賃貸物件で蜂の巣を発見したら!?入居者の正しい対応方法や責任範囲まで分かりやすく解説します!

はじめに
夏から秋にかけて多く見られる「蜂の巣」。
特にアパートやマンションといった賃貸住宅では、ベランダや軒下に巣ができてしまうケースが増えています。
しかし、蜂の巣を見つけたときに
「自分で駆除すべき?」「管理会社に連絡すべき?」「費用は誰が負担するの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。
実際、蜂の種類や巣の場所によって対応方法は異なり、間違った判断をすると大きな事故やトラブルにつながる可能性もあります。
この記事では、賃貸物件で蜂の巣を見つけた際の正しい行動や費用負担の仕組み、駆除業者の選び方を詳しく解説します。
ご自宅の安全を守るための参考にしていただければ幸いです。
賃貸物件で蜂の巣を発見!最初に取るべき行動

賃貸物件で蜂の巣を見つけたとき、どのような対処をすれば良いのかわからず慌ててしまうと思います。
ですが、焦って近づいたり、知識がない中で自分で駆除しようとするのはとても危険で、
まずは、落ち着いて安全を確保しながら正しい手順を踏むことが大切です。
ここでは、賃貸物件での蜂の巣を発見したときに最初に取るべき行動をまとめていきます。
- 近づかない・刺激しない
蜂は、巣を守る本能が強く、近づいたり刺激を与えると攻撃してくる可能性があります。
小さなお子様やペットがいる家庭では特に注意が必要です。
まずはむやみに手を出さず、安全な距離を保ちましょう。 - 写真で記録する
巣を発見したら、巣の大きさや位置を写真で記録しておくと、この後の報告や依頼がスムーズになります。
無理に接近せず、できる範囲でズーム機能を利用して撮影しましょう。 - 管理会社・大家に連絡をする
賃貸物件では、基本的に共用部分や建物の管理は管理会社や大家の責任範囲となります。
写真があれば、状況が伝わりやすく、駆除の判断や業者の手配もスムーズに進みます。
もし巣が大きく、蜂の数も多い場合は外出時の安全確保も必要です。
小さなお子さんやペットがいるご家庭では特に注意してください。
賃貸住宅での蜂の巣駆除、誰が費用を負担する?

賃貸物件で蜂の巣を発見したときに気になるのが、「駆除費用は誰が払うの?」という点だと思います。
実は、蜂の巣ができた場所によって負担のルールが異なります。
共用部分か専有部分かで対応が分かれるので、それぞれのケースについて確認していきましょう。
共用部分の場合は貸主
- 廊下
- 階段
- エントランス
- ゴミ置き場 など
管理者は建物を安全かつ快適に利用できる状態に保つ義務があります。
共用部分に蜂の巣ができた場合は、管理会社や大家が駆除費用を負担するケースが一般的です。
入居者の自己負担になることは少なく、速やかに連絡すれば管理側が業社を手配してくれるはずです。
専有部分の場合は借主
- 専用のベランダや庭
- 室内
- 個別の軒下
- 窓
一方で、ベランダや室内といった専有部分に巣ができた場合は、入居者の責任範囲とされることが多く、その場合は駆除費用を自己負担しなければなりません。

ただし、管理会社や大家の判断によっては費用の一部サポートを受けられる場合もあるので、必ず事前に確認をしておくことが大切です。
契約内容の確認が重要!
蜂の巣に限らず、修繕や維持管理にかかる費用の負担区分は、賃貸契約書に記載されているのが通常です。
エアコンや水回りの修理と同じく、契約書の取り決めに従って判断されるため、トラブルを防ぐには事前に確認しておきましょう。
また、物件によっては共益費や管理費の中に害虫駆除の対応費が含まれているケースもあったり、
「専有部分でも管理会社が業社を手配してくれる」「管理会社が駆除費用を半分負担してくれる」といったケースもゼロではありません。
あくまでも、借りている場所なので自己判断せず、まずは管理会社や大家に連絡して相談することが安心と信頼に繋がります。
「共用部分=管理会社」、「専有部分=入居者」が原則。契約によっては例外もあるので蜂の巣を見つけたら、自己判断せずまずは管理会社へ連絡を!
蜂の巣を放置すると危険!リスクまとめ

「まだ小さいから問題ないだろう」「そのうち蜂が自然にいなくなるはず」と油断して蜂の巣を放置するのは非常に危険です。
蜂は活動期になると驚くほどのスピードで数を増やし、被害のリスクも一気に高まります。
これから、放置した場合に考えられる主なリスクを整理していきます。
- 刺傷事故のリスク
特にスズメバチは攻撃性が強く、巣に近づくだけで威嚇や攻撃をしてくることがあります。
刺されると強い痛みや腫れが生じ、重症化するとアナフィラキシーショックを引き起こす危険もあります。
毎年、蜂による死亡事故が報告されており、決して軽視できません。 - 子どもや高齢者、ペットへの被害拡大
蜂の被害は、体力のある成人でも大きなダメージとなりますが、特に子どもや高齢者、ペットは逃げ遅れの可能性や、症状が重く出やすい傾向にあります。 - 近隣トラブルに発展する可能性
蜂は巣の周辺を広範囲に飛び回ります。
そのため敷地内にできた巣であっても、隣家や通行人に被害が及ぶことがあります。
思わぬトラブルへと発展するケースも珍しくありませんので、早めの対処が重要です。 - 短期間で巣が拡大
一見小さな巣でも、蜂の繁殖力は非常に高く、わずか1〜2ヶ月で数百匹規模の大きな群れに成長することもあります。
巣が大きくなるほど駆除の難易度も上がり、費用も高額になりやすいので、早めの対処が最も安全で経済的です。
賃貸物件で蜂の巣を見つけたときの対処法〜自分で駆除か業者に依頼か〜
賃貸住宅で専有部分で蜂の巣を発見し、入居者で対処することになった場合、入居者はどのように対応すれば良いのでしょうか?
これから「自分で駆除する場合」の方法と「業者に依頼する場合」の流れを整理してご紹介します。
自分で駆除する場合
蜂の巣が小さく、数匹程度しかいない初期段階であれば、自分で駆除できるケースもあります。
ただし、リスクを伴うため、必ず安全対策を講じましょう。
蜂の巣が自分で駆除できるものなのかを見極める
蜂の巣の駆除は、ちょっとしたDIY感覚で挑戦できるものではなく、時には命に関わる危険な作業です。
特に、以下の条件に当てはまる場合は無理に作業をせず、必ず専門業者へ依頼してください。
- 巣を発見したのが6月下旬以降(蜂の数が急増している時期)
- 巣の大きさが15cmを超えている
- 巣を作っているのがスズメバチ
夏以降に大きく成長した巣には、数十匹〜数百匹もの働き蜂がひしめいています。
この状態での駆除は非常に危険で、刺されてアナフィラキシーショックを起こすリスクも否定できません。
一方で、小さな巣や比較的おとなしい種類の蜂であれば自分で対応できるケースもあります。
その場合は、しっかりと準備を整えてから作業に臨みましょう。
駆除に必要な準備と注意点
安全に作業をするためには、次のような道具を揃えるのが基本です。
- 市販の蜂殺虫スプレー
- 厚手の服や防護服(肌を露出しないもの)
- 巣を処分するためのゴミ袋
作業は必ず日没後、蜂が巣に戻って動きが鈍くなっている時間帯に行います。
また、駆除の最中や直後は蜂が興奮して飛び回る可能性が高いため、周囲の人に迷惑がかからないよう、あらかじめ近隣へ声をかけておくことも大切です。
自分での蜂の巣駆除については下記の記事で詳しく解説していますのでこちらもご参考ください。

業者に依頼する場合
賃貸において専有部分に蜂の巣を発見し、業者に駆除を依頼する場合の流れをご紹介します。
まず最初にやるべきことは、管理会社や大家さんへ状況を報告することです。
報告内容の例
「ベランダの角に小さな巣があります」
「廊下の天井付近に蜂が出入りしています」
このとき、スマートフォンで写真を撮影して添付すると、管理会社側も判断しやすくなります。
報告が遅れると被害が拡大し、費用負担のトラブルにつながることもあるため、発見したらすぐに連絡するのが鉄則です。
報告を受けた管理会社は、巣の場所が共用部分か専有部分かを判断します。
- 共用部分(廊下・外壁・駐車場など)
→ 管理会社や大家が責任を持って駆除業者を手配 - 専有部分(室内・ベランダなど)
→ 原則入居者負担となり、自ら業者に依頼する必要あり
業者を手配すると、まずは現地調査が行われます。ここで確認するのは主に以下の点です。
- 蜂の種類(アシナガバチ・スズメバチ・ミツバチなど)
- 巣の大きさや位置
- 作業に必要な道具や防護具
- 周囲の安全性(子どもや通行人への影響)
これらをもとに、正式な見積もり金額が提示されます。
費用相場:
• アシナガバチ:8,000円前後
• スズメバチ:15,000円以上
※巣の大きさや場所によって変動
見積もり時に「追加料金が発生する条件」も確認しておくと安心です。
見積もりに納得し契約すると、いよいよ駆除作業です。
作業員は防護服を着用し、専用の殺虫剤や捕獲器具を用いて蜂の巣を安全に取り除きます。
- 日中は蜂が活動的で危険なため、早朝や夕方以降に作業が行われることが多い
- ベランダや廊下の作業では、住民への立ち入り制限がかかることもある
- 作業時間は巣の規模にもよりますが、30分〜1時間程度が一般的
防護服姿の作業員を見ると「大げさでは?」と感じる方もいますが、それだけ蜂の巣駆除は危険を伴う作業です。
駆除が終わった後も安心はできません。
蜂は習性として「以前巣を作った場所」に戻ってくることがあります。
そのため、業者から以下のような再発防止策が提案されることがあります。
- 巣ができやすい隙間や穴を塞ぐ
- 蜂が嫌う薬剤を散布する
- 蜂が好む環境(庭木やベランダの放置物)を整える
保証について:
業者によっては、一定期間の保証を設けているところもあり、万一再発した際には無料または割引で対応してくれる場合もあります。

ROY株式会社の蜂の巣駆除サービス(賃貸にも対応)

ROY株式会社では、賃貸住宅にお住まいの方からの蜂の巣駆除のご相談にも対応しております。
ただし、賃貸物件の場合は専有部分・共用部分を問わず、まずは大家様や管理会社様の了承を得ていただく必要がございます。
ご依頼の流れは、
- まず管理会社や大家様に蜂の巣の状況をご報告
- 駆除の許可をいただいたうえで、弊社へご依頼
という順序になります。
許可をいただけましたら、ROY株式会社の専門スタッフが迅速にお伺いし、安全かつ確実に駆除を行わせていただきます。
Q&Aコーナー

-
ベランダに小さな蜂の巣を見つけました。すぐに自分で駆除しても大丈夫ですか?
-
小さな巣であっても蜂は攻撃してくることがあります。特にスズメバチは非常に危険です。自己駆除はリスクが高いため、まず管理会社に連絡し、必要に応じて業者へ依頼してください。
-
駆除費用は必ず入居者が負担するのでしょうか?
-
巣のある場所によります。共用部分(廊下や外壁など)は管理会社や大家の負担、専有部分(ベランダや室内)は入居者負担になるケースが多いです。ただし契約内容によって異なるため、必ず確認しましょう。
-
蜂の巣駆除にはどのくらい時間がかかりますか?
-
30分〜1時間程度が目安です。安全確保のため、早朝や夕方に作業が行われることもあります。
-
駆除後にまた蜂が戻ってくることはありますか?
-
蜂は同じ場所に巣を作る習性があるため、再発の可能性はあります。そのため、駆除後に隙間を塞ぐ・薬剤散布を行うなどの再発防止策が重要です。業者によっては保証付きのサービスもあるので、依頼時に確認すると安心です。
-
管理会社に連絡してもすぐに対応してくれない場合はどうすればいいですか?
-
安全上のリスクが高い場合は、入居者自身で直接業者に依頼することも可能です。
その際は領収書を保管し、後で管理会社に相談すれば費用を負担してもらえる場合もあります。
まとめ
賃貸物件で蜂の巣を見つけたときは、慌てて自分で駆除しようとせず、まずは管理会社や大家さんに連絡することが大切です。
巣の場所が共用部分か専有部分かによって費用負担が変わるため、判断を任せたうえで必要に応じて業者を手配しましょう。
駆除業者は現地調査を行い、蜂の種類や巣の規模を確認して見積もりを提示します。
その後、防護服を着用した専門スタッフが安全に作業を行い、再発防止策も提案してくれるため安心です。
蜂の巣を放置すれば事故や近隣トラブルに発展する恐れがあるため、早めの行動が重要です。
自己判断を避け、管理会社と連携して信頼できる業者に依頼することで、安全かつ円滑に問題を解決できるでしょう。
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