
はじめに
「夕方になると屋根の近くから小さな黒い影が飛び立つ」
「軒下に黒っぽいフンのようなものが落ちている」
「屋根裏からカサカサと音がする」
このような症状がある場合、コウモリが屋根まわりや屋根裏に侵入している可能性があります。
見た目には小さなすき間でも、コウモリにとっては十分な侵入口になるケースがあるため注意が必要です。
この記事では、コウモリが屋根から侵入する原因、住み着きやすい家の特徴、安全な追い出し方と再発防止のポイントを解説します。
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コウモリは屋根から侵入することがある?

コウモリは、屋根のすき間や軒天、換気口などから住宅に侵入することがあります。
特に屋根裏は暗く静かで雨風をしのぎやすいため、コウモリが隠れやすい場所です。
瓦のずれ、棟板金の浮き、軒天の穴、換気口の網の破れなどがあると、侵入口になる可能性があり、
屋根裏からカサカサ音がする、夕方に屋根付近から影が飛ぶ、軒下に黒っぽいフンが落ちている場合は注意しましょう。
コウモリが屋根に入りやすい時期
コウモリは、春〜秋に活動が活発になり、屋根まわりで見かけやすくなります。
特に6月〜8月ごろは虫が増えやすく、エサを求めて住宅の近くに飛来しやすい時期です。
また、7月〜8月ごろは繁殖期と重なるため、屋根裏や軒下に入り込むとフンや臭いの被害が目立ちやすくなります。
コウモリが屋根に侵入する主な原因
コウモリが屋根に侵入する背景には、建物の劣化や周辺環境が関係しています。
特に、入り込めるすき間がある家や、暗く静かで過ごしやすい屋根裏は、コウモリのすみかになりやすいため注意が必要です。
主な原因としては、次のようなものが挙げられます。
- 屋根や軒天にすき間がある
軒天の剥がれ、屋根材の浮き、外壁との接合部のすき間、換気口カバーの破損などがあると、コウモリの侵入口になることがあります。 - 屋根裏が暗く静かな環境になっている
屋根裏は人の出入りが少なく、外からの光も入りにくいため、コウモリが休む場所として適しています。
長期間点検していない小屋裏や屋根裏収納は特に注意が必要です。 - 周辺にエサとなる虫が多い
コウモリは蚊や小さな昆虫などを食べるため、川・池・公園・雑木林・田畑が近い家や、外灯に虫が集まりやすい家では飛来しやすくなります。
コウモリが住み着きやすい家の特徴

コウモリが住み着きやすい家には、いくつかの共通点があります。
自宅に当てはまる特徴がないか確認しておくことで、早めの対策につなげやすくなります。
築年数が経っている家
築年数が経っている家は、見た目には大きな損傷がなくても、屋根材や外壁材、軒天、換気口などが劣化していることがあります。
特に、台風や強風、大雨のあとに屋根材がずれたり、軒天が傷んだりしていると、そこが侵入口になることがあります。
軒下や換気口にすき間がある家
軒下や換気口は、コウモリが侵入しやすい場所のひとつです。
換気のために開口部がある場所は、完全に塞ぐことができないため、網やカバーが破れているとコウモリが入り込む可能性があります。
また、軒天に小さな穴が開いている場合、そこから屋根裏へつながっていることもあります。
軒下に黒いフンが落ちている場合は、その上部に出入口がないか確認してみましょう。
人の出入りが少ない場所が多い家
屋根裏、物置、倉庫、使っていない部屋の上部など、人の気配が少ない場所が多い家も注意が必要です。
コウモリは静かな場所に隠れるため、人が頻繁に出入りしない空間があると、住み着きやすくなることがあります。
気づいたときにはフンがたまっていた、臭いが出ていた、複数のコウモリが出入りしていたというケースもあります。
屋根まわりにコウモリがいるときのサイン

コウモリは夜行性で、日中は屋根裏やすき間に隠れていることが多いため、姿を直接見る機会は多くありません。
しかし、フンや物音、飛び立つ影など、建物まわりにいくつかのサインが現れることがあります。
軒下やベランダに黒っぽいフンが落ちている
コウモリ被害で気づきやすいサインがフンです。
軒下、ベランダ、外壁沿い、雨どいの下、玄関まわりなどに黒っぽい細長いフンが落ちている場合、近くをコウモリが出入りしている可能性があります。
フンが毎日のように同じ場所へ落ちている場合は、その上部に休憩場所や侵入口があるかもしれません。
厚生労働省は、動物の糞尿が乾燥すると病原体が空気中を漂い、吸い込みやすくなるため、直接触れたり吸い込んだりしないよう注意を呼びかけています。
夕方から夜に屋根付近で影が飛ぶ
コウモリは夕方から夜にかけて活動します。
日没前後に屋根のすき間や軒下から小さな影が飛び立つ場合、そこを出入口にしている可能性があります。
毎日同じあたりから飛び立つようであれば、屋根まわりに侵入口があるかもしれません。
屋根裏からカサカサ音がする
屋根裏からカサカサ、キィキィといった音がする場合も、コウモリが入り込んでいる可能性があります。
特に夕方や夜間に音がする場合は、活動のタイミングと重なっているかもしれません。
ただし、屋根裏の音だけでは、コウモリ以外の小動物や害獣の可能性もあります。
音の種類や時間帯、フンの有無、屋根付近を飛ぶ影などをあわせて確認しましょう。
コウモリとネズミ・鳥の違い

屋根裏から物音がしたり、軒下にフンが落ちていたりすると、コウモリ以外にもネズミや鳥の可能性があります。
それぞれ活動する時間帯やフンの特徴が異なるため、見分けるポイントを知っておくと判断しやすくなります。
コウモリの場合
- 夕方から夜にかけて活動する
- 屋根付近から小さな影が飛び立つことがある
- フンは黒っぽく細長い粒状 乾燥すると崩れやすい
ネズミの場合
- 夜間に屋根裏を走り回るような音がしやすい
- カリカリ、トタトタといった物音が聞こえることがある
- フンは小さく硬い粒状で、まとまって落ちていることがある
鳥の場合
- 日中に出入りすることが多い
- 鳴き声が聞こえることがある
- 巣材や羽が落ちている場合がある
ただし、音やフンだけで正確に判断するのは難しい場合があります。
屋根裏や高所の確認は危険を伴うため、不安な場合は無理に調べず、専門業者へ相談しましょう。
コウモリを放置すると起こるトラブル

屋根にコウモリが住み着いた状態を放置すると、フンや尿による汚れだけでなく、臭いや衛生面の問題につながるおそれがあります。
被害が小さいうちに気づき、早めに対策することが大切です。
フンや尿による汚れ・臭い
コウモリが屋根裏や軒下に住み着くと、フンや尿による汚れが発生します。
少量であれば目立たないこともありますが、長期間放置すると屋根裏にフンがたまり、悪臭の原因になることがあります。
害虫や衛生面のリスク
フンや尿を放置すると、ダニや害虫が発生する原因になることがあります。
乾燥したフンが舞い上がると、清掃時に吸い込んでしまうおそれもあります。
そのため、コウモリを追い出したあとは侵入口を塞ぐだけでなく、フンの清掃や消毒まで行うことが重要で、
無理に自分で清掃せず、専門業者へ相談した方が安心です。
再侵入を繰り返す可能性
コウモリは、一度住み着いた場所に戻ってくることがあります。
追い払っただけで侵入口を塞がない場合、再び同じ場所から侵入される可能性があります。
そのため、コウモリ対策では「追い出すこと」と「侵入口を塞ぐこと」をセットで考える必要があります。
どちらか一方だけでは、根本的な対策になりにくい点に注意しましょう。
コウモリを自分で捕まえてはいけない理由
屋根まわりにコウモリを見つけると、すぐに捕まえたり追い払ったりしたくなるかもしれません。
しかし、コウモリは法律で保護されている野生動物であり、対応方法には注意が必要です。
コウモリは鳥獣保護管理法の対象
コウモリは哺乳類に属する野生動物であり、鳥獣保護管理法の対象です。
環境省は、鳥獣や鳥類の卵について、狩猟による捕獲などを除き、原則として捕獲・殺傷・採取が禁止されていると説明しています。
そのため、家にコウモリがいるからといって、勝手に捕まえたり傷つけたりすることは避けなければなりません。
被害がある場合でも、法律に沿った方法で対応する必要があります。
基本は「捕獲」ではなく「追い出し」
住宅のコウモリ対策では、捕まえるのではなく、建物の外へ追い出し、再び入れないようにする方法が基本です。
市販の忌避剤などを使って外へ出るよう促し、その後に侵入口を塞ぐ流れが一般的ですが、屋根や屋根裏での作業には危険が伴います。
高所作業が必要な場合や、侵入口が複数ある場合は、自己判断で作業しないようにしましょう。
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ハッカとワサビ由来の成分を使用した、エアゾールタイプのコウモリ用忌避剤です。屋根裏や軒下など、コウモリが入り込みやすい場所の対策を検討している方に向いています。
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安全な追い出し方の基本
コウモリの追い出しの流れ
コウモリ対策では、ただ追い払うだけでなく、侵入口の確認・追い出し・封鎖・清掃まで行うことが大切です。手順を間違えると屋根裏に閉じ込めてしまうおそれがあるため、基本の流れを押さえておきましょう。
-
1
侵入口を確認する
夕方から夜にかけて、屋根のどのあたりからコウモリが飛び立つかを確認します。軒天、換気口、屋根材のすき間、外壁との取り合い部分などが侵入口になりやすい場所です。
-
2
地上から見える範囲で観察する
屋根に登って確認するのは転落の危険があります。まずは地上から見える範囲で、フンの位置や黒い汚れ、コウモリの出入りを確認しましょう。
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3
外に出たタイミングを確認する
コウモリは夕方以降に外へ出ることが多いため、建物内に残っていないか確認することが重要です。中にいる状態で塞ぐと、屋根裏に閉じ込めてしまうおそれがあります。
-
4
追い出した後に侵入口を塞ぐ
コウモリを追い出しただけでは再び戻ってくる可能性があります。軒天の穴、換気口のすき間、屋根材のずれなどを確認し、再侵入できないように封鎖します。
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5
通気が必要な場所は完全に塞がない
換気口などを完全に塞ぐと、屋根裏の湿気や結露の原因になることがあります。通気を確保しながら侵入を防ぐため、金網や専用部材で対策しましょう。
-
6
フンの清掃と消毒を行う
追い出しと封鎖が終わったら、フンや汚れを清掃します。フンを放置すると、臭いや害虫発生の原因になることがあるため、衛生面にも注意が必要です。
-
7
無理な作業は専門業者に相談する
高所作業が必要な場合や、屋根裏に大量のフンがある場合、侵入口が分からない場合は、無理に自分で対応せず専門業者に相談しましょう。
注意:コウモリは法律で保護されている野生動物です。自己判断で捕まえたり傷つけたりせず、建物の外へ追い出して再侵入を防ぐ対策を行いましょう。
やってはいけないコウモリ対策

コウモリを見つけたときに、焦って間違った対応をすると、被害が悪化したり、自分自身がケガをしたりするおそれがあります。
安全面と法律面の両方から、避けるべき行動を知っておきましょう。
素手で触る・捕まえる
コウモリを見つけても、素手で触る・捕まえる・追い回すのは避けましょう。
野生動物には病原体が付着している可能性があるため、接触しないことが大切です。
室内に入ってきた場合は、次のように落ち着いて対応しましょう。
- 窓を開けて外へ出るのを待つ
- 手で触らない
- 無理に追い回さない
- 不安な場合は専門業者や自治体に相談する
出入口を確認せずに塞ぐ
フンが落ちている場所だけを見て、すぐにすき間を塞ぐのは避けましょう。
中にコウモリが残っていると、屋根裏に閉じ込めてしまうおそれがあります。
- 出入りしている場所を確認する
- コウモリが外に出たタイミングで塞ぐ
- 侵入口が複数ないか確認する
- 不安な場合は専門業者に相談する
屋根に登って無理に作業する
屋根やはしごに登って確認・封鎖作業をするのは危険です。
屋根材の劣化や雨上がりの滑りやすさにより、転落事故につながるおそれがあります。
高所作業が必要な場合は、無理に自分で対応せず、専門業者へ相談しましょう。
専門業者に相談した方がよいケース
屋根のコウモリ対策は、自分で対応できる範囲が限られます。
特に屋根や屋根裏での作業は危険を伴い、侵入口の特定や封鎖にも専門的な判断が必要です。
不安がある場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。
専門業者に依頼した方がいいケース
コウモリ対策は、侵入口の確認や屋根まわりの作業が必要になることがあります。次のようなケースでは、無理に自分で対応せず、専門業者への相談を検討しましょう。
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屋根や高所での作業が必要な場合
はしごや屋根に登る作業は転落の危険があります。高い場所に侵入口がある場合は、専門業者に任せるのが安全です。
-
侵入口がどこか分からない場合
コウモリの侵入口は、軒天・換気口・屋根材のすき間など見つけにくい場所にあることがあります。
-
屋根裏から物音がする場合
カサカサ音や鳴き声がする場合、屋根裏にコウモリが入り込んでいる可能性があります。中にいる状態で塞ぐと閉じ込めてしまうおそれがあります。
-
フンが大量に落ちている場合
フンを放置すると、臭いや害虫発生の原因になることがあります。大量にある場合は、清掃や消毒も含めて依頼すると安心です。
-
何度も再発している場合
一度対策しても戻ってくる場合は、別の侵入口が残っている可能性があります。建物全体を確認し、再侵入を防ぐ対策が必要です。
-
屋根や軒天の補修も必要な場合
軒天の穴、屋根材のずれ、換気口の破損などがある場合は、コウモリ対策だけでなく建物の補修も必要になることがあります。
注意:コウモリは法律で保護されている野生動物です。自己判断で捕まえたり傷つけたりせず、追い出し・侵入口封鎖・清掃まで適切に行いましょう。
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よくある質問(FAQ)
-
コウモリは本当に屋根から侵入しますか?
-
はい。コウモリは、屋根のすき間や軒天、換気口、外壁との接合部などから侵入することがあります。特に屋根裏は暗く静かで雨風をしのぎやすいため、コウモリが住み着きやすい場所です。
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コウモリのフンはどんな見た目ですか?
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コウモリのフンは、黒っぽく細長い粒状をしていることが多いです。乾燥すると崩れやすいため、見つけても素手で触らず、マスクや手袋を着用して対応しましょう。
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コウモリ被害はROYに相談できますか?
-
はい。コウモリ被害でお困りの場合は、ROYにお任せください。侵入口の確認、追い出し、再侵入防止、清掃・消毒まで、状況に合わせて適切に対応いたします。
まとめ

コウモリは、屋根裏に住み着くと、フンや尿による汚れ・臭い・害虫の発生などにつながるおそれがあるため、被害に気づいたら放置しないことが大切です。
また、コウモリは法律で保護されている野生動物のため、自己判断で捕まえたり傷つけたりするのは避けましょう。
屋根のコウモリ被害でお困りの方は、ROYにお任せください。
侵入口の確認から追い出し、再侵入防止、清掃・消毒まで、状況に合わせて適切に対応いたします。
早めに点検・対策を行うことで、フンや臭い、衛生面のトラブルを防ぎ、大切な住まいを守ることにつながります。
