
日本では毎年のように台風による住宅被害が発生しています。
特に9月は、日本へ接近・上陸する台風が年間で最も多い時期とされており、屋根の破損や雨漏り、外壁の損傷、飛来物による窓ガラスの破損など、多くの住宅被害が報告されています。これは気象庁が公表している平年値でも示されており、本格的な台風シーズンとして特に注意が必要な時期です。
台風は接近してから対策を始めても、強風や大雨によって屋外作業ができなくなることがあります。そのため、「前兆」に気付き、早めに住宅を守る行動を取ることが被害を最小限に抑えるポイントです。
ROY株式会社でも、台風通過後には
- 屋根材が飛んでしまった
- 雨漏りが発生した
- 雨樋が外れた
- 外壁が破損した
- 飛来物で窓ガラスが割れたといったご相談を数多くいただきます。
しかし実際には、事前の点検や対策によって防げたケースも少なくありません。
この記事では、台風が近づいているサイン、住宅を守るためにやるべきこと、見落としやすい危険箇所について、住宅の総合リフォームに対応するROY株式会社の視点から詳しく解説します。
台風シーズンはなぜ9月が特に注意なの?

毎年7月頃から台風は発生しますが、日本への接近・上陸が最も多いのは9月です。
その理由は、夏の終わりから秋にかけて海水温が高く、発達した台風が日本へ向かいやすい進路になるためです。
さらに9月は秋雨前線の影響も受けやすく、台風と重なることで大雨になるケースも少なくありません。
住宅では次のような被害が発生しやすくなります。
- 屋根材の飛散
- 棟板金の浮き・破損
- 雨漏り
- 雨樋の破損
- 外壁からの浸水
- 飛来物による窓ガラスの破損
- ベランダや庭の物が飛ばされる
近年は短時間で大量の雨が降るケースも増えているため、「まだ大丈夫」と思わず、早めの備えが大切です。
知っておこう
台風による住宅被害は、強風だけが原因ではありません。
風で屋根材が浮いたところへ大量の雨が入り込んだり、飛来物で窓が割れたりと、複数の被害が同時に発生することもあります。
そのため、「風対策」と「雨対策」の両方を考えて備えることが重要です。
台風が近づいている前兆とは?
台風は突然やってくるわけではありません。
天気や周囲の変化を知っておくことで、住宅対策を始めるタイミングが分かりやすくなります。
天気予報で台風情報が発表される
最も分かりやすい前兆が、気象庁などから発表される台風情報です。
「まだ遠いから大丈夫」と考えがちですが、接近する数日前から準備を始めることで、慌てずに対策できます。雲の流れが速くなる

台風が近づくと、普段より風が強く感じられるようになります。
木の葉が大きく揺れたり、軽い物が動き始めたりしたら注意が必要です。
強風になってから屋外作業を行うのは危険なため、この段階で対策を進めましょう。

普段よりも高い位置の雲が速く流れるようになることがあります。
青空が見えていても油断は禁物です。
天候は短時間で大きく変化する場合があります。

台風が近づくと湿った空気が流れ込み、急に蒸し暑く感じることがあります。
もちろん蒸し暑い日すべてが台風の前兆ではありませんが、台風情報と合わせて確認すると判断しやすくなります。

海の近くでは、風がまだ弱くても波が高くなることがあります。
釣りや海辺での作業は早めに控えることが大切です。
台風の前兆時に行うべき住宅を守る行動
ここからは、住宅を守るために事前に確認しておきたいポイントをご紹介します。
被害が出てから修理するよりも、被害を未然に防ぐことが重要です。
① 屋根の異常がないか確認する
住宅の中でも最も台風の影響を受けやすいのが屋根です。
例えば、
- 屋根材が浮いている
- 棟板金がぐらついている
- 屋根材が割れている
- アンテナが傾いている
- などの症状があると、強風によって飛散する恐れがあります。
ただし、安全のため自分で屋根へ登ることは絶対に避けましょう。

屋根の異常が気になる場合は、専門業者へ点検を依頼することをおすすめします。
② 雨樋の詰まりや破損を確認する
落ち葉や泥が詰まった雨樋は、雨水があふれる原因になります。
あふれた水は外壁・軒天・基礎などへ流れ込み、雨漏りや劣化につながることがあります。
また、金具が外れている雨樋は、台風の強風で飛ばされる危険もあります。
③ ベランダや庭の物を片付ける
強風になると、普段は動かない物でも飛ばされることがあります。
特に注意したいのは、
- 植木鉢
- 物干し竿
- ゴミ箱
- 自転車
- 折りたたみ椅子
- ガーデニング用品などです。
飛来物は、自宅だけでなく近隣住宅へ被害を与える可能性もあります。使わない物は屋内へ移動させましょう。
④ 窓ガラスを守る
台風では、飛んできた枝や看板などが窓ガラスに当たり、破損することがあります。
シャッターや雨戸がある住宅では、台風が接近する前に閉めておきましょう。
シャッターがない場合は、飛散防止フィルムを貼ることも対策のひとつです。
また、窓際には家具や家電を置かないようにすると、万が一ガラスが割れた際の被害を抑えられます。
⑤ 排水口・側溝を掃除しておく
豪雨になると、ベランダや敷地内の排水口、雨水桝(ます)、側溝などに落ち葉や泥が詰まり、水が流れにくくなることがあります。
排水ができなくなると、
- ベランダに水がたまる
- 外壁へ水が回り込む
- 床下へ浸水する
- 建物周辺に水があふれるといった被害につながる可能性があります。
特に台風前は、
・ベランダの排水口
・雨水桝
・側溝
・雨樋の集水器に落ち葉やゴミがないか確認しておきましょう
⑥ 外壁やコーキングの劣化を確認する
台風の強風と横殴りの雨は、普段は問題のない小さな隙間からも雨水を押し込むことがあります。
特に確認したいのが、
- コーキングのひび割れ
- 外壁のひび
- 外壁の浮き
- サッシまわりです。
普段の雨では問題なくても、台風では大量の雨水が一気に入り込み、雨漏りにつながるケースがあります。
⑦ 害獣の侵入口がないか確認する
台風では屋根材や軒天が破損し、思わぬ隙間ができることがあります。
その隙間から、ネズミ・ハクビシン・コウモリなどが侵入するケースも珍しくありません。
台風による被害は雨漏りだけでなく、その後の害獣被害につながることもあるため、住宅全体を確認することが大切です。
見落としやすい住宅の危険サイン
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と思っていても、実は台風で被害が大きくなりやすい症状があります。




例えば、
- 棟板金が少し浮いている
- 雨樋が少したわんでいる
- 外壁のコーキングが切れている
- 軒天にシミがある
- 屋根材の一部が欠けている
- 外壁に細いひび割れがある
こうした症状は普段は目立ちませんが、台風をきっかけに一気に悪化することがあります。
小さな劣化のうちに補修しておくことで、大掛かりな工事を防げる可能性があります。
知っておこう
実際の現場では、「台風で壊れた」のではなく、「以前から劣化していた部分が台風で表面化した」というケースも少なくありません。
だからこそ、台風シーズン前の点検が重要です。
台風前にやってはいけないこと
住宅を守ろうとして、かえって危険な行動を取ってしまう方もいます。
次のような行動は避けましょう。
・屋根へ登る
強風前でも屋根は滑りやすく、転落事故につながる危険があります。
・台風直前に脚立作業をする
風が強くなり始めた状態では、脚立やはしごの使用は危険です。
・ブルーシートを自分で張る
屋根へブルーシートを張る作業は非常に危険です。台風前後は毎年転落事故が発生しています。
・窓を少し開ける
「家の中の気圧を逃がした方がよい」という話を聞くことがありますが、現在では推奨されていません。
窓を開けることで強風や雨が室内へ入り、被害が大きくなる恐れがあります。
台風が過ぎたあとに確認したいポイント


台風が通過したあとも、すぐに異常が現れるとは限りません。
次のような症状がないか確認しましょう。
- 天井にシミができた
- クロスが浮いてきた
- 雨の日だけ湿っぽい
- 雨樋が傾いている
- 屋根材が落ちている
- 外壁に新しいひびがある
数日後に雨漏りが始まるケースもあるため、しばらくは住宅の様子を確認することが大切です。
ROY株式会社だからできる住宅全体の台風対策


台風対策は、屋根だけを点検すれば十分というわけではありません。
住宅は、屋根・外壁・雨樋・窓・ベランダ・基礎など、それぞれが連携して建物を守っています。
ROY株式会社では、
- 屋根修理
- 屋根葺き替え
- カバー工法
- 外壁補修
- 防水工事
- 雨樋交換
- 窓・シャッターのリフォームだけでなく、
台風をきっかけに発生しやすい雨漏りや、ネズミ・ハクビシン・コウモリなどの害獣侵入まで含めて住宅全体を確認できることが強みです。
「どこへ相談すればいいか分からない」という場合でも、住宅全体をまとめて確認できるため、複数の業者へ依頼する手間を減らせます。お気軽にご相談ください。
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責任者名:大石 竜次
Q&A
- 台風対策は何日前から始めればいいですか?
-
台風の進路が予報で分かった時点で、できるだけ早く始めることをおすすめします。強風になる前に屋外作業を終えることが大切です。
- 雨戸がない家でも対策できますか?
-
はい。
飛散防止フィルムやシャッターの設置、外付けシェードなどで対策できる場合があります。 - 屋根は自分で確認しても大丈夫ですか?
-
おすすめできません。
屋根は非常に滑りやすく、転落事故の危険があります。気になる場合は専門業者へ相談しましょう。 - 台風のあとに雨漏りがなくても点検した方がいいですか?
-
はい。
屋根や外壁が傷んでいても、すぐに雨漏りするとは限りません。早めに点検することで被害の拡大を防げる場合があります。 - 台風で害獣が侵入することはありますか?
-
あります。
屋根材や軒天が破損すると、その隙間からネズミやハクビシン、コウモリなどが侵入するケースがあります。 - 台風前の点検ではどこまで確認してもらえますか?
-
住宅の状態によって異なりますが、ROY株式会社では屋根・外壁・雨樋・窓まわり・雨漏り・害獣侵入口など、住まい全体を確認し、必要な対策をご提案しています。




