります。
契約前に「もし追加工事が必要になった場合、費用の上限はどのくらいですか?」と確認しておくことで、想定外の出費を防げるでしょう。
さらに気をつけると良いポイント
信頼できる業者は、見積もり段階で「追加工事の可能性がある部分」と「その場合の費用目安」を必ず説明してくれます。



ROY株式会社は、お客様と真摯に向き合い、わかりやすく丁寧な説明を心がけています。
また、一級建築士も在籍しており、専門的観点でより良い施工の提案をさせていただきます!
保証内容とアフターサービスをチェック


屋根は工事が終わった直後はきれいでも、
数年後に不具合が出ることがあります。
だからこそ、保証やアフターサービスの有無は非常に重要。
- 屋根材メーカー保証
材料そのものに対する保証。10〜30年が一般的。 - 施工保証
工事の不具合に対する業者独自の保証。5〜10年程度。 - アフター点検
工事完了後に1年・3年・5年など定期的に点検をしてくれるかどうか。
重要な理由
保証がなければ、数年後に雨漏りが発生した際、すべて自己負担になります。
「保証はどの範囲で、どのくらいの期間ですか?」と必ず確認しましょう。
信頼できる業者を見分けるポイント
保証内容を契約書に明記し、アフターサービスのスケジュールを説明してくれるところは安心できます。



アフターフォロー、工事後の定期的な点検やメンテナンスも重要です!
屋根材ごとの坪単価の目安
屋根材ごとの坪単価の計算ツールを作成しました!
ご希望の屋根材とお宅の屋根面積を入力すると、屋根材ごとの費用の目安がわかるので、使ってみてください。
屋根葺き替え|坪単価計算ツール
計算結果
屋根材 | 坪数 | 坪単価 | 小計(税抜) | 総額(税込) | 実質坪単価(税込) |
---|
※計算ツールでの算出される費用はあくまで目安です。詳しくは現場にて、お見積りをお出しします。
これだけ知っておけば安心!用語解説コラム
屋根の用語解説コラム
- ルーフィング
屋根材の下に敷く防水シート。雨水の侵入を防ぐ。→ 家のレインコート。 - 野地板(のじいた)
屋根の下地になる板。腐ると葺き替え時に交換必須。→ 家の骨組みの一部。 - 棟板金(むねばんきん)
屋根の頂点を覆う金属板。外れると雨漏りに直結。→ 家の帽子の“継ぎ目”。 - 谷板金(たにばんきん)
屋根の谷間部分の金属板。水が集まる重要箇所。→ 雨水の“排水口”。 - 足場
工事中の職人が使う仮設設備。安全確保と施工品質に直結。
Q&Aコーナー


まとめ


最後まで、読んでくださりありがとうございます。
本記事では、屋根葺き替えの工事の見積もりで後悔しないためのポイントをご紹介しました。
屋根葺き替え工事の見積もりは複雑で不透明に感じるかもしれません。
しかし、下記の5つを確認すれば失敗は防げるでしょう。
- 坪単価の基準を確認
- 内訳を明確にしてもらう
- 屋根材の種類・グレードをチェック
- 追加工事の可能性があるか確認
- 保証とアフターサービスを確認
ROY株式会社では、一級建築士が在籍し、みなさまに分かりやすくご説明します。
アフターサービスも充実しているので、是非ご気軽にご相談ください。
ROY株式会社の対応エリアと特徴


- 対応エリア:関東・関西・九州圏全域
- サービス内容:シロアリなどの害虫駆除・害獣駆除・屋根雨漏りなどの総合リフォーム
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