雨漏りはなぜ起こるのか?早期解決の”カギ”をまとめて徹底解説!

【雨漏り】雨漏りの予兆・原因・対処法

あまり親しみのない雨漏り被害。気づかないうちに被害が拡大している事も・・・
最近では、築年数が浅い住宅でも“想定外”の雨漏りが発生しています。
この記事では、雨漏りのサインと原因・すぐできる対処法・プロへの依頼方法まで具体的にご紹介します。

目次

雨漏りとは?まず知っておきたい基礎知識

【雨漏り】雨漏りによる屋根裏被害の実際の写真

「雨漏り」とは、屋根・外壁・窓枠など住宅の構造部分から雨水が内部に浸入してしまう現象です。

住宅の経年劣化台風・豪雨・強風といった異常気象施工ミスなど、原因はさまざまです。
一見目立たなくても、内部でカビや腐食が進行していることも多いため、早期発見と早期対処が重要です。

ー雨漏りのよくある原因5選ー

■ 屋根材の破損・ズレ

最も典型的な雨漏りの原因が、スレート瓦や陶器瓦など屋根材そのものの破損・ズレ・剥がれです。
台風や強風、長年の劣化などにより、屋根材がずれてしまうと、その下にある防水層(ルーフィング)がむき出しになり、そこから雨水が侵入してしまいます。特に、築15年以上の住宅では屋根材の耐久性低下による雨漏りが顕著です。

屋根にズレや欠けがないか、遠目からでも確認をしましょう!

■ 棟板金の浮きや釘の抜け

屋根のてっぺんを覆う「棟板金(むねばんきん)」も、雨漏りの要注意ポイントです。
棟板金は屋根材の接合部を保護する金属製の部材で、強風や温度変化釘が浮いたり抜けたりすると隙間ができてしまいます。そこから雨水が侵入し、屋根裏を通じて室内に漏れてきます。見た目では分かりづらいので、プロによる点検が有効です。

棟板金が浮いていないか、台風後は特に注意が必要です!

■ シーリング材の劣化

外壁や屋根の接合部、窓枠まわりなどに使われる「シーリング(コーキング)」は、住宅の防水を支える重要部材です。
しかしこのシーリング材は紫外線や風雨で徐々に硬化・ひび割れ・剥離していきます。劣化した部分から水が浸入し、建物の内部に広がってしまうケースが多数あります。特にALCやサイディング外壁を採用している住宅は要注意です。

シーリングのヒビ・剥がれ・痩せがあれば早めに補修を!

■ 窓まわりの防水不良

雨漏りの盲点となりやすいのがサッシまわりの不具合です。
窓と外壁の間には防水シートやコーキング材が使われていますが、施工不良や経年劣化でこれらが機能しなくなると、雨水がサッシのすき間から室内に流れ込むこともあります。一見して窓周辺にシミができていないか、水滴がついていないかをチェックしましょう。

窓枠の周辺に黒ずみ・染み・カビが出ていたら要注意!

■ ベランダやバルコニーの排水不良

ベランダやバルコニーの床に敷かれている防水シートやモルタル仕上げも、長年の使用で劣化が進みます。
さらに、排水口に落ち葉やゴミが詰まっていると水が溜まり、防水層を越えて建物内部に浸水する恐れもあります。最初はベランダ下の天井にうっすらとしたシミが出始め、その後、雨漏りとして表面化します。早期の発見が重要になります。

ベランダ排水口の詰まりと、防水層の浮き・ひび割れを定期的に確認!

最近、異常気象の影響により、雨漏り被害に関するお問い合わせが増加しています。
特に築10年以上の住宅では、外見上は異常がなくても内部で劣化が進んでいることが多く、被害が深刻化するケースも少なくありません。
定期的な目視チェックに加えて、専門業者による点検を併せて行うことで、雨漏りの早期発見と予防につながります。

【見逃さないで】雨漏りの予兆とは?

雨漏りは、いきなり大きな被害が現れるのではなく、その前に小さなサイン=“予兆”を出していることがよくあります。
でも、そのサインはとてもわかりにくく、つい見逃してしまうことも…。気づいたときには、すでに建物の内部でじわじわと傷みが進んでしまっている場合もあります。
この章では、住宅点検の専門家の視点から、「これって雨漏りかも?」と気づくためのポイントを、わかりやすくご紹介していきます。

ー目に見える変化で気づく雨漏りの予兆ー

【雨漏り】目に見える変化で気づく雨漏りの予兆

天井や壁にできた薄いシミや変色

天井や壁紙に、茶色や黄ばみのようなシミが浮き出ていませんか?
これは内部で雨水が浸入し、クロスの裏側や石膏ボードに水分が染み出しているサインです。
特に角や梁の近く、照明器具の周囲などは注意して見てください。

壁紙の浮き・剥がれ・波打ち

壁紙が一部だけ浮いていたり、波打っている箇所はありませんか?
これは、内部の建材が雨水で膨張したり、クロスの糊が湿気で剥がれかけているサインです。
乾いた日に戻っても再発する場合は、内部に雨水が溜まっている可能性があります。

視覚的に確認できる”見た目の異変”に要注意

天井や壁にできた薄いシミや変色
壁紙の浮き・剥がれ・波打ち
床や畳が湿っぽい・フローリングの浮き

ー臭いや音など、五感で察知する異常ー

【雨漏り】臭いや音など、五感で察知する異常

室内に漂うカビ臭・異臭

原因不明のカビ臭さやジメッとした湿気を感じる場所があれば、屋根裏や壁内部の結露や雨漏りの可能性があります。
カビの臭いは目に見えるシミより先に現れることが多く、雨漏りの“嗅覚的な初期サイン”といえます。

床や畳が湿っぽい

上からの漏水が天井→壁→床へと広がることで、床材に水が到達してしまうケースも。
フローリングが盛り上がっていたり、歩くとペコペコ沈むような感触があれば、床下に雨水がまわっている可能性があります。

嗅覚・聴覚で異常を察知しましょう

室内に漂うカビ臭・異臭
天井裏や収納で「水の音」や「ぽたっ…」という音がする

ー反応や異常動作から知る、間接的な予兆ー

【雨漏り】反応や異常動作から知る、間接的な予兆

ペットが天井や壁を気にして吠える

犬や猫は人間よりも音や臭いに敏感です。
もしペットが普段と違って特定の壁や天井に向かって吠えたり、警戒する様子があれば、そこに雨水の侵入・カビの発生・害虫の繁殖などが起きているかもしれません。

特定の電気機器だけ不調になる

電気スイッチ周辺がジメジメしていたり、照明がチラつくといった現象は、雨水の浸入による漏電の前兆であることもあります。
見逃すと感電や火災リスクにつながるため、早急に確認を!

人以外の反応や電気機器の不調といった「間接的な予兆」を察知

ペットが天井や壁を気にして吠える/威嚇する
雨が降った後に、特定の電気機器だけ不調になる

これらの”雨漏りの予兆”を放置するリスクとは?

雨漏りは「少しだけ濡れているから大丈夫」と油断してしまいがちですが、時間が経つほど被害は見えない場所まで広がっていきます。
天井や壁の内側では、木材や断熱材が湿気を含み、カビや腐食の原因となります。さらに、漏電やシロアリ被害など、二次被害へとつながる可能性も高まります。
放置によって、修理費用や工期が大きく膨らんでしまうケースも珍しくありません。

  • 建物内部の腐食・カビ発生
  • 電気配線や家電のショート・漏電
  • ダニやゴキブリなどの害虫発生
  • アレルギーや喘息などの健康被害
  • 修繕費用の高額化(50万円~100万円超)

雨漏りが発生してしまった場合は?すぐにできる対処方法を解説

雨漏りは、発生してから修理業者が到着するまでの間に被害が広がることが多いです。
そのため、「応急処置」を早く行うことが被害拡大を防ぐカギになります。
ここでは、自宅でできる基本的な3つの対処法の手順と準備方法を詳しく説明します。

1. 雨水をバケツやタオルで受け止める

【目的】
室内に落ちてくる雨水を受け止めることで、床・家具・家電を直接濡らさないようにします。

【雨漏り】雨水をバケツやタオルで受け止める対処法

【手順】

  1. 雨水が落ちてくる真下にバケツ・洗面器・大きめのボウルを置く
  2. 水が飛び散らないよう、底に雑巾やタオルを敷いておく
  3. 家具や家電はビニールシートやブルーシートで覆い、漏電やカビの原因を防ぐ
  4. 溜まった水は定期的に捨て、あふれないようにする

【材料の入手先】
バケツ・ボウル:ホームセンター、100円ショップ、スーパー
ビニールシート・ブルーシート:ホームセンター、ネット通販(「防水シート」で検索)
雑巾・古タオル:家庭にある布類や100円ショップで調達可能

2. 感電リスクを減らす

【目的】
室内の異変箇所を記録しましょう。屋根裏や屋根上は滑りやすく、落下や感電の危険があります。安全確保を最優先にするため、素人判断で登らないようにします。

【雨漏り】感電リスクをなくす。屋根裏へは無理に登らない

【手順】

⒈ 室内から見える範囲(天井や壁)でシミ・湿り気・カビがないか確認

⒉ 懐中電灯を使い、暗い場所も目視チェック

⒊ 被害箇所や水の滴りをスマホで写真・動画撮影しておく(修理依頼や保険申請に有効)

【材料の入手先】
懐中電灯:ホームセンター、家電量販店、100円ショップ
防水カメラ機能付きスマホ、または防水ケース:家電量販店、ネット通販

屋根裏や外の屋根に上がる作業は必ず専門業者に依頼してください。

3. 屋外の排水口を掃除する

【目的】
排水口が詰まると雨水が溜まり、屋根やベランダから逆流して室内に侵入する恐れがあります。

【雨漏り】屋外の排水口を掃除する

【手順】

⒈ 雨が弱まったタイミングで屋外へ

⒉ ベランダ・屋上・雨樋の排水口を確認

⒊ 落ち葉や泥、ゴミを手袋をして取り除く

⒋ 詰まりがひどい場合はホースで水を流して異物を押し出す

材料の入手先
作業用手袋(ゴム・防水タイプ):ホームセンター、100円ショップ
ホース:ホームセンター、園芸用品売り場
ゴミ袋:スーパー、100円ショップ

結局自分でどうやって対処すれば良いのか、どのタイミングで専門業者へ依頼していいのかわからない。

少しの”違和感”でもお気軽にお問い合わせください!
無料の現地調査から行わせていただきます。

台風による被害はこちら

お困りの際はご連絡ください!

雨漏りは原因の特定が難しく放置してしまうと被害が拡大し、大規模な工事になり得る問題です。
どんな些細な”違和感”でも構いません、お気軽にお問い合わせください。
ROY株式会社では経験豊富な一級建築士が1から調査させていただきます。

ROY株式会社の対応エリアと特徴

ROY株式会社のロゴ(1級建築士事務所)
  • 対応エリア:関東・関西・九州圏全域
  • サービス内容:シロアリなどの害虫駆除・害獣駆除・屋根雨漏りなどの総合リフォーム
  • 戸建て専門
  • 即日対応可能
  • 調査・見積り無料+施工後報告書付き
STEP
被害状況を確認・記録する

・雨漏りの発生場所(天井・壁・窓枠・床など)を特定
・発生日時、雨の強さや風向きなどの状況をメモ
・スマホで写真や動画を撮影し、被害状況を記録(原因特定や保険申請に有効)

STEP
応急処置を行う

・バケツやタオルで漏れてくる水を受け止める
・家具や家電はビニールシートやブルーシートで覆って保護
・屋根や屋根裏には無理に登らず、安全な範囲のみ確認

STEP
業者に依頼する

・被害状況を電話やメールで伝え、訪問日を決定
・現地調査で原因を特定してもらい、見積もりを依頼

STEP
修理日程の決定・契約

・修理に必要な日数と作業時間を確認
・契約前に工事範囲・保証期間・支払い条件を必ず書面で残す
・保証内容や再発時の対応についても確認を行う

STEP
工事実施と完了確認

・工事中は危険な場所に近づかない
・完了後に施工箇所の写真や報告書をもらい、仕上がりを確認
・施工後も定期点検を行い、再発を防ぐ

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よくある質問

雨漏りの原因は屋根以外にもありますか?

はい
外壁のひび割れ、窓枠の防水不良、ベランダの排水不良など、屋根以外からの浸水も多く見られます。

天井のシミやカビ臭だけでも雨漏りの可能性はありますか?

はい。
目に見える水漏れがなくても、内部で水が回っている場合があります。早めの点検をおすすめします。

雨漏りの応急処置は自分でやっても大丈夫ですか?

室内で水を受け止める、家具や家電をビニールで覆うなどは可能です。
ただし、屋根や屋根裏に登る作業は危険なため、必ず専門業者に依頼してください。

雨漏りは火災保険で修理できますか?

台風・強風・雹などの自然災害が原因の場合、火災保険で修理費用がカバーされる可能性があります。事前に保険証券と契約内容を確認しましょう。

専門業者にはどのタイミングで依頼すべきですか?

天井のシミやカビ臭、壁紙の浮きなどの予兆を見つけた時点で依頼しましょう。
放置すると被害が拡大します。

山田 太郎

この記事の作成者

鈴木 北斗

ROY株式会社 元施工担当

屋根工事や外装リフォーム、雨漏り修理など、住宅の施工業務に長年携わってきました。
本記事では、これまでに手がけた数多くの現場経験と専門知識をもとに、
ご家庭で役立つ実践的な情報をお届けしています。

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