スズメバチの種類と危険性!巣を作る場所と対策を解説します

目次

はじめに

夏から秋にかけて多く見られる「スズメバチ」。
住宅の軒下や庭木、公園や山道など、私たちの身近な場所にも巣を作るため、毎年多くの被害が報告されています。
特にスズメバチは攻撃性が強く、一度に群れで襲ってくる危険性があり、「見かけたらどうすればいいのか…」と不安に感じる方も少なくありません。
スズメバチといっても、オオスズメバチ・キイロスズメバチ・コガタスズメバチなど複数の種類が存在し、それぞれの特徴や危険度、巣を作りやすい場所は異なります。
これらを正しく知ることが、安全対策や予防の第一歩です。

本記事では、スズメバチの代表的な種類や危険性、巣が作られる場所をわかりやすく解説し、巣を見つけたときに取るべき正しい行動までまとめました。
ご自宅や身近な環境でスズメバチを見かけた方は、ぜひ最後までご覧ください。

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スズメバチの代表的な種類と特徴

スズメバチと一口にいっても、日本にはさまざまな種類が生息しています。
その中でも人間生活に被害を及ぼしやすいのは オオスズメバチ・キイロスズメバチ・コガタスズメバチ・ヒメスズメバチ の4種類です。
それぞれの特徴や危険性を正しく知ることで、巣を発見した際に冷静な判断がしやすくなります。


オオスズメバチ

日本に生息するスズメバチの中で最も大型。
体長は女王バチで4cmを超えることもあり、毒性・攻撃性ともに極めて高い種類です。

獲物を狩る能力にも優れており、ミツバチの巣を襲って全滅させることもあります。
巣は山間部や雑木林の土中、木の根元などに作ることが多く、農作業やハイキング中に遭遇するケースが多いのが特徴です

刺されると強烈な痛みと腫れを伴い、場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こすため、特に注意が必要です。

強力な毒と顎をもち、ミツバチの巣を襲って全滅させることもあるオオスズメバチ。
遭遇したら絶対に近づかず、速やかにその場を離れることが大切です。


キイロスズメバチ

市街地で最もよく見られる種類で、人間の生活圏に深く入り込む厄介な存在です。

体長は2〜2.5cm程度と中型ですが、攻撃性が強く、巣を刺激すると集団で襲いかかってきます。

巣は屋根裏や軒下、ベランダの隅、庭の物置など人の近くに作られることが多く、被害件数が最も多い種類でもあり、初期の巣は小さく目立ちませんが、夏から秋にかけて急速に大きくなるため、早期発見が被害防止の鍵となります。

巣は球状で最大1m近くまで大きくなり、働き蜂の数も多いため攻撃性は非常に強力です。


コガタスズメバチ

体長は2〜2.5cm程度で、見た目はキイロスズメバチに似ていますが、攻撃性はやや穏やかとされています。
ただし巣を守る本能は強く、無防備に近づけば刺される危険があります。

巣は庭木や軒先など、人目につきやすい場所に作る傾向があるため、比較的早く気づけることが多いです。

そのため大規模な被害には発展しにくいものの、庭仕事や子どもの遊び場で遭遇する可能性があるため注意が必要です。

他のスズメバチほど攻撃性は強くありませんが、巣に近づくとやはり刺される危険があります。


ヒメスズメバチ

体長は2cmほどと小型で、攻撃性は比較的低い種類です。しかし、巣を刺激すればやはり攻撃してくるため油断は禁物です。

巣は木の洞(うろ)や人工物の隙間など、人が見落としやすい場所に作られることが多く、気づかずに近づいて刺されるケースがあります。

都市部でも見られるため、庭の隅やブロック塀の隙間を確認することが大切です。

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スズメバチの危険性

スズメバチは日本に生息する昆虫の中でも、最も危険性が高い生き物のひとつです。
実際に毎年、スズメバチによる刺傷で数十人が死亡しており、その多くが巣に不用意に近づいたことが原因です。
危険性を正しく理解することで、被害を未然に防ぐことにつながります。


強力な毒とアナフィラキシーショック

スズメバチの毒には、強烈な痛みを引き起こす成分だけでなく、赤血球を壊す溶血作用や神経を麻痺させる成分が含まれています。
1回刺されただけでも激しい痛みや腫れを伴い、複数回刺されれば命に関わることもあります。
特に怖いのが アナフィラキシーショック です。
過去に刺された経験がある人が再び刺されると、体が強く反応し、呼吸困難や意識障害を引き起こす場合があります。適切な処置が遅れると致命的になりかねません。


集団での攻撃

スズメバチの最大の特徴は「集団で襲う」習性です。
1匹の働きバチが敵を察知すると、仲間に危険を知らせる警報フェロモンを出し、数十匹単位で一斉に攻撃してきます。そのため「1匹ぐらいなら大丈夫」と油断することは非常に危険です。
巣に近づいた瞬間、複数のハチに囲まれることもあります。


都市部でも増加する被害

かつては山間部や農村での被害が中心でしたが、近年では都市部でも被害が急増しています。
理由は、キイロスズメバチなど都市環境に適応した種類が、住宅の屋根裏やベランダ、庭の物置などに巣を作るようになったからです。
その結果、子どもが遊んでいるときや洗濯物を干しているとき、庭仕事や草刈り中など、日常生活の中で被害に遭うリスクが高まっています。


放置すると危険度は増す

スズメバチの巣は春先に女王バチが作り始め、夏から秋にかけて急速に成長します。
働きバチの数は数百匹にまで増え、巣もサッカーボール大にまで肥大化します。
つまり、放置すればするほど危険性は高まり、駆除作業も難しくなっていきます。

スズメバチが巣を作る場所

スズメバチは種類によって好む環境が異なりますが、共通しているのは「外敵から守られ、雨風をしのげる場所」を好むという点です。
特に住宅のまわりや庭は巣を作りやすい環境が揃っており、気づかないうちに生活圏と隣り合わせになっていることも珍しくありません。ここでは代表的な巣の場所を紹介します。


住宅まわり(屋根裏・軒下・ベランダ・物置)

都市部で最も多いのが住宅の構造部分です。
屋根裏や軒下は外から見えにくく、風雨も防げるためスズメバチにとって理想的な環境です。
また、ベランダの隅や庭の物置の内部も格好の巣作り場所となります。
住人が気づかずに近くを行き来するため、刺傷事故につながりやすいのが特徴です。


庭や自然環境(庭木・生垣・土中)

庭の植木や生垣の枝に丸い巣を作るケースも多く見られます。
コガタスズメバチなどは人目につきやすい場所に巣を作る傾向があり、庭仕事や草刈りの最中に突然刺されることもあります。
また、オオスズメバチは土の中に巣を作る習性があり、雑草刈りや農作業中に気づかず踏み込んでしまうと、集団攻撃を受ける危険性があります。


公園や通学路など人の近く

スズメバチは森林だけでなく、公園や学校の敷地内でも巣を作ります。
樹木の枝や遊具の内部に巣ができると、子どもが気づかずに近づいて被害に遭うケースが後を絶ちません。
特に夏休みから秋にかけては働きバチが増えるため、活動範囲が広がり危険性が増します。


人が気づきにくい閉鎖空間(側溝・ブロック塀・天井裏)

スズメバチは、外から見えにくい閉鎖的な空間にも巣を作ります。
例えば側溝の隙間やブロック塀の穴、天井裏などです。人が不用意に近づくと突然襲われる危険があるため、日常点検の際は十分な注意が必要です。


巣の場所で危険度も変わる

スズメバチの巣が人の生活圏に近ければ近いほど、被害のリスクは高まります。
特に住宅の屋根裏やベランダなどは、家族が日常的に出入りするため、遭遇率が高く危険度も大きくなります。逆に山林や雑木林の奥にある巣は、日常生活に支障は少ないものの、ハイキングや作業中に突然出くわすリスクが潜んでいます。

スズメバチの巣を見つけたらどうする?

自宅や庭先でスズメバチの巣を見つけたとき、多くの方が「すぐに取り除かなければ」と考えがちです。
しかし、スズメバチは巣を守る本能が非常に強く、少しの刺激でも集団で襲いかかってきます。巣を見つけたときに大切なのは、慌てて行動するのではなく「正しい対応」を取ることです。


絶対に自分で駆除しない

スズメバチの駆除には、防護服や専用の薬剤、そして経験が欠かせません。
素人が不用意に近づくと、かえって危険を招きます。市販の殺虫スプレーで挑戦しようとする方もいますが、逆にハチを刺激し、集団攻撃を受ける可能性が高くなります。命に関わる危険があるため、自分で駆除しようとするのは絶対に避けましょう。


巣から距離をとり、近づかない

巣を見つけたら、まずは安全な距離をとりましょう。
特に軒下やベランダに巣ができている場合は、洗濯物を干す・取り込むといった日常動作で巣に近づいてしまうことがあります。小さなお子さまやペットが誤って近づかないように、すぐに注意喚起しておくことが大切です。


周囲の人に知らせる

家族や近隣住民に「ここにスズメバチの巣がある」と伝えておくことも重要です。
特に子どもは好奇心から近づいてしまうため、必ず口頭で注意するとともに、可能であれば簡易的に立ち入り禁止の表示をしておくと安心です。


行政や専門業者に相談する

スズメバチの巣を安全に駆除するには、専門業者への依頼が最も確実です。
市区町村によっては駆除の助成金制度や、相談窓口を設けている場合もあるため、まずは役所に確認するのも一つの方法です。
ただし、助成対象はスズメバチの種類や巣の場所によって異なるため、実際には民間の専門業者に依頼するケースが多く見られます。


巣を放置しないことが大切

「小さい巣だから大丈夫」と思って放置すると、夏から秋にかけて急速に拡大し、働きバチの数が数百匹にまで増えてしまいます。こうなると駆除の危険度も費用も大幅に高くなります。発見したら、できるだけ早く対応することが被害を防ぐポイントです。

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ROY株式会社のスズメバチ駆除サービス

スズメバチの巣を安全に取り除くためには、専門的な知識と経験が欠かせません。
ROY株式会社では、全国対応で戸建て住宅を専門に、スズメバチをはじめとしたねずみ駆除・害獣駆除・害虫駆除に幅広く対応しています。
まずは現場を無料で調査し、明朗なお見積りをご提示いたしますので安心してご依頼ください。
スズメバチ駆除の費用は8,800円から承っており、巣の大きさや場所に応じて最適な方法で安全に施工いたします。
ご相談やお見積りはすべて無料ですので、まずはお気軽にお電話ください。

まとめ

スズメバチは種類によって特徴や攻撃性が異なりますが、共通して言えるのは「人の生活に身近で、放置すれば大きな危険につながる存在」だということです。
屋根裏や庭木など、思いがけない場所に巣を作るため、発見が遅れると被害のリスクは急激に高まります。

もしご自宅や周囲でスズメバチの巣を見つけたら、決してご自身で駆除しようとせず、冷静に距離を取り、できるだけ早く専門業者へご相談ください。
適切な知識と装備を持ったプロであれば、安全かつ確実に駆除することが可能です。

山田 太郎

この記事の作成者

鈴木 海斗

害虫害獣駆除センター 研究員

害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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