ハクビシンのフンを見つけたら危険信号!見分け方・放置リスク・対処法を解説

はじめに|そのフン、ハクビシンかもしれません!

「また天井から音がする…。昨夜も『ドタドタ』って。きっと気のせいよね…」
そう思いながら朝起きてベランダに出ると、見慣れない黒いフンが。


もしこれがハクビシンなら、あなたの家は危険にさらされているかもしれません。
ハクビシンは住宅街でも見かけるようになった害獣で、民家に侵入してフンを溜め込む習性があります。
このフン、実は、感染症や建物への深刻な被害につながる危険なサインなのです。
この記事でわかること
- ハクビシンのフンの特徴と見分け方
- 他の害獣のフンとの違い(比較表)
- フンを放置することによる感染症リスク
- フンが原因で起こる建物の劣化
- フン発見時に自分でできる初期対処法
- 行政と専門業者の対応範囲の違い
気づかぬうちに広がるフン害――
まずは、ハクビシンのフンがどのようなものかを正しく知ることが、被害を防ぐ第一歩です。
それではさっそく、ハクビシンのフンの特徴から詳しく見ていきましょう。


ハクビシンのフンの特徴とは?【見た目・臭い・場所】
見た目の特徴
ハクビシンのフンは、以下のような見た目をしています。


- 長さは約2~3cm前後
- 黒〜こげ茶色
- 両端が尖っており、やや細長い円筒状
- 内容物としては果実のタネや昆虫の破片が混じることもある
特に特徴的なのが、「溜めフン」と呼ばれる習性。
ハクビシンは決まった場所に繰り返しフンをするため、一定の場所にフンが大量に堆積していることがよくあります。
よく見つかる場所
ハクビシンは夜行性であり、人目を避けて静かな場所にフンをします。
以下の場所に注意しましょう。
- 屋根裏・天井裏
- 庭の隅や植え込み
- 軒下・雨樋の裏
- 倉庫や物置の隅
- ベランダ・ベランダ下の空間


臭いの特徴


見た目と同じくらいわかりやすいのがその強烈な悪臭です。
ハクビシンのフンは、発酵したような酸っぱい臭いがし、長期間放置されると天井裏から室内まで臭いが漏れてくることも。
特に夏場や梅雨の時期は、湿気で臭いが強まり、生活に支障が出るレベルになることも珍しくありません。
他の動物のフンと見分けるには?【写真比較】
フンを見ただけでは、ハクビシンと他の動物を見分けにくいこともあります。
以下に主な害獣のフンの特徴をまとめました。
動物 | 画像 | フンのサイズ | 見た目 | におい | 見つかりやすい場所 |
---|---|---|---|---|---|
ハクビシン | ![]() ![]() | 約2〜3cm | 細長く先が尖る、果物の種が混じる | 発酵臭・強烈な悪臭 | 天井裏、庭、ベランダ |
ネズミ | ![]() ![]() | 約0.5〜1cm | 米粒状で乾燥気味 | 弱め | 台所、壁沿い、押し入れ |
イタチ | ![]() ![]() | 約3〜5cm | バナナ状で毛が混じる | アンモニア臭 | 天井裏、床下 |
タヌキ | ![]() ![]() | 約3〜6cm | 太く柔らかく植物の繊維が多い | 強い臭い | 野外、畑周辺 |




ハクビシンのフンを放置するとどうなる?【4つのリスク】
「たかがフン一つ」と放置していませんか? ハクビシンの被害は時間と共に加速度的に深刻化します。
1.感染症の危険が広がる


フンには病原菌や寄生虫が含まれていることがあり、以下のような感染症を引き起こす恐れがあります
ハクビシンのフンに関連する主な感染症と症状一覧
感染症名 | 主な感染経路 | 主な症状 | 特に注意が必要な人 |
---|---|---|---|
E型肝炎 | フンや尿に触れた手から口、飛散した粉塵の吸い込みなど | 発熱、全身のだるさ、吐き気、黄疸、肝機能低下 | 妊婦、高齢者、肝臓疾患のある人 |
レプトスピラ症 | フン・尿で汚染された土や水、皮膚の傷から感染 | 筋肉痛、発熱、嘔吐、下痢、重症化すると肝炎・腎障害・髄膜炎 | 免疫力の低い人、子供、高齢者 |
パスツレラ症 | フンの付着した物に触れた手、傷口などからの菌の侵入 | 傷口の腫れ、化膿、発熱、重症化で肺炎や敗血症 | 糖尿病・基礎疾患のある人 |
皮膚アレルギー | フン周辺に繁殖したダニ・ノミ・カビとの接触や吸引 | かゆみ、湿疹、鼻炎、咳、喘息などのアレルギー症状 | 小児・喘息持ちの方、アレルギー体質 |
2.家屋へのダメージ|フンがもたらす「建物劣化」の深刻リスク


フンは長期間にわたって天井裏や床下などに放置されると、家屋自体に深刻なダメージを与える可能性があります。
具体的には、以下のような被害が報告されています。
時系列別の建物被害進行
被害発見から1ヶ月後「表面的な被害が開始」
- 天井板や断熱材がフンの水分で腐食・変色する
- 異臭が建物内部に染み込み始める
被害発見から3ヶ月後「構造的な劣化が進行」
- 木材の強度が落ち、カビや腐朽菌の温床になる
- フンの蓄積により天井材がたわみ始める
被害発見から半年後「深刻な構造被害」
- フンの重みで天井材が剥がれる危険性
- 異臭が建物全体に染み込み、消臭リフォームが必要になるケースも
被害発見から1年後「修復困難な大規模被害」
- 建物の構造材まで腐食が進行
- 大規模な修繕工事が避けられない状況に
フンには湿気を呼び込む成分も含まれるため、湿気の多い天井裏や床下は特に要注意です。
一度でも広範囲に汚染されてしまうと、清掃だけでは対応できず、天井材の張り替えや断熱材の入れ替えなどの補修工事が必要になることも。



「気づいたら天井が抜けそうになっていた」
「天井から水が漏れていると思ったら、フンの溜まり場だった」
こうしたケースも実際に多数報告されており、「もっと早く対応していればよかった」という声も少なくありません。
建物を長く安全に使い続けるためにも、フンの早期発見と除去・清掃・封鎖が不可欠です。


3.ハクビシンは1年中繁殖可能!
ハクビシンは特定の繁殖期を持たない動物であり、一年を通して出産をする可能性があります。
特に夏〜秋は出産のピークを迎えます。


繁殖の詳細
「今は大丈夫」と思っている間にも、2ヶ月後には子どもが生まれ、 10ヶ月後にはその子どもも繁殖を開始する恐ろしいサイクルが始まります。
早めの対応が被害拡大を防ぐカギです。
4.他の害獣も呼び寄せる|フンが「次の被害」を招く悪循環


ハクビシンのフンを放置すると、さらに厄介なのが「二次被害」です。
実は、ハクビシンの排泄物は他の害獣たちを引き寄せる原因になることがあります。
二次被害の例
- ネズミ:フンや食べ残しの臭いに誘われて侵入。配線をかじる被害も。
- イタチ:ハクビシンのテリトリーに割って入ろうとすることも。
- ゴキブリやハエ:有機物の分解に反応して繁殖。衛生環境が悪化。
こうした害獣・害虫の被害が重なると、建物のダメージも急速に進行してしまいます。
フンは「次なる害獣被害の引き金」なのです。


フンを見つけたらどうすればいい?|自力でできる初期対処と注意点
ハクビシンのフンを見つけたら、まず大切なのは冷静に状況を確認し、安全を確保することです。
焦って素手で触れたり、むやみに掃除を始めてしまうと、感染症や二次被害の原因になりかねません。
ここでは、見つけたときに自力でできる初期対処の流れをまとめました。


まずはスマホなどで、フンの写真を撮っておきましょう。
- フンのサイズ・色・形状(細長く尖っているなど)
- どこに、どのくらいの量が落ちていたか
- 周囲に食べ残しや足跡があるか
これは後から業者に相談する際に非常に有効な情報になります。
また、複数箇所にある場合は、巣の存在や侵入口が近い可能性も。


フンには病原菌・ウイルス・寄生虫が含まれている可能性があるため、素手で触ったり、掃除機で吸ったりするのは厳禁です。
やってはいけないNG行動
- 素手で拾う
- 普通の掃除機で吸い込む
- マスク・手袋なしで周辺を掃除する
- フンを流しやトイレに捨てる(詰まり・感染リスクあり)


- 小さなお子さんやペットがフンに近づかないようにする
- 屋根裏・床下などにある場合は換気を避けて密閉を優先
(粉塵が室内に拡散しないようにするため)


どうしても仮で清掃したい場合は、以下の装備を徹底してください。
- ゴム手袋・マスク・ゴーグル
- 使い捨てエプロンまたは着古した服
- ビニール袋(2重にして密閉)
- 新聞紙や厚紙でフンを包み、直接触れない
- フンがあった場所に塩素系消毒剤(ハイター希釈)をしっかり吹きかける
- 使用した道具や靴は外で処理/廃棄が理想
「ただのフン」ではない!掃除に潜む感染リスク
特に注意が必要なのは、掃除をしようとして自分の手や衣類にフンが付着することです。
消毒が不十分だったり、飛散した粉塵を吸い込んでしまうことで、知らないうちに感染してしまうこともあります。
- ペットや子供が触ってしまった
- 掃除中に手袋が破れた
- 天井裏で落ちていたフンに気づかず病原菌を吸い込んでいた
些細なことで、深刻な健康被害につながる可能性もあるため、注意が必要です。
自力対応に潜む3つの大きなリスク
さらに、自力での対応には、掃除の際のリスクだけでなく、以下のような危険も存在します。
① フンが「どこまで広がっているか」が見えない
ハクビシンは高所や狭い場所に出入りするため、目に見えない天井裏や断熱材の中にもフンをしている可能性があります。
表面的に掃除しただけでは、本当の被害の範囲を把握することができません。
② 消毒・除菌の範囲が不十分になりやすい
フンに含まれる細菌や寄生虫は、肉眼では確認できず、においの元や菌が残ったままになってしまうことがほとんどです。
その結果、アレルギー症状やカビの発生、ダニの繁殖など、二次的な健康被害が長く続くことも。
③ 侵入経路の封鎖ができなければ、またフンをされる
最も多いのが「掃除したのに、また同じ場所にフンが…」というパターン。
これは、侵入経路がそのまま残っているためです。
屋根のわずかな隙間や換気口、配管の隙間などから再侵入されてしまい、被害が繰り返される悪循環に陥ります。
行政に相談しても根本解決はできない?|知っておきたい対応の限界





「害獣っぽい被害なら、とりあえず市役所に相談すればいいのでは?」
と思われるかもしれません。
たしかに、各自治体では捕獲許可申請や相談窓口は設けられています。
しかし、行政の対応には以下のような制限があります。
対応内容 | 行政(市役所等) | 駆除専門業者 |
---|---|---|
捕獲の許可・届出サポート | ◯ | ◯(申請代行も可) |
実際の捕獲作業 | × | ◯ |
フンの除去・消毒 | × | ◯ |
天井裏・床下の調査 | × | ◯ |
再侵入を防ぐ封鎖工事 | × | ◯ |
アフター点検・再発防止アドバイス | × | ◯ |
注意点:申請しても「自分で捕まえる」必要がある!?
市区町村によっては「檻の貸し出し」や「捕獲許可証の発行」はしてくれますが、
- 檻の設置
- 捕獲後の取り扱い
- その後の処理(放獣 or 処分)
- 被害箇所の清掃
- 再発防止対策
…まですべて自己責任・自己対応になるケースが大半です。
専門知識がないと大変危険で、誤って違法行為(無許可捕獲・虐待など)に該当してしまうおそれもあります。
ハクビシン被害を安全に解決するには、行政の手続きに精通した害獣駆除の専門業者へ相談するのが一番確実です。
害獣に関するお悩み、ROY株式会社がトータルで解決します


ハクビシンの被害は、ただ捕まえれば終わりではありません。
フンの清掃、消毒、侵入経路の封鎖、再発防止の対策まで、すべてが揃って初めて“安心”が手に入るのです。
創業15年以上・累計10,000件以上の施工実績を誇る、建物の専門家×害獣対策のプロのROY株式会社だからこそ実現できる、総合対応をご紹介します。
一級建築士事務所だからできる5つの違い
- 構造診断のプロ目線 → 一般業者では見落とす建物の構造的弱点まで徹底チェック
- 建築基準法に基づく適切な補修 → 違法建築にならない安全な侵入口封鎖工事
- 駆除後の建物強度確認 → フン害による建材劣化の診断と補強提案
- 長期的な建物保護 → 再発防止だけでなく、建物寿命を考えた根本対策
- 一級建築士による工事監理 → 手抜き工事ゼロの確実な施工品質
- お客様目線に立った対応→無料での相談、見積もりからアフターフォローまで充実




危険!こんな業者にご注意
「どこに相談すればいいかわからない」と悩んだら、まずは私たちにご相談ください。
まとめ|フンを見つけたら早急に対処を!無料相談はこちら
ハクビシンのフンは、すでに家に住み着いているサインかもしれません。
放っておくと被害はどんどん広がってしまいます。
出産のピークを迎える、今の時期は特に注意が必要です!
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ROY株式会社の対応エリアと特徴


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