【2025年最新版】屋根葺き替え工事の費用相場と坪単価をわかりやすく解説

屋根葺き替え工事は、住宅の寿命や快適性を守るための大規模なリフォームです。
しかし、見積もりを取ってみると想像以上に高額で、業者ごとの金額差も大きく、「この見積もりは本当に妥当なのか?」と不安になる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、屋根葺き替えの費用と坪単価の相場をわかりやすくご紹介。
工事内容や条件別の価格の違いや、さらに工事前に行っておきたいシミュレーションの活用法や、費用を抑えるコツも徹底的に解説します。
最後まで読めば、適正価格を見極め、無駄な支出を避けるための知識が身につくはず。是非、ご一読ください。
屋根の葺き替えとは?

葺き替えとはどういう工事なのか、よくわからない方もいるかもしれません。
まずは、屋根の葺き替えとはどういうものなのか、解説します。

屋根の葺き替えとは、既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しい屋根に交換する工事のこと。
単なる塗装や補修とは異なり、屋根表面だけでなく内部構造までリフレッシュできるのが最大の特徴。
作業は、まず古い屋根材とその下の防水紙(ルーフィング)を剥がし、野地板(下地板)の状態を確認するところから始まります。
もし野地板が腐食していたり強度が落ちていた場合は、この時点で補修・交換を実施。そのうえで新しい防水紙を張り、新しい屋根材を施工します。
葺き替えを行うことで、防水性能や断熱性能が大きく向上し、家全体の耐久性や安全性が向上。また、屋根材を軽量なものに変更すれば、地震時の建物への負担を減らす効果も期待できるでしょう。
つまり、葺き替えは屋根を根本から新しくして、新築同様の屋根に生まれ変わることができる工事なのです。
葺き替えとカバー工法の違い
似た工事に「カバー工法」があります。
これは簡単に説明すると、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法。カバー工法は撤去費用がかからず工期も短い反面、下地の状態を完全に確認できないという弱点があります。
葺き替えは撤去から行うため、内部の劣化を確実に補修できる点で優れているでしょう。
葺き替えが適しているケース
- 雨漏りが複数箇所で発生している
- 屋根材や下地が全体的に劣化している
- 築20〜30年以上経過している
- 大規模なリフォームや耐震改修を予定している
屋根葺き替えが必要になるタイミング

屋根は毎日、紫外線、雨風、雪、温度差など過酷な環境にさらされています。
築10年を過ぎると徐々に塗膜の防水効果が薄れ、20年を超える頃には下地部分の腐食や変形が進み、雨漏りや断熱性能の低下が起こることも。
こうした劣化を放置すると被害が家全体に広がり、最終的には高額な修繕が必要になることもあるので、早めの対応がとても重要です。
こんな症状がでたら、屋根葺き替えを検討しよう!
- 築年数が20〜30年経過している
屋根材や防水紙の耐用年数は一般的に20〜30年程度。経年劣化で防水性能が低下し、雨水が下地に浸み込みやすくなります。
築年数が長い場合は、見た目に問題がなくても内部の腐食が進んでいることもあるので注意が必要。 - 屋根材のひび割れや反り、浮きが目立つ
屋根材の割れや反りは、紫外線や温度変化による劣化が原因。
破損部から雨水が侵入すると下地や断熱材まで傷み、葺き替えが必要なレベルに発展することがあります。 - 色あせや塗装剥がれが広範囲に及んでいる
塗膜の防水機能が失われると、屋根材が直接雨や紫外線にさらされて劣化が加速します。
広範囲に色あせが進行している場合は、塗装よりも葺き替えのほうが長期的に安心できるでしょう。 - 苔やカビが大量発生している
屋根表面に苔やカビが付着すると、常に湿った状態になり、屋根材や下地の腐食が早まります。
特に北面や日当たりの悪い屋根では進行が早く、葺き替えが必要になることも。 - 雨漏りや天井のシミが確認できる
雨漏りは防水紙や下地の劣化が進んでいるサイン。
複数箇所で雨漏りが発生している場合は部分修理では限界があり、葺き替えが必要になるケースが多いです。 - 台風・大雪・地震などの自然災害後
災害時は目に見えない屋根内部の損傷が発生することがあります。被害が軽微に見えても、防水紙の破れや下地のひび割れなど、長期的に影響する損傷が隠れている可能性があるので要注意。 - 過去に補修を繰り返している
部分補修を何度も行っていると、工事費の総額が葺き替えと変わらなくなることがあります。この場合、思い切って葺き替えを行ったほうが最終的もお得になることも。
屋根葺き替え工事の費用相場と坪単価

屋根葺き替え工事の費用は、「坪単価 × 屋根面積」だけで決まるわけではありません。
坪単価とは、屋根1坪あたりの施工にかかる平均的な金額を示す指標。
材料費・人件費・足場代などが含まれていますが、実際の総額はそこに現場ごとの条件や追加工事費用が加わります。
坪単価の全国相場
2025年現在、屋根葺き替えの坪単価はおおむね 2.5万〜7万円ほど。
安価な軽量金属屋根を採用した場合は坪単価3万円台から可能ですが、陶器瓦や天然素材を選ぶと5〜7万円以上になることも珍しくありません。
屋根材別の葺き替え工事の相場をまとめました!

軽量金属屋根(ガルバリウム鋼板など)坪単価(目安)3.5万〜5万円
軽量で建物への負担が少なく、耐震性に優れています。錆びにくく耐久性が高く、寿命は30〜40年程度。施工が比較的早く、古い木造住宅にも適しています。ただし、防音性や断熱性は単体ではやや劣るため、遮音材や断熱材を併用すると快適性が向上します。

陶器瓦 坪単価(目安)5万〜7万円
重厚感のある外観と50年以上の長寿命が魅力です。紫外線や雨風に強く、色あせしにくいため美観を長く維持できます。重量があるため、地震対策を合わせて検討する必要があります。工事費用は高めですが、メンテナンス頻度が低く、長期的にはコスト面で有利な場合もあります。

セメント瓦 坪単価(目安)4万〜5.5万円
陶器瓦に似た外観で価格が比較的安価です。耐用年数は20〜30年程度で、経年劣化により塗装メンテナンスが必要になります。初期費用を抑えつつ瓦の雰囲気を楽しみたい場合に向いていますが、長期的な維持費も考慮しましょう。

天然スレート 坪単価(目安)7万〜10万円以上
高級感と自然素材ならではの美しい風合いを持ち、耐用年数は60年以上と非常に長いです。メンテナンス回数も少なく済みますが、価格は高く、施工できる職人が限られます。歴史的建造物やデザイン性重視の住宅に適しています。

アスファルトシングル 坪単価(目安)3万〜4.5万円
北米で広く使われる軽量屋根材で、柔軟性がありデザインの自由度が高いです。施工が容易で費用も抑えられますが、日本の強風地域では耐風性に注意が必要です。
相場が変動する理由
- 屋根材の種類
先ほどもご説明した通り、屋根材によって価格は大きく変わってきます。軽量金属は比較的安価で施工も早く、陶器瓦や天然素材は材料費・施工手間ともに高くなる傾向に。 - 屋根形状と勾配
屋根の形状が複雑な形をしていたり、急勾配の場合、施工効率が下がり、安全対策も必要になるため、坪単価が上がります。 - 地域差
都市部は人件費・運搬費が高め、地方は比較的安い傾向がありますが、材料の搬入距離によっては地方でも高くなることがあります。 - 付帯工事の有無
雨樋交換や外壁補修などを同時に行うと一時的に高くなりますが、将来の別工事を減らせるため、長期的に考えるとお得です。
長期コストの考え方
葺き替え費用は一度きりの金額で見るのではなく、耐用年数とメンテナンス頻度まで考えて選ぶことが大切。
例えば坪単価が高めでも耐用年数が50年以上あれば、2回の工事を行うより結果的に安く済むこともあります。逆に安価でも耐用年数が短い場合は、再工事の可能性が高まり、長期的には割高になる可能性があるので、そこまで考慮して屋根材を選びましょう。
シミュレーションの重要性
工事前にシミュレーションを行えば、屋根材の変更や付帯工事の有無による総額の違いを具体的に把握できます。特に複数のプランを比較できるシミュレーションは、見積もりの妥当性を判断する大きな助けになるでしょう。
屋根材を選ぶ際は、住宅の構造や築年数、地域の気候条件を考慮することがポイント。海沿いなら塩害に強い金属屋根、雪国なら耐荷重性や雪下ろしのしやすさを重視します。
さらに、屋根葺き替えの費用や坪単価、耐用年数、メンテナンス頻度を総合的に比較し、シミュレーションで複数プランを検討してから選択するのが理想。

ROY株式会社では、お客様のご希望やライフスタイルに沿ったプランをご提案。
納得いただけるまで打ち合わせを行い、理想のお宅にリフォームできるよう、誠心誠意努めますので、是非ご相談ください。
費用を抑えるには

- 工事時期を工夫する
春や秋は繁忙期で値引きが難しい一方、夏や冬の閑散期はスケジュールに余裕があり、割引やサービスを受けやすい傾向があります。
着工時期を柔軟に選べるなら、見積もり時に時期による費用差を確認してみましょう。 - 助成金や火災保険を活用する
自治体によっては耐震改修や省エネリフォームに補助金が出る場合があります。また、台風や雪害など自然災害で屋根が損傷した場合、条件を満たせば火災保険で修理費用をまかなえる可能性も。
申請には写真や書類が必要なため、業者と連携して準備すると安心です。 - 信頼できる業者を選ぶ
初期費用が安くても施工品質が低ければ、数年で再工事が必要になり、結果的に高くつきます。
一級建築士が在籍している、保証内容が明確、施工実績が豊富といった条件を満たす業者を選び、長期的なコスト削減につなげましょう。
これらの方法を組み合わせ、事前にシミュレーションを行うことで、葺き替え費用を最適化しながら高品質な工事を実現できます。

ROY株式会社は、助成金や火災保険の申請サポートも行っております。
一級建築士も在籍、メンテナンスや定期点検などのアフターフォローも充実しているので、安心してご相談ください。
屋根葺き替え工事の流れ
屋根葺き替えは外観を変えるだけでなく、防水性や耐久性を根本から改善する工事。
各工程を理解しておくことで、見積もりの妥当性や工事中の状況も把握しやすくなるでしょう。

屋根の面積、形状、勾配、劣化状況を正確に計測し、雨漏りや下地の状態も確認。
この時点で費用シミュレーションに必要な情報を集めます。

調査結果をもとに、屋根材や工法ごとの屋根葺き替えの坪単価と総額を試算。
耐用年数や将来の維持費も含めた比較を行います。

工事内容や保証範囲、工期を確認。
納得した上で契約を締結します。

安全確保と作業効率のため、屋根周囲に足場を組みます。

古い屋根材を取り外し、下地を露出させる工程。
撤去方法や所要時間は屋根材によって異なります。

腐食や傷みのある部分を交換し、防水紙を新しく張ります。
この工程が屋根の寿命を左右するため、とても重要。

選んだ屋根材を適切な重なり幅で配置し、固定。
耐久性と見た目の両方を確保する重要な工程です。

固定状態や仕上がりを確認し、お客様立ち会いのもとで引き渡します。
よくある質問

-
屋根葺き替えの費用の平均は?
-
坪単価で2.5〜7万円程度が目安です。
-
費用を抑える方法は?
-
複数見積もりとシミュレーション比較、助成金や保険の活用が効果的です。
-
工事期間はどのくらい?
-
0坪程度で7〜10日ほど。天候や工事内容で変わります。
-
坪単価が安すぎる業者ってどうなの?
-
品質や保証に不安がある場合が多く、必ず内容を確認しましょう。
まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
本記事では、屋根葺き替え工事の相場や坪単価、施工の工程を徹底解説しました。
屋根葺き替えは高額ですが、屋根葺き替えの費用や坪単価を正しく理解し、条件別にシミュレーションを行えば、納得できる価格で高品質な工事ができるでしょう。
価格だけでなく耐久性や保証も含めて判断することがポイントです。
一級建築士が在籍するROY株式会社では、無料現地調査と複数パターンの費用シミュレーションを提供しています。
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