ヤモリとネズミのフンは似ている?見分け方とネズミを疑うサイン

目次

はじめに

家の中や建物の周辺で黒く細長いフンを見つけると、「ネズミがいるのでは?」と心配になる方も多いでしょう。
しかし、ネズミのフンとよく似ているのがヤモリのフンです。
当社でも「ネズミのフンがある」とご相談を受けて現地を確認したところ、実際にはヤモリのフンだったというケースがあります。

この記事では、ヤモリとネズミのフンの違いをはじめ、見つかった場所や周囲の痕跡から判断するポイント、ネズミを疑ったほうがよいサインについてわかりやすく解説します。

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    ヤモリとネズミのフンはなぜ間違えやすい?

    ヤモリとネズミのフンは、どちらも黒~濃い茶色で細長く、見た目が似ています。

    特に1個から数個程度しか見つかっていない場合は、「黒くて細長いからネズミ」と判断してしまいがちです。

    しかし、ネズミは種類や個体によってフンの大きさが異なり、ヤモリも状態によっては特徴である白い部分が目立たないことがあります。

    そのため、色・大きさ・形だけで決めつけず、見つかった場所や落ち方、周囲の痕跡まで確認することが大切です。

    ヤモリとネズミのフンの特徴

    ヤモリのフンの特徴

    ヤモリのフンは、黒~黒褐色で細長い形をしています。

    特に分かりやすいのが、黒いフンの端に白~クリーム色の部分が付いていることです。
    この白い部分は、ヤモリのフンを見分ける際の大きな手掛かりになります。

    ただし、古くなったフンや崩れたフンでは、白い部分が取れていることもあります。
    その場合は、見た目だけでネズミのフンと区別するのが難しくなることがあります。

    ネズミのフンの特徴

    ネズミのフンは、黒~黒褐色で、米粒のような細長い形をしていることがあります。

    ヤモリのフンとは異なり、白い部分は基本的に見られません。

    ただし、ネズミにはクマネズミやドブネズミ、ハツカネズミなどがいるため、種類や個体によってフンの大きさや形には違いがあります。

    また、建物内を移動しながら排泄することがあるため、1か所にまとまるだけでなく、移動経路に沿って点々と見つかる場合もあります。

    ネズミとヤモリのフンが見つかりやすい場所

    ヤモリのフンが見つかりやすい場所

    ヤモリのフンは、次のような場所で見つかることがあります。

    ・窓やサッシの周辺
    ・玄関周辺
    ・壁際
    ・照明の近く
    ・ベランダ
    ・外壁周辺

    ヤモリは虫を食べるため、夜間に虫が集まりやすい窓や照明の周辺に現れることがあります。
    こうした場所に少数の黒いフンがあり、先端に白い部分が確認できる場合は、ヤモリの可能性を考えやすいでしょう。

    ネズミのフンが見つかりやすい場所

    ネズミのフンは、次のような場所で見つかることがあります。

    ・キッチン周辺
    ・冷蔵庫や食器棚の裏
    ・家具や家電の裏
    ・押し入れや収納
    ・壁際
    ・天井裏
    ・床下

    特に、家具や家電の裏、壁際など、人の目が届きにくい場所で見つかることがあります。

    離れた複数の場所にフンが点々と落ちている場合や、掃除しても繰り返し新しいフンが見つかる場合は、ネズミが建物内を移動している可能性も考えられます。

    ヤモリとネズミのフンの見分け方

    ヤモリとネズミのフンの見分け方
    見分け方ガイド

    ヤモリとネズミのフンの見分け方

    1つの特徴だけで判断せず、3つのポイントを組み合わせて確認しましょう。

    家の中でフンを見つけたとき、「白い部分の有無」「見つかった場所」「周囲の痕跡」を合わせて確認することで、ヤモリとネズミのどちらの可能性が高いか、より正確に判断できます。
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    白い部分があるか

    フンの端に白~クリーム色の部分が付いている場合は、ヤモリを疑う大きな手掛かりになります。

    ネズミのフンには、白い部分は基本的にありません。

    ただし、古いヤモリのフンでは白い部分が取れていることもあるため、これだけで断定しないようにしましょう。
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    どこで見つかったか

    窓やサッシ、玄関、照明付近などで見つかった場合はヤモリ、キッチンや家具の裏、収納など建物内の複数箇所で見つかる場合はネズミを疑う材料になります。

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    周囲にネズミらしい痕跡があるか

    フンだけでは判断できない場合は、次のような痕跡がないか確認します。

    • 夜間の物音
    • 食品や袋のかじり跡
    • 木材や配線のかじり跡
    • 複数の場所に残るフン
    ポイント:こうした痕跡がいくつも重なっている場合は、ネズミが建物内で活動している可能性も考えられます。気になる場合は早めの確認・対策がおすすめです。

    フン以外に「ネズミを疑うサイン」がないか確認する

    ヤモリとネズミを見分けるうえで特に重要なのが、フン以外の痕跡です。
    ネズミが建物内で活動している場合、フン以外にもさまざまなサインが残ることがあります。

    夜になると天井裏や壁から物音がする

    夜間に、

    ・カリカリ
    ・ガサガサ
    ・トタトタ

    といった音が聞こえる場合は注意が必要です。
    特に、天井裏や壁の中を何かが移動しているような音が続く場合は、ネズミが活動している可能性があります。

    食品や袋にかじられた跡がある

    ネズミは食べ物を探して建物内を移動します。

    そのため、

    ・食品の袋に穴が開いている
    ・お菓子や乾麺の袋がかじられている
    ・ペットフードが荒らされている

    といった被害がある場合は、ネズミを疑う手掛かりになります。
    ヤモリが食品の袋をかじることはありません。

    木材や配線などにかじり跡がある

    ネズミは、食品以外にもさまざまなものをかじります。

    電気配線や木材、プラスチックなどに不自然な傷やかじり跡がある場合も注意しましょう。
    フンと一緒にこうした痕跡が見つかれば、ネズミの可能性が高まります。

    家具の裏や天井裏にもフンがある

    見える場所に数個あるだけではなく、家具の裏や天井裏などにも複数のフンが見つかる場合は、建物内でネズミが活動している可能性があります。

    ただし、確認するために無理に天井裏や床下へ入る必要はありません。

    高所や足場の悪い場所は、専門業者へ調査を依頼したほうが安全です。

    フンだけでは判断できないケースもある

    実際には、すべてのフンが分かりやすい状態で残っているわけではありません。

    例えば、

    ・古く乾燥している
    ・踏まれて潰れている
    ・一部分しか残っていない
    ・ヤモリの白い部分が取れている
    ・1個しか見つかっていない

    といった場合は、見た目だけで判断するのが難しくなります。

    また、大きさだけで「ネズミ」「ヤモリ」と判断するのもおすすめできません。
    フンのサイズには個体差があり、写真だけでは大きさも分かりにくいためです。

    種類が分からない場合は、無理にフンを触ったり潰したりせず、見つかった状況を記録しておきましょう。

    フンを掃除する前に記録しておきたいこと

    何のフンか判断できない場合は、すぐに片付ける前に写真を撮っておくと、専門業者へ相談するときにも役立ちます。

    記録しておきたいポイントは次のとおりです。

    フンそのものの写真

    フンの形や白い部分が分かるよう、少し離れた位置から撮影します。
    触って向きを変えたり、潰して中身を確認したりする必要はありません。

    フンが見つかった場所

    フンだけをアップで撮影するのではなく、

    ・窓の近く
    ・冷蔵庫の裏
    ・玄関の隅
    ・収納の中

    など、周囲の状況も分かる写真を残しておくと判断材料になります。

    数と散らばり方

    1個だけなのか、複数あるのかも確認します。
    また、「壁沿いに続いている」「同じ場所にまとまっている」など、落ち方も記録しておきましょう。

    翌日以降に増えているか

    一度処理したあと、再び同じ場所にフンが現れるかも重要です。
    新しいフンが繰り返し見つかる場合は、現在も動物が出入りしている可能性があります。

    なお、何のフンか分からない状態で素手で触ったり、乾燥したフンをそのまま掃除機で吸ったりするのは避けましょう。

    ヤモリとネズミでは必要な対策が異なる

    フンの種類を確認することは、正体を知るだけでなく、その後の対策を判断するためにも重要です。

    ヤモリだった場合

    ヤモリだった場合、ネズミと同じような駆除対策を行う必要はありません。

    室内へ繰り返し入ってくるのであれば、

    ・窓やサッシに隙間がないか
    ・玄関から入り込んでいないか
    ・室内に虫が多く発生していないか

    などを確認します。
    「ネズミだと思っていたけれどヤモリだった」と分かれば、不必要なネズミ対策を避けることにもつながります。

    ネズミだった場合

    ネズミが疑われる場合は、フンを掃除するだけでは根本的な対策にはなりません。

    建物内で活動しているのであれば、

    ・どこを移動しているのか
    ・どこから侵入しているのか
    ・巣が作られていないか
    ・食品や建物に被害がないか
    ・再侵入できる隙間がないか

    まで確認する必要があります。

    特に、フンが繰り返し増えている、夜間に物音がする、かじり跡があるといった場合は、早めに状況を確認したほうがよいでしょう。

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      ヤモリとネズミのフンに関するFAQ

      黒い米粒のようなフンならネズミですか?

      黒く細長いというだけでは、ネズミとは断定できません。

      ヤモリのフンも黒く細長い形をしているため、白い部分が付いていないか、どこで見つかったのか、周囲に物音やかじり跡がないかを合わせて確認してください。

      白い部分が付いていたらヤモリですか?

      ヤモリを疑う大きな手掛かりになります。

      ただし、古いフンでは白い部分が取れている場合もあります。そのため、白い部分だけではなく発見場所や周囲の状況も確認しましょう。

      ヤモリのフンとネズミのフンは大きさで見分けられますか?

      大きさだけで判断するのは難しい場合があります。

      ネズミは種類によってフンのサイズが異なるため、「小さいからヤモリ」「大きいからネズミ」と単純に判断しないようにしましょう。

      フンが1個だけでもネズミの可能性はありますか?

      可能性はありますが、1個だけでは種類を判断しにくいでしょう。

      見つかった場所や白い部分の有無、周囲にかじり跡や物音がないかなどを確認することが大切です。

      ネズミかヤモリか分からない場合でも相談できますか?

      相談できます。

      フンの写真や見つかった場所などの情報があると、状況を確認する際の参考になります。掃除する前に、フンと周囲の様子を撮影しておくとよいでしょう。

      まとめ

      床下点検はROY株式会社へ

      ヤモリとネズミのフンは、どちらも黒く細長いため、見た目だけでは判断しにくいことがあります。

      見分ける際は、

      ・白い部分が付いているか
      ・どこで見つかったか
      ・何個くらいあるか
      ・複数の場所に点々と落ちていないか
      ・夜間の物音やかじり跡がないか

      を組み合わせて確認しましょう。

      特に、黒いフンの端に白い部分がある場合はヤモリを疑う手掛かりになります。

      一方、複数の場所でフンが見つかり、夜間の物音やかじり跡なども確認できる場合は、ネズミが建物内で活動している可能性があります。

      ROY株式会社では、建物内外の痕跡や侵入経路まで確認したうえで、必要な対策をご提案しています。

      見慣れないフンが繰り返し見つかる場合や、天井裏などから物音がする場合は、お気軽にご相談ください。

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      山田 太郎

      この記事の作成者

      鈴木 海斗

      害虫害獣駆除センター 研究員

      害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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