外壁塗装の適切なタイミングとは?築年数と素材別の目安、助成金についてまで徹底解説!

「外壁塗装っていつやるべき?」「築10年でって本当?」「そもそも費用はどのくらいなの?」
リフォームをご検討されていて、そのような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
外壁は家の“顔”であり、建物全体の耐久性にも関わる重要な部分。放っておくと劣化が進み、大規模な修繕が必要になることもあります。
しかし適切なタイミングで塗装すれば、無駄な費用を抑えつつ、家の寿命を延ばすことが可能です。
また、条件を満たせば、外壁塗装に適用される助成金もあるので、ご紹介しましょう。
本記事では、
- 築年数ごとの目安
- 外壁材ごとの劣化速度
- 塗料の種類と特徴
- 外壁塗装に適用される助成金制度
などを、わかりやすく解説します。是非、ご一読ください。
築年数ごとの外壁塗装の目安

まずは、外壁塗装をどのくらいのタイミングで行ったら良いのか、目安をご紹介しましょう。
外壁の材質や塗装の種類、環境によって差異はありますが、築年数でのある程度の目安があるので、表にして解説します。
築年数 | 塗装の必要性 | 劣化症状の例 |
---|---|---|
0〜5年 | 基本的に不要 | 異常がなければ問題なし |
6〜10年 | 初回塗装のタイミング | 色あせ、チョーキング(粉状の白化) |
11〜15年 | 劣化が進み始める時期 | ヒビ割れ、カビ、苔、コーキングの剥がれ |
16年以上 | 放置は危険、再塗装必須の段階 | 剥がれ、雨漏り、内部腐食 |
上記の表のように、築10年を超えると、多くの住宅で塗装の劣化症状が目立ち始めます。
劣化した状態のまま放置すると、劣化が進行して、雨漏りや内部腐食を起こして、修繕費用が高額になることも。
そのため、適切なタイミングで外装塗装を行うことは、修繕費用を抑えることにも繋がります。
放置せず、雨漏りや内部腐食が進行する前に、対応することを心がけましょう。
外壁の種類ごとの劣化スピードと塗装タイミング

先述した通り、外壁の種類でも劣化のスピードが変わってきます。
この章では、外壁の種類別での塗り替えの目安をご紹介するので、自宅の外壁の種類に合わせてご参考ください。
外壁の種類をご紹介!
ご自宅の外壁の種類がわからないという方も多いかもしれません。
主な外壁の種類と特徴をご紹介するので、まずは、自宅がどの外壁なのか把握しましょう。
外壁材にはさまざまな種類がありますが、代表的なのは「サイディング」「モルタル」「ALCパネル」「金属系(ガルバリウム等)」の4つ。
それぞれの特徴をご紹介しましょう。

サイディング
パネル状の外壁材を貼り合わせるタイプで、レンガ調や木目調などデザインが豊富。コストも比較的安く、現在の新築住宅で最も使われています。防水性は高いですが、目地のコーキング材が劣化しやすく、定期的なメンテナンスが必要です。

モルタル
セメントと砂を混ぜて塗る左官仕上げで、職人の手作業による温かみが魅力。デザインの自由度は高い反面、クラック(ひび割れ)が入りやすく、防水性能がやや劣ります。

ALCパネル
軽量気泡コンクリート製で、断熱性・耐火性に優れています。見た目はシンプルでスタイリッシュですが、防水性が低く、塗装による防水処理が欠かせません。

金属系(ガルバリウム鋼板など)
モダンでシャープな印象を与え、耐久性・耐候性に優れています。ただし、断熱性はやや劣るため、断熱材との併用が必要です。
外壁の種類別の塗り替え時期
外壁の種類によって、塗装の必要なタイミングは異なります。
先程、ご紹介した「サイディング」「モルタル」「ALCパネル」「金属系(ガルバリウム等)」の4つの塗り替え目安を表にまとめました。
外壁の種類 | 塗り替え目安(年) | 特徴 |
---|---|---|
サイディング | 7〜10年 | ひび割れ・コーキング劣化に注意 |
モルタル | 10〜15年 | クラック(ひび割れ)が発生しやすい |
ALCパネル | 10〜15年 | 防水性の低下で内部劣化のリスクあり |
金属系(ガルバリウム等) | 10〜20年 | サビや塗膜のはがれに注意 |
※外壁の素材に合った塗料の種類を選ばないと、せっかくの塗装も短期間で劣化する可能性があります。きちんと施工会社と相談して決めましょう。
塗料の種類と耐用年数の違い

塗装の種類によって耐用年数も変わってきます。
この章では、塗装の種類とそれぞれの耐用年数をご紹介。先程、ご紹介した外壁と合う塗装の種類もご説明するので、是非ご参考ください。
塗装の種類をご紹介!
塗装の種類をご紹介します。特徴や利点、どの外壁と相性が良いかも解説しましょう。

アクリル系塗料
安価で扱いやすく、発色が良いため一時的な塗り替えや短期的な保護に適しています。ただし、耐用年数は短めで、紫外線や雨風に対する耐久性は低めです。
サイディングやモルタルと組み合わせることは可能ですが、長期的な保護には不向きなため、あまり選ばれません。

ウレタン系塗料
柔軟性があり、価格も手頃で、細部の塗装やリフォーム時の補修にも向いています。
モルタルやALCパネルに適しており、クラックの多い外壁で力を発揮します。特にひび割れしやすいモルタル壁との相性が良好。ただし紫外線にはやや弱め。

シリコン系塗料
コストと耐久性のバランスが非常に良く、現在最も主流な塗料。耐用年数も上記2つと比べると長く、汚れにくく、防水性も高いのが特徴です。
サイディングや金属系、ALCパネルなど幅広い外壁素材と相性が良いため、初めての塗り替えにもおすすめ。

フッ素系塗料
高耐久もあり、高機能で、長持ちする塗料。費用は高めですが、塗り替え頻度を減らしたい方にはおすすめです。紫外線や雨風に強く、光沢感も美しい仕上がりに。
金属系やALCパネルと非常に相性が良く、長寿命を求める建物には最適。ただし費用が高いため、慎重な検討が必要です。

無機塗料
セラミックなど無機成分を含み、耐用年数が最も長い高性能塗料。カビや藻にも強く、耐火性もあり、メンテナンスがほとんど不要なほどです。
なんと、すべての外壁に対応可能。特に劣化しやすいサイディングやALCパネルには強い防護力を発揮します。価格は最も高額ですが、将来的な再塗装の回数を抑えたい方におすすめ。
※画像はイメージです。
塗料の種類別の耐用年数
ここでは、それぞれの塗料の具体的な耐用年数をご紹介。
ご自宅の外壁との相性や費用、メンテナンスの頻度などを考えて、塗料を選びましょう。
塗料の種類は耐久性や費用に大きく影響します。以下に主な塗料の種類と特徴をまとめました。
塗料の種類 | 耐用年数 | 費用 |
---|---|---|
アクリル系塗料 | 5〜8年 | 安価だが耐久性は低い |
ウレタン系塗料 | 7〜10年 | 柔軟性あり、コスパ◎ |
シリコン系塗料 | 10〜15年 | 現在主流、価格と耐久性のバランスが良い |
フッ素系塗料 | 15〜20年 | 高耐久でメンテナンス頻度が少ない |
無機塗料塗料 | 20年以上 | 超高耐久、初期費用は高め |
このように塗料の種類によって、耐用年数や費用は、大きく変わってきます。
それによって、「将来のメンテナンスコストがどのくらいかかるのか」がかなり違ってくるので、長期的な視点で考え、慎重に選びましょう。
外壁塗装に適用される助成金

最初に記載したように、外壁塗装は住宅の美観を保つだけでなく、建物の寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスです。しかし、その費用は一般的な戸建てで60万〜120万円ほどかかることもあり、決して安いものではありません。
そこでリフォームを検討されている方におすすめしたいのいが、自治体などが提供している「外壁塗装に関する助成金制度」を活用すること。
一定の条件を満たせば、塗装工事の一部費用を国や自治体が補助してくれる制度で、リフォーム費用を抑えたい人にとっては非常にありがたい仕組みです。
助成金制度が設けられている背景
このような助成金制度は、何を目的として設けられているのでしょうか?
主に国や自治体は、下記のような理由で住宅やリフォームに関する助成金制度を実施しています。
- 住宅の長寿命化を促進し、地域の老朽住宅を減らす
- 断熱・遮熱機能を高め、地球環境への負荷を軽減する
- 景観に配慮した住宅リフォームを促進する
- 地元業者の利用を通じて地域経済を活性化する
つまり、単に「お得になる」制度ではなく、地域社会全体の持続可能性を高めるための仕組みでもあるのです。
助成金が適用される外壁塗装や外壁リフォームの種類
外壁塗装や外壁リフォームに対して適用される助成金は、主に下記の3つに分類されます。助成金の対象になるように、工夫しましょう。
「遮熱塗料」を使用した外壁(屋根)塗装
太陽光を反射させることで熱の吸収を抑制する塗料(遮熱塗料)を外壁や屋根に塗装する工事。室内の温度の上昇を抑えることで、省エネ性能を向上させます。
外壁(屋根)の「断熱リフォーム」
住宅の断熱性能を向上させるために、壁や床、天井などへの断熱材の新規埋設や追加、断熱性の高い窓への交換、内窓の取り付けなどの工事。
※外壁の断熱改修であれば、国の補助金制度が使える場合もあるので調べてみてください。
一般的な外壁(屋根)塗装・リフォーム
省エネや断熱性能の向上ではなく、住宅の長寿命化などを目的とする一般的な工事。
助成金の支給額と条件の一例
助成金がどのくらい支給されるのでしょうか?
自治体ごとに大きく変わってくるのですが、なんとなく相場が想像しやすいように、例を挙げてみました。
おおむね外壁塗装費用の10〜20%、または上限10〜30万円程度が相場とされています。
3つの例をピックアップしたので、ご参考ください。
自治体名 | 最大助成額 | 主な条件 |
---|---|---|
東京都杉並区 | 20万円 | 遮熱・断熱塗料を使う/区内業者による施工 |
千葉県船橋市 | 10万円 | 築20年以上/指定塗料の使用/事前申請が必須 |
静岡市 | 15万円 | 住宅の耐震基準を満たしていることが条件 |
※ご紹介したのは、あくまで一例です。自治体ごとに内容や条件が大きく異なるため、必ずお住まいの市区町村の公式ホームページにて制度や条件をご確認ください。
助成金を受け取るまでの流れ

申請から助成金を受け取るまでの流れをわかりやすくご紹介します。
自治体やリフォーム業者の公式ホームページなどから、情報収集をしてください。指定業者かどうかを確認できたら、業者に依頼をして見積り書を作成してもらいましょう。助成金に詳しい業者だとスムーズです。
着工前に申請しないと適用されないことがあるので注意が必要。申請書・見積り書・建物図面など、自治体が指定する書類を提出しましょう。
多くの場合、2週間から1ヶ月ほどで審査結果が通知されます。
工事終了後、完了報告書と写真を提出しましょう。
すべての書類が確認されると、指定口座に助成金が振り込まれます。
注意点として、「すでに工事が始まっている」「業者が非対応」などの場合は助成金がもらえなくなる可能性があるので、必ず工事前に申請を完了させておきましょう。
また、申請する制度の対して指定業者であることが重要です。必ずご確認ください。

栃ノ心
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助成金にも対応しているので、点検・お見積りが無料のROYに是非ご相談ください!

まとめ

外壁塗装は、「築年数」「外壁の素材」「塗料の種類」によって最適なタイミングが異なります。
築10年前後が一つの目安ですが、外壁の状態によっては早めの対応が必要な場合も。
また、費用を抑えるには助成金制度を上手に活用することも大切です。
ROYなら点検・お見積もりは無料。24時間受付も行っております。助成金制度にも対応しているROYに是非、ご相談ください。
よくある質問(FAQ)
-
外壁塗装のタイミングは築何年が目安?
-
一般的には築10年前後が目安です。ただし、劣化の進行具合や素材によって前後します。
-
外壁塗装に使える助成金は誰でも受けられますか?
-
地域・住宅の条件によります。事前申請や施工業者の条件などを満たす必要があります。
-
外壁塗装の費用はどれくらいかかりますか?
-
一般的な戸建てで60〜110万円前後ですが、塗料の種類や外壁の状態で変動します。
-
どの塗料の種類が一番おすすめ?
-
シリコン系やフッ素系がバランスが良く人気です。長期的に見れば無機塗料も選択肢になります。
-
助成金を利用するとどのくらい費用が安くなりますか?
-
最大で10〜20万円程度安くなることがあります。自治体によって異なるため事前確認が必要です。
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