
キャンプや釣り、登山、農作業などのあとに、「蚊に刺されたと思っていたら、翌日になって大きく腫れてしまった」「強いかゆみが何日も続く」といった経験はありませんか。
その症状は、ブユ(ブヨ)に刺されたことが原因かもしれません。
ブユは蚊とは異なり、皮膚を噛んで吸血する昆虫です。そのため、刺された直後よりも数時間後から翌日にかけて症状が強く現れることが多く、人によっては腫れやかゆみが1〜2週間続くこともあります。
また、かき壊してしまうと傷口から細菌が入り、化膿や色素沈着につながることもあります。
この記事では、ブユに刺されたときに現れやすい症状、正しい応急処置、市販薬の選び方、病院を受診する目安、やってはいけないことまで、害虫駆除のプロの視点から分かりやすく解説します。
ブユに刺されるとどんな症状が出る?

ブユに刺されると、症状の出方には個人差がありますが、次のような症状が見られることがあります。
- 強いかゆみ
- 赤く腫れる
- 熱を持つ
- 出血することがある
- 水ぶくれになることがある
- しこりのように硬くなる
- 数日から2週間程度症状が続くことがある
刺された直後はほとんど痛みやかゆみを感じないこともありますが、数時間後から急にかゆみや腫れが強くなるケースが少なくありません。
特に以前にもブユに刺された経験がある人は、体が反応しやすくなり、より強い症状が現れることがあります。
ブユは蚊のように細い針を刺すのではなく、皮膚を噛み切って吸血します。
吸血するときには、血液が固まらないように唾液を傷口へ送り込みます。
この唾液に含まれる成分に体が反応することで、赤みや腫れ、強いかゆみが起こります。
つまり、腫れの原因は傷だけではなく、唾液によるアレルギー反応が大きく関係しています。
そのため、刺された翌日になってから症状が悪化することも珍しくありません。
ブユに刺されたときの応急処置
① まずは流水で患部を洗う

ブユに刺されたら、まず患部を流水でやさしく洗いましょう。
刺された場所には小さな傷ができているため、汗や土、汚れを早めに落とし、清潔に保つことが大切です。石けんを使う場合は、よく泡立てて軽く洗い、強くこすらないようにしてください。
洗ったあとは、清潔なタオルやガーゼで水分をそっと押さえます。出血している場合は、ガーゼを当てて軽く圧迫しましょう。
② 保冷剤などで冷やす

腫れや熱感がある場合は、保冷剤や冷たいタオルで患部を冷やします。
腫れや熱っぽさがある場合は、保冷剤や冷たいタオルで患部を冷やしましょう。
冷やすことで炎症が落ち着き、かゆみや腫れがやわらぐことがあります。保冷剤はタオルで包み、10〜15分ほどを目安に当ててください。
皮膚を傷めるおそれがあるため、保冷剤を直接当てたり、長時間冷やし続けたりするのは避けましょう。
③ 掻きむしらない

強いかゆみがあっても、できるだけ患部を掻かないようにしましょう。
掻き壊すと傷口から細菌が入り、化膿したり、治ったあとに跡が残ったりすることがあります。
特に子どもは寝ている間に掻いてしまうこともあるため、爪を短く切り、必要に応じて患部をガーゼなどで保護すると安心です。
④ 市販薬を使用する
かゆみや炎症を抑えるために、市販薬を使用する方法もあります。
症状に応じて、
- 抗ヒスタミン成分
- ステロイド成分などが配合された外用薬を選びましょう。
使用前には説明書を確認し、用法・用量を守ることが大切です。
⑤ 症状が強い場合は医療機関を受診する
次のような症状がある場合は、早めに皮膚科などの医療機関を受診してください。
- 腫れがどんどん広がる
- 強い痛みがある
- 水ぶくれがひどい
- 熱が出た
- 全身にじんましんが出た
- 息苦しさや呼吸の異常がある
ブユに刺されたときにやってはいけないこと
次のような行動は症状を悪化させることがあります。
- 患部を強く掻く
- お湯で温める
- アルコールを直接かける
- 水ぶくれを潰す
- 汚れた手で何度も触る
かゆみが強くても刺激を与えすぎないことが、早く治すポイントです。
症状はいつまで続く?
症状が治るまでの期間には個人差があります。
| 症状 | 目安 |
|---|---|
| 軽い赤み・かゆみ | 数日程度 |
| 腫れがある | 約1週間 |
| 強い炎症 | 1〜2週間程度 |
| 色素沈着 | 数週間〜数か月残ることも |
ブユと蚊に刺されたときの違い

| 比較項目 | ブユ | 蚊 |
|---|---|---|
| 刺し方 | 皮膚を噛む | 細い針で刺す |
| 痛み | 少し感じることがある | ほとんどない |
| 腫れ | 大きく腫れやすい | 比較的小さい |
| かゆみ | 非常に強い | 比較的軽い |
| 症状が出る時期 | 数時間〜翌日 | 比較的すぐ |
害虫駆除のプロだから分かるポイント
ブユに刺されたと思って相談されるケースでも、実際にはヌカカやアブ、ダニなど、別の吸血害虫だったということは少なくありません。
見た目の症状だけで原因を判断するのは難しく、刺された場所や時間帯、周辺環境、虫の大きさなどを総合的に確認することが大切です。
また、「毎年同じ場所で刺される」という場合は、近くの河川や用水路、山林などが原因になっているケースもあります。
原因となる虫を正しく見極めることで、適切な予防や対策につながります。

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ブユに刺された場合は応急処置も大切ですが、「毎年同じ場所で何度も刺される」「ブユなのか他の吸血害虫なのか分からない」といった場合は、発生環境を確認することも重要です。
ROY株式会社では、ブユをはじめとする吸血害虫の種類を調査し、建物周辺の環境や飛来状況を確認したうえで、状況に応じた対策をご提案しています。
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