台風シーズン前に要チェック!屋根の健康診断のすすめ

はじめに
台風による住宅被害は年々深刻化しており、特に屋根の損傷は建物全体に甚大な影響を与えかねません。しかし、多くの方が「台風が過ぎてから対処すればいい」と考えているのが現状です。

本当に重要なのは、台風シーズン前の予防的な点検とメンテナンスです!
ROY株式会社では、一級建築士の専門知識を活かし、これまで数多くの住宅の屋根点検・修理を手がけてまいりました。その経験から断言できるのは「予防は治療に勝る」ということです。
この記事では、台風シーズン前に実施すべき屋根の健康診断について、専門家の視点から詳しく解説いたします。


なぜ台風前の屋根健康診断が重要なのか
経済的メリット:予防コストvs修理コスト
台風が過ぎ去った後に屋根の損傷に気づき、慌てて修理を依頼する…そういったケースは後を絶ちません。しかし、実際には「備えていたかどうか」で家計に大きな差が生まれます。
予防的なメンテナンスにかける少額の費用が、莫大な修理費用を防ぐ“最大の防御”となるのです。
ここでは、実際にかかる費用の一例を比較し、その差はだいたい下記のようなイメージをしていただければと思います。
予防的メンテナンス費用(一例)
- 瓦の部分修理:5万円~15万円
- 棟板金の交換:10万円~30万円
- 漆喰の詰め直し:20万円~50万円
台風被害後の修理費用(一例)
- 屋根全体の葺き替え:100万円~300万円
- 雨漏りによる内装修理:50万円~200万円
- 構造材の腐食修理:100万円~500万円
わずか数万円の予防投資が、将来的に10万円、あるいは数百万円規模の修理費用を防ぐ結果につながることは、ご理解いただけるかと思います。
これは単なる費用の話ではありません。
大切な住まいと家族の安心を守るための“知恵と備え”こそが、「屋根の健康診断」の本当の価値なのです。


一級建築士が教える屋根健康診断のチェックポイント
〜屋根材別に見る劣化のサイン
と見落としやすい注意点〜
瓦屋根の診断ポイント
瓦屋根は耐久性に優れていますが、経年劣化で屋根材にズレなどが生じている場合、その固定力が緩んでしまい、強風によって飛ばされてしまう被害に発展してしまいやすい特性があります。
重点チェック項目
- 瓦のずれ・浮き
→1枚でもずれがあると連鎖的に被害が拡大 - ひび割れ・欠け
→わずかな亀裂も台風時に大破する原因に - 漆喰の状態
→剥がれや亀裂は雨水侵入の直接的原因 - 棟瓦の安定性
→最も風の影響を受けやすい部分



「瓦の健康診断では、“1枚ずつ”を見るのではなく、“全体の調和”を見ることが大切です。」


スレート屋根の診断ポイント
スレート屋根が見せる異常・不具合は板金や屋根材の飛散や落下などだけではありません。特に経年劣化によって、塗膜で守られている防水性が失われてしまうと苔や藻が繁殖して屋根材自体が分を含んでしまい、素材を弱くしてしまうばかりか最悪のケースとして雨漏りへと発展してしまいます。
重点チェック項目
- 棟板金の固定状況
→台風で最も被害の多い部位 - スレート材の割れ・反り
→水分吸収による劣化サイン - 塗装の劣化状況
→色褪せやチョーキング現象 - 苔・藻の発生
→防水性能低下の明確な指標


金属屋根の診断ポイント
近年、軽量かつ施工性に優れた金属屋根は多くの住宅で採用されています。特に「台風に強い」とのイメージから安心感を持たれる方も少なくありません。
しかし実際の現場では、ちょっとしたメンテナンス不足が原因で「めくれ」「錆び」「雨漏り」といった深刻なトラブルにつながるケースが後を絶ちません。
“強いはず”の屋根こそ、事前の点検が命を守るカギとなるのです。
重点チェック項目
- 錆びの発生状況
→小さな錆びも台風時に急激に拡大 - ビス・釘の緩み
→熱膨張収縮による固定力低下 - 塗装の状態
→金属の保護機能として重要 - 継ぎ目のシーリング
→雨水侵入の要注意ポイント
雨樋・付帯部の健康診断
屋根ばかりに目が行きがちですが、実は「雨樋」や「破風板」などの付帯部も、台風対策には非常に重要なポイントです。
これらのパーツは、屋根の排水・風圧分散・外壁保護といった役割を担っており、一箇所でも機能不全を起こすと、雨漏りや外壁の劣化、さらには屋根材の崩落につながることもあります。
つまり、屋根を守る“縁の下の力持ち”が、実は被害防止のカギなのです。
雨樋システムのチェックポイント
- 詰まりの有無
→落ち葉や泥の堆積状況 - 勾配の適正性
→正常な排水機能の確認 - 継手部の密閉性
→漏水の予兆となる隙間 - 固定金具の状況
→風による振動への耐性
雨樋が落ち葉などで詰まってしまうと、屋根の排水がうまくいきません。雨樋が詰まってしまうと雨水が溢れて外壁が濡れてしまうだけでなく、その溢れた雨水が雨樋の取り付け部分の鼻隠し周辺から屋根裏に入り込む可能性もあり、それが室内への雨漏りの原因になってしまいます。
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セルフチェックはできてるのか不安・・・
見える範囲での確認は大切な第一歩ですが、屋根の内部や構造的な不具合までは判断できないのが現実です。
「異常がなかった」ように見えても、実は防水シートの劣化や構造材の傷みが進んでいた…というケースも少なくありません。
「セルフチェックをしたけどこれでいいのかしら・・・」
そう考える方は多いでしょう。もちろん、屋根の健康診断にも“ご自身でできる範囲”があります。
もしそのようなお困りがありましたら、建築のプロによる専門的な診断をご活用してみてください。
次の章では、ROY株式会社が提供する「屋根健康診断サービス」について、わかりやすくご紹介いたします。
ROY株式会社の屋根健康診断サービス
一級建築士による専門診断の特徴


「屋根点検って、業者に頼むと営業されそうで不安…」
そんな声をよく耳にします。ですが、本当に信頼できるプロは“売る”前に“診る”ことを大切にしています。
ROY株式会社では、一級建築士の専門知識をもとに、ただ表面的に見て終わりではない、建物全体を診る“建築医学的アプローチ”を取り入れています。
屋根だけでなく、構造・素材・劣化サイクルまで含めた総合診断を行うことで、「なぜ今、どこを、どのように直すのか」が明確になります。
また、台風前の点検でお困りの方には、無料での屋根チェックも実施しています。
「うちの屋根、大丈夫かな…?」という段階でもお気軽にご相談ください。
よくある質問(Q&A)
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1:屋根の健康診断はどのくらいの費用がかかりますか?
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診断内容によって異なりますが、ROY株式会社では基本的な目視診断を無料で実施しております。詳細診断(ドローン撮影、赤外線調査含む)は3万円〜5万円程度です。ただし、この費用は後の修理工事をご依頼いただいた場合には工事費用から差し引かせていただきます。一級建築士の専門的な診断により、無駄な修理を避けることで、結果的に大きな節約につながります。
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2:健康診断はどのくらいの時間がかかりますか?
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建物の規模や屋根の複雑さによりますが、一般的な戸建住宅であれば2〜3時間程度です。ドローン撮影を含む詳細診断の場合は半日程度を見込んでください。診断中はご在宅いただく必要がありますが、日常生活に大きな支障をきたすことはありません。
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3:台風シーズンの何ヶ月前までに診断を受ければよいですか?
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理想的には台風シーズンの2〜3ヶ月前、つまり4月〜5月頃の実施をお勧めします。これにより、診断で発見された問題点の修理を台風シーズン前に余裕を持って完了できます。6月〜7月では、修理が台風シーズンと重なる可能性があり、十分な対策が取れない場合があります。
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4:火災保険は台風被害に適用されますか?
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はい、適用される場合が多いです。ただし、経年劣化が原因のときは適用されない場合もあるようです(メンテナンスを怠った場合)。適切な健康診断とメンテナンスの記録があることで、保険適用がスムーズになります。ROY株式会社では、保険申請に必要な資料作成もサポートいたします。
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5:セルフチェックで問題がなければ専門診断は不要ですか?
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いいえ、そうではありません。見た目には変わらなくても、屋根の木材や防水シートが老朽化している可能性があります。一級建築士の専門的な視点でなければ発見できない潜在的な問題が多数存在します。セルフチェックは「明らかな異常の早期発見」には有効ですが、総合的な健康状態の把握には専門診断が不可欠です。
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6:健康診断の結果、すぐに修理が必要な場合の対応は?
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診断結果に基づき、緊急度を3段階(即座に対応、台風シーズン前に対応、経過観察)に分類してご報告いたします。即座に対応が必要な場合は、応急処置を含めた迅速な対応を行います。ROY株式会社では、診断から修理まで一貫して対応できる体制を整えております。
まとめ:あなたの住まいを台風から守るために
台風は避けることのできない自然災害ですが、適切な予防策により被害を最小限に抑えることができます。
「台風シーズン前の屋根健康診断」は、あなたの大切な住まいと家族を守る最も確実な方法です。
健康診断で得られる3つの安心
- 予防的安心:小さな問題を大きな被害になる前に解決
- 経済的安心:高額な修理費用を予防費用で大幅に削減
- 専門的安心:一級建築士による科学的で確実な診断
ROY株式会社からのお約束
私たちROY株式会社は、一級建築士の専門知識と豊富な経験を活かし、お客様の住まいを台風被害から守ることをお約束いたします。単なる点検業者ではなく、建築のプロフェッショナルとして、住まいの健康を総合的に管理いたします。
台風シーズンが近づく前に、ぜひ一度、屋根の健康診断をご検討ください。
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