床がきしむ原因はシロアリ?見逃すと危険な初期症状10選

シロアリ 見逃すと危険な初期症状10選
目次

はじめに

「最近、床を歩くとミシミシ音がする…」
「玄関先で羽のついた虫を見かけた…」

そんな小さな違和感を放置していませんか? それは、家の土台を静かに蝕んでいるシロアリからの警告サインかもしれません。

シロアリは日本の住宅にとって最も深刻な害虫です。国土交通省の調査によれば、築20年以上の木造住宅の約4割がシロアリ被害を経験しています。修繕費用も、初期段階なら10万円台で済むところ、進行すると100万円以上かかることも珍しくありません。

だからこそ、早期発見が何よりも重要なのです。

本記事では、日常生活の中で誰でもチェックできる「見逃してはいけない10の症状」を専門家の視点から解説します。もし一つでも当てはまれば、それは家からのSOSです。


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    見逃すと危険!初期症状10選


    シロアリ初期症状チェックリスト
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    症状をチェックしてください
    判定の目安
    1つでも該当 早めに専門家の点検を推奨
    3つ以上該当 シロアリ被害の可能性が高い。至急調査が必要
    5つ以上該当 被害が進行している可能性大。緊急対応を
    シロアリ症状

    各症状の詳細解説

    危険度:★★★ ①床がきしむ・沈む感じがする

    こんな症状に注意 
    ・歩くと床がミシミシと音を立てる
    ・以前より沈み込むような感覚がある
    ・特定の場所だけ柔らかく感じる

    原因
    シロアリが床下の根太や大引きといった床を支える構造材を食害すると、木材の強度が失われます。表面のフローリングは無事でも、その下がスカスカになっているため、きしみや沈みが発生します。
    最悪の場合、床が抜け落ちる危険性があります。特に浴室や洗面所など水回り付近で起きやすく、家族がケガをするリスクも高まります。


    危険度:★★★ ②羽アリが発生する

    こんな症状に注意 
    ・4月〜7月に窓際や玄関先で羽アリを見かける
    ・夕方から夜にかけて明かりに引き寄せられて飛んでくる
    ・羽が大量に落ちている

    原因
    シロアリは繁殖期になると「羽アリ」として巣から飛び立ちます。羽アリの発生は、すでに家の中にシロアリが生息している可能性が極めて高い証拠です。

    見分け方のポイント
    シロアリの羽アリ:羽が4枚ともほぼ同じ大きさ、胴体にくびれがない
    ・クロアリの羽アリ:前の羽が大きく後ろが小さい、胴体にくびれがある


    危険度:★★★ ③壁や柱を叩くと空洞音がする

    こんな症状に注意 
    ・壁や柱を軽く叩くと「コンコン」という軽い音がする
    ・通常とは違う空洞音が響く

    原因
    木材の内部がシロアリに食べられてスカスカになると、叩いた時の音が変わります。健全な木材は「ゴツゴツ」とした重い音がしますが、空洞化すると軽い音になります。
    すでに内部がかなり食害されている証拠。早急な対応が必要です。

    セルフチェック方法
    ドライバーの柄など硬いもので、疑わしい箇所を軽く叩いてみてください。音の違いがあれば要注意です。


    危険度:★★ ④柱や壁にひび割れや変色がある

    こんな症状に注意 
    ・柱や壁の表面に細かなひび割れがある
    ・シミや変色が見られる
    ・膨らみや歪みがある

    原因
    シロアリが内部を食害すると、木材の強度が失われて表面にひび割れが生じます。また、「蟻道(ぎどう)」という土のトンネルの跡が壁面に茶色い筋状の模様として現れることもあります。

    特に注意すべき場所 
    ・浴室、洗面所、キッチン周辺
    ・基礎と壁の境目
    ・結露が発生しやすい北側の壁


    危険度:★★★ ⑤木材の表面が波打っている・剥がれる

    こんな症状に注意 
    ・木材の表面が波打つように変形している
    ・薄皮一枚で剥がれやすくなっている
    ・表面を押すとベコベコする

    原因
    シロアリは木材の柔らかい部分を優先的に食べるため、硬い部分だけが残り、表面が波打ったように見えます。内部が空洞化すると、わずかな圧力で表面が剥がれ落ちることもあります。
    この症状が出ている場合、すでにかなり被害が進行しています。緊急の対応が必要です。


    危険度:★★★ ⑥家の周りに蟻道(ぎどう)がある

    こんな症状に注意
     ・基礎部分や外壁に土でできた筋状のトンネルがある
    ・幅は5mm〜1cm程度、茶色や灰色をしている
    ・表面が固まっている

    原因
    シロアリは光や乾燥を嫌うため、地中から建物内部へ移動する際に「蟻道」というトンネルを作ります。これはシロアリが活動している確実な証拠です。

    チェックポイント
     ・基礎の立ち上がり部分
    ・束石の周辺
    ・外壁と基礎の境目
    ・配管周辺


    危険度:★ ⑦ドアや窓の開閉がスムーズでない

    こんな症状に注意
     ・以前は問題なかったドアや窓が引っかかる
    ・閉まりにくくなった
    ・隙間ができるようになった

    原因
    シロアリが建物の構造材を食害すると、建物全体のバランスが崩れ、わずかに歪みが生じます。その結果、ドア枠や窓枠が変形し、開閉に支障が出ます。

    他の原因との見分け方
    湿気による木材の膨張や経年劣化でも同じ症状が出ます。床のきしみや羽アリの発生など、他の症状と併発している場合はシロアリを疑うべきです。

    危険度:★★ ⑧床下に木くずや砂のような粒が落ちている

    こんな症状に注意
    ・床下や壁際に木くずのような細かい粉がある
    ・砂粒のような糞が落ちている
    ・茶色や黒っぽい粒が堆積している

    原因
    シロアリが木材を食べる際に出る木くずや、消化後の排泄物が床下に堆積します。特に乾材シロアリ(アメリカカンザイシロアリ)の場合、砂粒状の糞を大量に排出します。

    糞の特徴
    ヤマトシロアリ/イエシロアリ:砂状
    アメリカカンザイシロアリ:砂粒状(直径1mm程度)、茶色や黒色


    危険度:★★ ⑨柱や木材が湿っぽい・カビ臭い

    こんな症状に注意
     ・柱や壁が常に湿っている感じがする
    ・カビ臭さがある
    ・カビが生えている

    原因
    シロアリは湿気を好み、湿った木材に集まります。彼らが食害した箇所は通気性が悪くなり、さらに湿気がこもりやすくなるという悪循環が生まれます。

    シロアリが好む環境
     ・床下の通気が悪い
    ・水回り付近(浴室・キッチン・洗面所)
    ・雨漏りや結露が発生している箇所
    ・日当たりが悪い場所


    危険度:★★ ⑩近隣でシロアリ被害が出ている

    こんな症状に注意
     ・ご近所でシロアリ駆除をした話を聞いた
    ・同じ地域内で被害報告がある
    ・築年数が近い住宅街に住んでいる

    原因
    シロアリは地中を移動するため、近隣で発生していれば自宅にも侵入するリスクが高まります。特に築年数が近い住宅街では、同時期に複数の家で被害が出ることも珍しくありません。

    対策
    近隣で被害が確認されたら、予防的に点検を依頼することをおすすめします。早期発見なら被害を最小限に抑えられます。


    シロアリの基本知識

    シロアリ種類
    日本に生息する主なシロアリ3種
    ヤマトシロアリ
    分布 北海道北部を除く日本全土
    特徴 湿った木材を好む
    羽アリ発生時期 4月〜5月
    コロニー規模 2〜3万匹
    イエシロアリ
    分布 千葉県以西の温暖な地域
    特徴 加害速度が非常に速い、被害範囲が広い
    羽アリ発生時期 6月〜7月
    コロニー規模 100万匹以上
    アメリカカンザイシロアリ
    分布 関東〜九州の都市部で増加中
    特徴 乾燥した木材を食べる、駆除が困難
    羽アリ発生時期 7月〜9月
    コロニー規模 数百〜数千匹
    種類 分布 特徴 羽アリ発生時期 コロニー規模
    ヤマトシロアリ 北海道北部を除く日本全土 湿った木材を好む 4月〜5月 2〜3万匹
    イエシロアリ 千葉県以西の温暖な地域 加害速度が非常に速い、被害範囲が広い 6月〜7月 100万匹以上
    アメリカカンザイシロアリ 関東〜九州の都市部で増加中 乾燥した木材を食べる、駆除が困難 7月〜9月 数百〜数千匹

    シロアリの食害メカニズム

    シロアリは木材の主成分である「セルロース」を栄養源としています。重要なのは、シロアリは24時間休まず木材を食べ続けるということ。1匹あたりの食害量は少なくても、数万〜数百万匹のコロニーが活動すれば、驚くべき速さで被害が進行します。

    また、シロアリは光や乾燥を嫌うため、「蟻道(ぎどう)」という土でできたトンネルを作りながら移動します。この蟻道が基礎や壁に見られたら、シロアリが活動している確実な証拠です。


    シロアリを発見したら取るべき3ステップ

    STEP
    慌てて殺虫剤を使わない

    ・市販の殺虫剤は表面のシロアリしか殺せない
    ・巣にいる数万〜数十万匹には届かない
    ・警戒して別の場所に移動し、被害が拡散する恐れ

    STEP
    写真を撮って記録する

    ・発見した箇所を撮影
    ・羽アリや蟻道も記録
    ・日付とともに保存
    ・専門業者への相談時に役立つ

    STEP
    専門業者に調査を依頼する

    ・床下や壁の中など見えない場所の被害を把握
    ・多くの業者は無料で現地調査を実施
    ・正確な診断と適切な対処法の提案


    よくある質問(Q&A)

    シロアリは冬でも活動しますか?

    はい、活動します。暖房の効いた室内や床下など、温度が保たれている場所では冬でも食害を続けます

    自分で駆除することはできますか?

    市販の薬剤である程度の予防はできますが、根本的な駆除は困難です。シロアリは巣全体を駆除しなければ再発するため、専門的な知識と機材が必要です。

    新築でもシロアリ被害は起こりますか?

    はい、起こります新築時の防蟻処理の効果は一般的に5年程度です。処理が不十分だったり、施工後に蟻道が作られたりすると、築浅でも被害が発生します。

    マンションでもシロアリは出ますか?

    出ます。鉄筋コンクリート造でも、内装材や建具、収納棚など木材が使われている部分は被害を受けます特に1階や地下に面した部屋、配管周辺は注意が必要です。

    シロアリ点検はどのくらいの頻度で行うべきですか?

    築5年以上の住宅であれば、最低でも5年に1回、できれば3年に1回の定期点検をおすすめします。特に築20年を超えた木造住宅や、過去に被害があった家は毎年の点検が理想的です。

    駆除費用はどれくらいかかりますか?

    一般的な木造住宅(30坪程度)で10万円〜30万円が相場です。構造材の交換が必要な場合は、別途リフォーム費用が50万円〜200万円以上かかることもあります。


    3ステップで簡単お見積り

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      まとめ:早期発見が家を守る最大の防御策

      シロアリ業者

      シロアリ被害は、気づいた時には手遅れになっていることが多い問題です。しかし、今回ご紹介した10の初期症状を知っておくことで、被害を最小限に食い止めることができます

      ・シロアリは内部から静かに破壊を進める
      ・日本には主に3種類のシロアリが生息
      ・床のきしみ、羽アリ、蟻道など10の症状に注意
      ・一つでも該当したら専門家の点検を
      ・自己判断での駆除は逆効果になることも
      ・定期的な点検と早期対応が修繕費用を抑える鍵

      もしこの記事を読んで「もしかして…」と思い当たる症状があれば、それは家からの大切なサインです。少しでも不安を感じたら、専門家による無料調査をご検討ください。

      大切なご自宅と家族の安全を守るために、今すぐ行動を起こしましょう。

      ROY株式会社の対応エリアと特徴

      ROY株式会社のロゴ(1級建築士事務所)
      • 対応エリア:全国対応可能
      • サービス内容:シロアリなどの害虫駆除・害獣駆除・屋根雨漏り・床下などの総合リフォーム
      • 戸建て専門
      • 即日対応可能
      • 調査・見積り無料+施工後報告書付き
      • 修繕・リフォームは月々3,300円から〜
      • 害獣駆除費用は4,730円から〜

      【参考:行政機関リンク】 ・シロアリ被害対策について(国土交通省)  URL: https://www.mlit.go.jp/ ・木造住宅の維持管理(住宅金融支援機構)  URL: https://www.jhf.go.jp/

      山田 太郎

      この記事の作成者

      鈴木 海斗

      害虫害獣駆除センター 研究員

      害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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