そのフン、見過ごすと危険かも?カラスが媒介する感染症

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「またベランダにフンが…」「車にフンをされてウンザリ…」
日常でよくあるカラスのフン被害。でも、見た目の不快感以上に怖いのは感染症リスクです。

カラスは雑食性で、生ごみ・動物の死骸・汚れた水場などにも平気で触れるため、さまざまな病原体や寄生虫を運んでくる存在
放っておくと、あなたや家族の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

ROY株式会社 害獣駆除 栃ノ心アンバサダー

目次

感染症リスクはどこに?意外な接触経路に注意!

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感染症は「カラスが直接つついてくる」などの接触被害だけではありません
実は、以下のような間接的な接触経路で感染が広がることも多いのです。

  • ベランダの手すりや洗濯物に落ちたフン
  • 車や自転車のハンドルに付いたフン
  • 乾いたフンが風で舞い上がる粉じんを吸い込む
  • フンを掃除した後に手洗いを忘れる
  • ペットがフンを踏んで部屋の中に持ち込む

📋 カラスが媒介する主な感染症と特徴

鳥インフルエンザ(感染すると重症化リスク)

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鳥インフルエンザは、鳥類に感染するインフルエンザウイルス(A型)による病気です。
特に「高病原性タイプ(H5N1型など)」は人にも感染することがあり、重篤な肺炎や多臓器不全を引き起こすケースもあります。

Danger
  • 特に免疫力の弱い人やペットがいるご家庭では、早期対策が重要です。
  • 鳥インフルエンザウイルスは空気中に舞いやすく、吸い込むことで感染の可能性があります。
  • 発見したフンは放置せず、正しい方法で迅速に処理することが大切です。

クリプトコックス症(真菌による重篤な感染症)

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クリプトコックス症は、カビの一種である「クリプトコッカス菌によって引き起こされる真菌感染症です。
この菌はカラスなどのフンに含まれており、乾燥して粉じん化したものを吸い込むことで肺や脳に感染する恐れがあります。

Danger
  • クリプトコッカス菌は乾燥フンの中で生存しやすく、長期間感染源に。
  • 室内に持ち込むとエアコンや換気扇で拡散するリスク
  • 特に免疫力が弱っている方が感染すると重篤化する可能性が高いため、徹底した対策が重要。
  • ベランダ・屋根・物干しなどのフン処理が感染経路になりやすい

サルモネラ感染症(身近にひそむ食中毒リスク)

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サルモネラ感染症は、「サルモネラ菌」という細菌に感染することで引き起こされる食中毒性の感染症です。
カラスのフンに含まれることがあり、手や物を介して口に入ることで感染します。
特に小さなお子さんや免疫力の低下している方では重症化のリスクが高まります。

Danger
  • カラスは汚れた環境や死骸、生ごみなどを食べるため、体内やフンにサルモネラ菌を保有していることがある。
  • フンが地面・ベランダ・遊具・洗濯物などに付着 → それに触れた手で口や目をこすることで感染
  • サルモネラ菌は少量でも感染力が高く、ごくわずかなフン成分の付着でも症状が出る場合があります
  • 家庭内に菌が持ち込まれると、キッチン・食器などを介して二次感染する危険性もあります。
  • 乾燥していても菌が死滅しているわけではないため、「古いフンだから大丈夫」とは思わないこと。

トキソプラズマ症(妊婦・胎児に重大な影響も)

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トキソプラズマ症は、トキソプラズマ・ゴンディ」という原虫による寄生虫感染症です。
カラスのフンや巣に含まれることがあり、汚染された土やほこりを吸い込んだり、口に入れたりすることで感染します。多くの健康な人は無症状または軽症で済みますが、妊婦が初感染すると胎児に深刻な先天性障害をもたらす可能性があります。

Danger
  • 妊娠初期に感染すると、胎児に脳や目の異常、精神発達の遅れなどを引き起こす恐れがあります。
  • 感染しても母体には症状が出ないことが多いため、気づかないうちに胎児が影響を受けるケースも
  • 土の中やフンに含まれる卵は数ヶ月以上も感染力を持ち続けるため、過去に落ちたフンでも油断は禁物

皮膚炎(ノミ・ダニ由来)|見えない寄生虫が原因のかゆみ・湿疹に注意

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カラスの巣やフンには、ノミ・ダニ・シラミなどの外部寄生虫やその卵が含まれていることがあります。
これらが人の肌に触れることで皮膚炎(虫刺され・湿疹・アレルギー反応)を引き起こす可能性があります。

Danger
  • カラスは野鳥や害獣の死骸、巣材として持ち込む枝やゴミなどからノミやダニを拾って巣に持ち込む
  • 巣やフンに寄生虫が付着し、清掃中や接触時に人間やペットにうつる
  • ノミ・ダニの卵は目に見えないほど小さく、掃除中に吸い込んでしまうこともある
  • アレルギー体質の方は湿疹・くしゃみ・咳・喘息などの症状が悪化することも


感染症名感染経路主な症状危険度
鳥インフルエンザフン・羽に付着した
ウイルスを吸い込む
高熱・筋肉痛・肺炎。
重症化で致死率も高い
★★★★★(高病原性の場合は致死率50%以上)
クリプトコックス症カビを含む
乾燥フンを吸い込む
咳・倦怠感・呼吸困難。進行すると脳炎★★★★☆(免疫力が低い人は特に要注意)
サルモネラ感染症フンに触れた手で
口元を触る
下痢・嘔吐・発熱。
食品経由で広がることも
★★★☆☆(子ども・高齢者は重症化の恐れあり)
トキソプラズマ症フンが混じった
ホコリや土を吸い込む
妊婦が感染すると胎児に先天性障害のリスク★★★★☆(妊婦が感染すると胎児に深刻な影響)
皮膚炎(ノミ・ダニ由来)巣やフンに
付着した寄生虫による
湿疹・かゆみ・アレルギー反応★★★☆☆(家庭内に入ると二次被害のリスクも)

実話で知る「カラスのフン感染症」の恐怖

ケース①:ベランダの掃除で“原因不明の咳”が続く…

30代の主婦が、毎週ベランダのフンを雑巾で拭き取っていたところ、徐々に咳と息苦しさが続くように
病院で検査した結果、「真菌による肺炎の疑い」と診断され、抗生物質と吸入治療を行うことに。
医師の見立てでは、乾燥したフンの粉じんを吸い込んだことが原因だったとのこと。


ケース②:赤ちゃんに湿疹…まさかフンが原因?

1歳児を育てる家庭で、ある日赤ちゃんの体にかゆみを伴う湿疹が多数出現
調査の結果、カラスのフンがついたベランダからノミやダニが侵入し、寝具やカーペットに広がっていたことが判明。
フンは掃除していたものの、寄生虫への対処はしていなかったとのこと。


フン・巣の清掃時に必ず守るべき4つの対策ポイント

カラスのフンや巣には、細菌・ウイルス・真菌(カビ)・ノミ・ダニ・寄生虫の卵など、目に見えない危険が潜んでいます。適切な対策をせずに清掃すると、自分だけでなく家族全員に健康被害が及ぶ可能性も…。

以下の4つの対策を、“徹底して行うこと”が安全のカギです。


① 厚手のゴム手袋・マスク・ゴーグルを装着

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素手・布マスク・裸眼での清掃は絶対NG!

  • カラスのフンや巣には、サルモネラ菌・トキソプラズマ・クリプトコッカス菌などの病原体が潜んでいます。
  • 乾燥したフンの粉じんは目や鼻、口から体内に侵入する恐れがあるため、不織布マスクではなく「防塵タイプのマスク(N95推奨)」を使うとより安全。
  • ゴーグルは目への飛沫侵入を防ぐだけでなく、掃除中の不意の接触から目を守ります。
  • 手袋は使い捨てではなく、厚手で薬品にも強いゴム製タイプが最適。破れにくく、清掃中の衛生を保ちやすいです。

x清掃後は、使用したゴーグルや手袋もそのまま室内に持ち込まず、しっかり洗浄・乾燥しましょう。


② フンは水で湿らせてから拭き取り、密封廃棄

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乾いたフンをそのまま掃除すると、最も危険です!

  • 乾燥したフンは軽くなり、掃除機や箒で掃いた際に粉じんとして空中に舞い上がりやすい状態です。
  • その中に含まれる病原菌・寄生虫の卵・カビ胞子を吸い込むことで、呼吸器感染・皮膚炎・アレルギー症状を引き起こすことも。
  • 掃除の前に、必ず水でしっかりと湿らせて粉じんの舞い上がりを防止しましょう。
  • 拭き取ったペーパーやフンのかけらは、ビニール袋で密閉し、ゴミとして安全に廃棄してください。

使用済みの雑巾や掃除道具は、可能であれば使い捨てにするか、次亜塩素酸などでしっかり除菌してから保管を。


③ 清掃後は手洗い・うがい・消毒を徹底

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清掃後の“油断”が感染の入口になることも!

  • フンの成分が手のひら・指の間・爪の中・顔・衣類などに付着している可能性があります。
  • 触ったつもりがなくても、無意識に口・目・鼻に触れてしまうと感染リスクが一気に高まります
  • 清掃後はすぐに石けんでの手洗い+うがい+アルコール消毒を徹底しましょう。
  • 衣類も可能であれば着替え、汚れた服は他の洗濯物と分けて熱湯消毒や高温洗濯をするのが理想です。

特に小さなお子さんやペットがいる家庭では、衣類や靴についた汚れから感染が広がるケースもあるため注意!


④ 巣を見つけたら、必ず自治体や専門業者に相談

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カラスの巣は、素人が手を出すと“法的にも危険”です。

  • 巣の中には、フン・ダニ・ノミ・ハエの卵・細菌・ウイルスなど、あらゆる病原体が潜んでいます。
  • 特に繁殖期(3〜7月頃)には巣に近づくだけでカラスに襲われるケースも多発しています。
  • 加えて、カラスは鳥獣保護管理法により保護されており、巣の撤去には原則として行政の許可が必要です。
  • 無許可での撤去は違法行為とみなされ、罰金や懲役の対象になることもあります。

巣を見つけたら、「市区町村の環境課」または「鳥害対策の専門業者」にすぐ相談を。
業者なら、安全対策・法令対応・再発防止まですべて任せられます。


「健康被害=生活被害」家族を守る第一歩は正しい知識

「うちは関係ない」と思っていませんか?

  • ベランダにフンがあっても「ちょっと拭けば大丈夫」
  • カラスが来ていても「見なかったことにしよう」
  • 巣ができていても「自分で取っちゃえばいいか」

…そう思って放置したことが、健康被害や法的トラブルに繋がる第一歩です。

⚠️特にこんなご家庭は注意が必要!

対象なぜリスクが高いのか?
小さなお子さま免疫力が未発達で、床や地面に近い場所で遊ぶためフンと接触しやすい。
高齢者加齢による免疫力低下で、感染後に重症化しやすい傾向があります。
妊婦・出産を控えている方トキソプラズマ感染など、胎児に深刻な影響を与えるリスクがある。
ペットを飼っているご家庭フンを踏んだ足で家の中を歩く・口に入れてしまうなど、感染経路になりやすい。

🏠 カラス被害=感染の入り口と考えよう

フンや巣の被害は見た目の汚れだけでなく、「感染の入口」になる深刻なリスクを含んでいます。
だからこそ、以下の3ステップが重要です。

Step1:「フンや巣は軽視せず、正しく処理

フンや巣を見つけたとき、においが強いとき、粉じんが舞っていると感じたときは、無理に自分で処理しようとせず専門業者へ相談しましょう。適切な防護と消毒が必要なケースも多く、誤った対処は感染リスクを高めてしまいます。

Step2:「感染症の知識を持ち、早期対応

フンや巣を「ただ汚れているだけ」と軽く扱うのは危険です。
サルモネラ症、クリプトコックス症、寄生虫感染など、多くのリスクが潜んでいます。
乾燥したフンが粉じんとなって広がると、知らないうちに吸い込んでしまう可能性も。

Step3:「危険なときは、すぐプロに相談

大量のフン・巣・死骸・強い腐敗臭・粉じん化などが見られる場合、自力での作業は非常に危険です。
サルモネラ、クリプトコックス、寄生虫などの病原体が含まれている可能性があるため、
正しい防護具・湿潤処理・消毒手順を理解した専門業者へ、早急に相談・依頼しましょう。


安全な生活環境を守るために|無料相談も対応中

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そんな方は、自分で無理に対処せず、カラス駆除の専門家にご相談ください。

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「子どもがフンに触った」「ベランダに何か作ってるかも…」と思ったら、今すぐご相談を。
安心できる毎日を、あなたとご家族に。

山田 太郎

この記事の作成者

若松川 匠

害虫害獣駆除センター 研究員

害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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