
はじめに
「天井裏からカサカサ…」そんな音に悩まされていませんか?
夜になると何かが走り回るような物音が続き、眠れない夜を過ごすこともあります。
原因の一つは、屋根裏に害獣が住み着いてしまったことかもしれません。
放置すると音だけでなく、配線のかじりや断熱材の汚損、悪臭など被害が広がることも。
そこで本記事では、天井裏に潜む害獣の種類と見分け方、害獣別の駆除、そして侵入を防ぐ対策までわかりやすくご紹介します。
天井裏から音がする原因は?代表的な害獣と特徴一覧

天井裏や屋根裏は、外気の影響を受けにくく、狭くて温かい空間のため、害獣にとってはとても快適な住居になります。
「屋根裏の音=ネズミ」と考える方も多いかもしれませんが、近年では土地開発の進行により、森や草むらなどの自然環境が減少。
その結果、ネズミ以外の野生動物たちも人の住まいに入り込むケースが増えています。
これから、天井裏から物音がする原因として考えられる代表的な害獣の種類を紹介します。
どんな動物が潜んでいるのかを知ることで、適切な対策をとるヒントになるでしょう。
【天井裏の害獣1】ネズミ

天井裏で物音がするとき、まず多くの人が思い浮かべるのがネズミでしょう。
家屋に住み着くネズミには主に「クマネズミ」「ハツカネズミ」「ドブネズミ」の3種類がいます。
この中でも特に天井裏に巣を作りやすいのが「クマネズミ」です。
クマネズミは高い場所を好み、屋根裏や断熱材や布などを集めて巣を作り、繁殖を繰り返します。
放っておくと数が増え、騒音や悪臭、更には配管をかじって火災につながる危険もあるため注意が必要です。
ハツカネズミは屋内の狭所、ドブネズミは床下・下水側に多い傾向)。
天井裏にネズミが住み着いているサイン
ネズミの種類によって多少異なりますが、以下のような音が聞こえたら要注意です。
- 「キイキイ」「キュッキュッ」といった高い鳴き声
- 「トタトタ」「カサカサ」といった足音
- カリカリ」と木材や柱をかじる音
これらの音が夜中に聞こえるようなら、ネズミが天井裏に潜んでいる可能性が高いでしょう。
目に見える痕跡
ラットサイン(通り道の黒ずみ)、配線の被覆が削れている
小粒で先端が尖った黒褐色のフンが点在(数ミリ〜1cm前後)
巣材として断熱材がほぐれて散乱、天井ボードに薄いシミ
【天井裏の害獣2】ハクビシン

天井裏で「ドスン!」といった重ための音がする場合、犯人はネズミより大きな動物、ハクビシンかもしれません。
ハクビシンは顔に白い線が通っているのが特徴で、本体は、山や森に生息していますが、近年では、都市部でも頻繁に見られるようになりました。
屋根の隙間や通風口などから侵入し、断熱材の上で寝たり、天井裏で子育てをしたりします。
一度住み着くとフンや尿の悪臭、ノミやダニの発生など、さまざまな被害を引き起こす厄介な存在です。
天井裏にハクビシンが住み着いているサイン
- 夜になると「ドスドス」「ゴトゴト」といった比較的大きな足音がする。
- 屋根の隙間や通気口まわりにフンが落ちている。
※ハクビシンが鳥獣保護法で守られている動物のため、無断で捕獲・駆除することはできません。
見つけた場合は、専門の害獣駆除業者や自治体に相談するのが安全です。
【天井裏の害獣3】アライグマ

見た目は可愛らしいアライグマですが、実はとても力が強く、攻撃的な一面を持つ害獣です。
夜行性で活動が活発なため、夜中に「ドタドタ」「ガタガタ」といった大きな足音が天井裏から聞こえることがあります。
アライグマは手先が器用で、屋根瓦を持ち上げたり、通気口の金網を破ったりして侵入します。
屋根裏では断熱材を巣材にして寝床を作り、子供を育てることもあります。
さらに、フンや尿による汚れや臭い、ダニや寄生虫の発生など、被害は深刻です。
ためフン(同じ場所に排泄を溜める習性)が最大の手掛かりです。
天井裏にアライグマが住み着いているサイン
- 「ドタドタ」「バタバタ」といった重ための足音が夜に聞こえる
- 屋根や軒下に引っ掻き傷や破損が見られる
- 大きめのフンがまとまって落ちている
アライグマもハクビシンと同じく鳥獣保護法で保護されているため、勝手に捕まえることはできません。
専門業者に依頼して、安全かつ適切に追い出しでもらうのが確実です。

【天井裏の害獣4】イタチ

細長い体と鋭い歯を持つイタチも、天井裏に侵入しやすい害獣のひとつです。
小さな隙間からでも簡単に入り込むことができ、屋根裏や壁の中で「カサカサ」「チョロチョロ」といった軽い足音を立てます。
イタチは縄張り意識が強く、特に繁殖期(春〜初夏)には天井裏で子育てすることもあります。
また、フンや尿の臭いが非常に強く、天井に染みができたり、家全体に悪臭が広がるケースも少なくありません。
天井裏にイタチが住み着いているサイン
- 夜中に「カサカサ」「チョロチョロ」と軽快な足音がする
- 天井の一部に茶色い染みができている
イタチもまた鳥獣保護法対象動物です。
そのため、見かけても自分で駆除せず、必ず自治体や専門業者に相談しましょう。
早めの対応が、家の被害を最小限に抑えるポイントです。
【天井裏の害獣5】コウモリ

夜になると「パタパタ」「キュッキュッ」といった音が天井裏から聞こえる場合、コウモリが住み着いている可能性があります。
コウモリはわずか1センチほどの隙間からでも侵入できる小柄な動物で、屋根の隙間や換気口、雨どいの裏などを通って家の中に入り込みます。
昼間は静かにぶら下がって休み、夜になると活動を始めるため、夜中の物音や鳴き声で気づくケースが多いです。
コウモリのフンには雑菌や寄生虫が含まれていることもあり、衛生面でも注意が必要です。
屋根裏にコウモリが住み着いているサイン
- 夜に「パタパタ」と羽ばたくような音が聞こえる
- 天井や壁に黒い小さなフンが落ちている
- コウモリの独特な臭いがある
コウモリも鳥獣保護法で保護されている動物のため、捕獲や殺処分はできません。
見つけたときは追い出しや侵入防止の対策を専門の害獣駆除業者に依頼しましょう。
【天井裏の害獣6】タヌキ

丸い顔とふさふさしたしっぽが特徴のタヌキも、意外と家の天井裏に入り込む害獣の一つです。
昔は山や田畑の近くで見られる動物でしたが、最近では都市部にも生息範囲を広げ、人家の屋根裏を寝床にするケースが増えています。
タヌキは夜行性で、夜中に「ドスドス」「ゴトゴト」といった重ための音を立てるのが特徴。
巣を作るために断熱材をかき分けたり、屋根裏で子育てをすることもあります。
また、フンや尿を同じ場所に繰り返す「ためフン」の習性があり、臭いや天井の汚れの原因にもなります。
屋根裏にタヌキが住み着いているサイン
- 夜に「ドスドス」と大きな足音がする
- 屋根裏や庭に大量のフンが同じ場所に溜まっている
- 屋根の隙間や床下に獣臭がする
- 外で見かけると、人をあまり怖がらない様子を見せることも
タヌキも鳥獣保護法で保護されている動物のため、個人での捕獲は違法です。
天井裏に住み着いた可能性がある場合は、専門の駆除業者に相談して安全に追い出してもらいましょう。
天井裏に住み着いた害獣がもたらす被害とは?

天井裏に害獣が入り込むと、「音がうるさい」だけでは済まないさまざまな被害が発展します。
見えない場所だからこそ、気づいた時にが被害が進んでいることも…。
ここでは、実際に起こりやすい被害を4つに分けて紹介します。
1、糞尿による被害
害獣のフンや尿は、想像以上に厄介です。
放置すると強い悪臭を放つだけでなく、天井の木材や断熱材に染み付き、腐食の原因になります。
ひどい場合は、天井が傷んで落ちてしまうこともあるほど。
臭いは家全体に広がるため、早めの対応がとても大切です。
2、騒音による被害
天井裏に住み着く動物の多くは夜行性。
人が眠りぬつく頃に活発に動き回るため、「カサカサ」「ドタドタ」といった物音や鳴き声で眠れなくなることもあります。
毎晩続く音はストレスの原因になり、不眠や精神的な不調につながるケースもあります。
3、健康被害
害獣の体にはノミやダニが奇声しており、それらが天井裏で繁殖すると家の中にも広がってしまいます。
肌の痒みや湿疹、ぜんそくなどのアレルギー症状を引き起こすこともあり、放置は危険です。
さらに、フンや尿はウイルス・細菌が含まれている場合もあり、感染症のリスクも無視できません。
4、ケガの被害
害獣は野生動物なので、人が近づくと威嚇したり、攻撃してくることがあります。
無理に追い出そうとすると、噛まれたり引っ掻かれたりしてケガをすることも…。
見つけても決して自分で捕まえようとせず、専門業者に依頼するのが安全です。
天井裏から害獣を追い出すには?自分でできる対策法
天井裏に害獣が入り込んでしまったら、できるだけ早く対処することが大切です。
放っておくと被害がどんどん広がってしまいますが、動物の種類によっては鳥獣保護法で守られており、勝手に捕まえたり駆除したりすることが禁止されています。
とはいえ、「法律で守られているから何もできない…。」というわけではありません。
追い出す工夫をしたり、侵入を防ぐ対策をしたりすることで、自分でできる範囲の対応もあります。
※ただし、鳥獣保護法の対象となる動物を捕獲・駆除する場合は、事前に役所へ届出を出し、許可をもらう必要があります。
無許可での駆除は違法行為となるため、十分に注意してください。
ネズミの場合
ネズミ鳥獣保護法の対象外なので、自力で駆除することが可能です。
天井裏での被害が確認できたら、粘着シートを設置するのが効果的。
ネズミの通り道に複数枚並べて多くと、捕獲率がぐんと上がります。
さらに、毒エサを併用するのもおすすめです。
粘着シートと組み合わせることで、逃げ回っているネズミも効率的に駆除できます。
ハクビシン・イタチの場合
ハクビシンやイタチは法律で守られているため、勝手に捕獲や駆除をすることはできません。
そのため、「追い出す」対策が基本になります。
嫌なニオイやくん煙剤を使う
ハクビシンもイタチもニンニクや石油のニオイを嫌い、さらに野良犬や猫、イノシシ、イタチなどの動物のニオイも苦手です。
これらをうまく利用して、天井裏から出て行ってもらいましょう。
効果的な方法としては、市販のくん煙剤を使うのがおすすめです。
侵入口から遠い場所でくん煙剤を焚き、少しずつ侵入口に向かって煙を広げていくと、ハクビシンは嫌がって自ら外へ出ていきます。
アライグマ・タヌキの場合
アライグマやタヌキも、鳥獣保護法で守られている動物なので、捕獲や駆除はできません。
そのため、非婚は追い出す方法と侵入防止が中心です。
嫌なニオイで追い出す
アライグマやタヌキは嗅覚が鋭く、木酢液やハッカ油、ミント系のニオイを嫌います。
さらに、点滴のオオカミの尿のニオイも苦手です。
これらを活用して天井裏に不快な環境を作ると自然と侵入を避けるようになります。
光で追い出す
夜行性のアライグマやタヌキは、強い光を嫌います。
特にLEDのストロボライトが効果的で、天井裏の暗がりを嫌って出ていくことがあります。
音で追い出す
点滴の鳴き声を録音して流すのも効果があります。
オオカミの鳴き声など、怖がる音を天井裏に届かせることで、アライグマやタヌキが自然と侵入口から出ていく場合があります。
コウモリの場合
コウモリも、捕獲や駆除には法律上の制限がある場合があります。
そのため、基本は追い出しと再侵入防止がポイントです。
光や超音波で追い出す
コウモリは暗い場所を好むので、強い光(LSDライト)などを当てると嫌がって飛び出すことがあります。
さらに、超音波発生器を使うと、コウモリがストレスを感じて屋根裏から逃げる場合があります。
鳥獣保護法とは?

これまで紹介してきた害獣の多くは、「超獣保護法」という法律で守られているとお伝えしてきましたが、この鳥獣保護法とは一体どのような法律なのでしょうか?
その目的や内容をわかりやすく解説します。
法律の目的
- 野生鳥獣の保護と繁殖を促す
- 農作物や生活への被害を防ぐための管理を行う
- 自然との共生を実現する
- 狩猟のルールを定め、乱獲を防ぐ
保護の対象
日本国内に生息する全ての野生の鳥類と哺乳類
例→カラス・ハト・シカ・イノシシ・タヌキなど

外来種や一部の例外を除き、原則全てが保護対象です。
禁止されていること
- 許可なしに鳥獣を捕まえる・殺す・傷つける
- 卵や巣を取る・壊す
- 鳥獣を販売・飼育・輸送する
これらは、たとえ「害獣」と呼ばれる動物であっても、基本的に許可なしではできません。
天井裏に害獣を住み着かせない方法は?
害獣は「入りやすくて安心できる場所」を見つけるとすぐに、住み着いてしまいます。
だからこそ「入らせない」「寄せ付けない」「予防策」がとても大切なんです。
家の周りを定期的にチェックする
屋根や換気口、床下などに小さな隙間や破損がないかを確認しましょう。
害獣は、たった3cmほどの隙間からでも侵入できます。
見つけたら、金網やパテでしっかり塞ぐのがポイントです。
エサになるものを置かない
生ごみやペットフード、果物の皮などは害獣を引き寄せます。
ゴミは蓋付きの容器に入れるか、室内で保管しておくと安心です。
忌避剤を定期的に使う
ハッカ系スプレーや木酢液など、動物が嫌がる匂いを使って寄せ付けない環境を作りましょう。
特に、換気口や屋根裏への入り口付近に使うと効果的です。
ちょっとした隙間や臭い対策だけでも、害獣の侵入を防ぐことができます。
もし、音やフンの形跡を見つけたら、早めの対処が肝心です。
まとめ
どれだけ気をつけていても自然の動物たちは意外な場所から入り込むことがあります。
もし、天井裏から物音がしたり、フンのようなものを見つけたら、自分で無理に駆除しようとせず、専門業者に相談するのが一番安全です。
専門業者であれば
- 動物の特定
- 安全な追い出しの実施
- 再侵入を防ぐ補修や清掃
- アフターフォロー
など全てまとめて対応してくれます。
早めの対処で、被害を最小限に抑え、安心できる生活を送りましょう。
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