家に出るムカデ・ヤスデ・ゲジの特徴&撃退ガイド

はじめに
家の中でムカデやヤスデ、ゲジを見かけると「不快」「気持ち悪い」「もし噛まれたら…」と不安になります。特にムカデは強い毒を持ち、刺されると激しい痛みを伴うこともあり、夜間に突然現れるとパニックに陥りやすい虫です。一方でヤスデやゲジは直接人を刺咬することはほとんどありませんが、数が多くなると嫌悪感やアレルギー反応を引き起こす場合があります。本記事では、これら三種の多脚類――ムカデ・ヤスデ・ゲジ――の【特徴】【生態】【発生原因と場所】【被害・リスク】を徹底解説し、【家庭でできる即効撃退法】【予防策】【プロ依頼の流れ】までを網羅的にまとめました。どなたでも今日から実践できる方法ばかりですので、安心・安全な暮らしを取り戻すための参考にしてください。


1. ムカデ(ムカデ目 Chilopoda)の基礎知識
-トビズムカデ(Scolopendra-のコピー.webp)
ムカデは世界に約3,000種以上、日本国内でも50種程度が知られる多脚類です。代表的なヤスデ型ではなく、鋭い毒牙を持つ「肉食性」の特徴があります。
- 外観
- 体長:5~15cm(大きい種類は20cm以上にも)
- 体色:茶褐色~赤褐色、光沢のある硬い外骨格
- 足:左右に1対ずつ、生きている大人では15対以上
- 生態
- 夜行性:昼間は暗く湿った場所に潜み、暗くなると活動開始
- 好環境:湿度60%以上のジメジメした場所(浴室、床下、石積み裏など)
- 食性:昆虫やクモ、小さなげっ歯類まで捕食する捕食者
- 発生時期
- 春~夏(5月~9月)に特に活発化
- 雨天後や梅雨時は屋内への侵入が増える
- 危険度
- 毒牙で咬まれると激痛と腫れを伴い、場合によっては発熱・頭痛を引き起こす
- アレルギー体質の人は重症化リスクが高い
- 国内に多い種
- オオムカデ(Scolopendra subspinipes)
- トビズムカデ(Scolopendra multidens)
ムカデに遭遇したら無理に素手で触らず、市販のベイト剤や粘着トラップで安全に駆除するのが基本です。
2. ゲジ(ゲジゲジ/ムカデ綱ゲジ目 Scutigeromorpha)の基礎知識

ゲジゲジは「ムカデの仲間」に見えつつも、足が非常に細長く素早く動くため別種扱いされます。毒性は弱く、かじられること自体もまれですが、その見た目ゆえに心理的ストレスを与えます。
- 外観
- 体長:6~8cm程度
- 脚:15対前後、先端に細長い感覚毛を持つ
- 体色:灰色~淡茶色、全身が毛のような感触
- 生態
- 土や落ち葉下に多く生息し、夜間にエサを求めて建物内へ
- 昆虫を主に捕食する益虫的側面あり
- 発生要因・場所
- 屋外の腐葉土、鉢植え底、庭先の石組み
- 屋内では床下収納や浴室周り、窓枠の隙間から侵入
- 人への影響
- 基本的に人を刺咬しないが、気持ち悪さから精神的ストレス
- 壁をツツツと這う姿が不快感を増幅
ゲジゲジは湿度と暗さを好むため、侵入防止には室内外の乾燥管理と隙間封鎖が有効です。
3. ヤスデ(ヤスデ綱 Diplopoda)の基礎知識

ヤスデは多くの足を持つ丸っこい体が特徴で、腐葉土や朽ち木を食べる「腐食性」の昆虫です。直接人体に害は及ぼしませんが、数が増えると不快感やにおいの問題になります。
- 外観
- 体長:2~5cm程度(種類で10cm超も)
- 足:体節ごとに2対ずつ、合計20対以上
- 体色:黒褐色や暗赤色、触ると硬い甲羅のよう
- 生態
- 落ち葉や腐葉土、朽ち木を主食にする
- 湿った土壌や鉢植えの底で繁殖
- 発生要因・場所
- 庭の腐葉土や石積み、鉢植え底のジメジメ層
- 雨天後に庭やベランダから家屋内へ移動
- 人への影響
- 咬傷・毒性はなし
- 大量発生時に放出する微量の防御分泌物が刺激臭となり、アレルギー反応を起こす可能性
ヤスデは基本的に益虫ですが、室内へ持ち込まないための屋外清掃・鉢植え管理が鍵となります。
4. ムカデ・ゲジ・ヤスデの比較表と解説
項目 | ムカデ | ゲジ | ヤスデ |
---|---|---|---|
体長 | 5~15cm | 6~8cm | 2~5cm |
足の数 | 15対以上 | 15対前後 | 20対以上 |
食性 | 肉食(昆虫・小動物) | 肉食(昆虫) | 腐食性(落葉・腐葉土) |
行動 | 夜行性 | 夜行性 | 夜行性 |
好む環境 | 浴室・床下など湿所 | 土壌・落葉下 | 落ち葉・鉢底 |
毒性・危険度 | 強い(激痛・腫れ) | 低い(不快感) | なし(臭気のみ) |
解説:ムカデは攻撃性・毒性が最も強く人体にリスクを与え得るため優先的な駆除が必要です。ゲジは毒性が弱い反面、視覚的嫌悪感が強いため「見つけ次第トラップ設置」がおすすめ。ヤスデは人体への被害はほぼありませんが、大量発生は衛生的にも精神的にもストレス要因となるため、普段から腐葉土の除去・鉢底管理を徹底しましょう。
5. 被害とリスク詳細

- ムカデ咬傷の症状と対処
- 症状:激痛・腫れ・発赤・しびれ感、重症例では発熱や頭痛
- 応急処置:流水で10分以上洗浄、冷湿布→抗ヒスタミン軟膏を塗布
- 医療機関受診:痛みが長引く、呼吸困難や全身症状が出た場合
- ゲジゲジによるストレス・衛生問題
- 見た目の不快感で睡眠妨害や精神的ストレス
- 糞や死骸がホコリと混じるとハウスダストの一因
- ヤスデ大量発生時の衛生リスク
- 分泌物の刺激臭で室内空気質が低下
- アレルギー体質の人は皮膚かぶれの可能性
- 二次被害の誘因
- 湿度が高く多脚類が集まる場所はゴキブリ・ダニなど他害虫も集まりやすい
- 徹底対策がなければ健康被害や建材腐朽を招くリスクあり
6. 家庭でできる撃退・駆除方法

6-1. 即効性のある撃退策
- ムカデ用ベイト剤・スプレー
- 毒エサを巣穴近くに設置し、持ち帰らせて巣ごと駆除
- 侵入口(窓枠、床下換気口まわり)に定期的に噴霧
- 粘着トラップ
- 壁沿い・巾木の境目、ドア下隙間など足跡が残りやすい経路にセット
- 毎朝確認し、捕獲後は速やかに廃棄
- ライトトラップ
- 屋外の照明を消し、窓際で小型ランプを点灯して誘引
- 誘導された虫を素早く回収
6-2. 予防・再発防止策
- 侵入経路の封鎖
- ドア下、配管周りに隙間テープ・シリコン充填材を使用
- 網戸の破れや窓枠のすき間を定期点検
- 除湿・換気の強化
- 浴室・洗面所は24時間換気扇稼働
- 床下換気口に防虫ネットを設置し、除湿機を併用
- 屋外環境の整備
- 落ち葉・剪定くずの撤去を月1回以上実施
- 鉢植えの鉢底に防虫シートを敷き、土の表面を乾燥させる
- 定期的な室内清掃
- ホコリやゴミをためずに掃除機がけ
- ベッド下・家具裏に専用ノズルで吸引
7. プロに依頼する場合の流れ
白アリ調査・診断
専門スタッフによる慎重な調査で、ホワイトアリの存在や被害状況を正確に診断します。
白アリ駆除施工
最新の薬剤と技術で、確実に白アリを除去。環境にも配慮した安心の施工を行います。
予防対策
再発を防ぐ予防処理を実施。長期的な保護プランでお住まいをしっかり守ります。
定期点検サービス
定期的な点検で早期発見・早期対策を実施。ライフステージに合わせたプランをご提案。
8. Q&A(よくある質問)
- ヤスデは駆除しなくても大丈夫?
-
基本的に無害ですが、防御分泌物の臭いが不快な場合は屋外清掃で発生源を減らしましょう。
- ゲジゲジは益虫と聞くけどどうすれば?
-
虫を食べる益虫的役割もありますが、室内で見かけたくない場合は侵入防止策が効果的です。
- ムカデのベイト剤はペットに安全ですか?
-
ペット対応製品を選び、誤飲防止カバー付きトラップがおすすめです。
- 駆除後に再度出たら?
-
湿度管理・隙間封鎖を強化し、それでも再発する場合はプロに再調査を依頼してください。
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ROY株式会社は、創業16年、害獣・害虫駆除に特化した専門企業です。地域の気候・建物構造・生息状況に精通しているからこそ、的確な調査と最短ルートの駆除が可能。
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9. まとめ
- 侵入経路を断つ:隙間をシリコンやテープで封鎖し、まずは入れない工夫を。
- 湿度をコントロール:除湿機や換気扇をフル活用し、ジメジメ環境を改善。
- 即効駆除+予防策:ベイト剤やトラップで撃退し、日常的な掃除・屋外整備で再発を防止。
- プロ依頼も選択肢:症状や数が多い場合は、信頼できる業者に相談して確実に駆除しましょう。
以上のポイントを実践し、ムカデ・ヤスデ・ゲジから解放された快適な住まいを手に入れてください!
