【総合リフォーム詐欺に注意!】火災保険悪用の被害事例と対策法を一級建築士が解説

はじめに:総合リフォーム業界で急増する火災保険詐欺
実は、総合リフォーム業界において火災保険を悪用した詐欺被害が急激に増加しています。日本損害保険協会によると、火災保険を利用した住宅修理に関するトラブル相談件数は前年比で約2倍に急増しており、特に戸建住宅を対象とした総合リフォーム詐欺が深刻化しています。
本記事では、一級建築士が在籍する【ROY株式会社】が、総合リフォーム業界での火災保険詐欺の実態と、被害を未然に防ぐための具体的な対策方法を詳しくわかりやすく解説いたします!
総合リフォーム業界で多発する火災保険詐欺とは?

火災保険の本来の目的と仕組み
火災保険は、自然災害や突発的な事故による住宅の損害を補償する重要な保険制度です。風災・雹災・雪災・水漏れ・落雷などが対象となり、適切に使えば家計の大きな助けとなります。
しかし、この制度を悪用して不正に保険金を取得しようとする悪質な総合リフォーム業者が後を絶ちません。
総合リフォーム詐欺の特徴

通常の屋根や外壁単体の修理詐欺とは異なり、総合リフォーム詐欺はより巧妙で被害額も高額になる傾向があります
- 複数箇所の同時被害を偽装(屋根・外壁・内装等)
- 大規模工事契約で高額請求(500万円〜2,000万円規模)
- 長期間にわたる工事で発覚を遅らせる
- 専門用語を多用して信頼性を演出
【実録】総合リフォーム詐欺の巧妙な手口
手口1:「一括査定」を装った大規模詐欺

埼玉県Aさん(70代)の被害
「近隣で総合リフォーム工事をしており、火災保険で住宅全体を無料で改修できます」と訪問営業。屋根・外壁・キッチン・浴室まで含む総合リフォーム(見積額1,800万円)の契約を迫られ、「保険金が確実に下りる」と断言されました。
- 契約金として200万円を前払い
- 実際の被害はほとんど存在せず
- 保険会社の調査で虚偽申請が発覚
- 業者は音信不通、前払い金は回収不能
手口2:「保険申請代行」による高額手数料詐欺

神奈川県Bさん(60代)の被害
「火災保険の申請を完全代行します。成功報酬は保険金の40%です」という総合リフォーム業者と契約。実際に保険金800万円が支払われましたが、業者への手数料320万円を差し引かれ、残った480万円では約束された総合リフォームが完成しませんでした。
- 弁護士資格なしでの申請代行は違法行為
- 異常に高い成功報酬(適正相場は保険金の10%程度)
- 工事内容と保険金の不一致
手口3:「災害便乗型」総合リフォーム詐欺

千葉県Cさん(50代)の被害
台風通過後に「被害状況を無料点検します」と訪問。実際には軽微な被害しかなかったにも関わらず、「屋根・外壁・内装すべて被害を受けている」と偽り、総合リフォーム契約(1,200万円)を締結させられました。
詐欺の流れ
- 災害直後の混乱期に訪問
- 不安を煽る虚偽の被害説明
- 「今すぐ対処しないと大変なことになる」と契約を急かす
- 保険申請時に事実と異なる報告書を作成
火災保険詐欺に遭うリスクと深刻な被害
金銭的被害

- 保険金の返還請求:虚偽申請が発覚した場合、受け取った保険金の全額返還
- 高額な違約金:契約解除時に保険金の50%以上を請求されるケース
- 工事代金の持ち逃げ:前払いした工事代金が返金されない
法的リスク

- 詐欺罪での立件:虚偽申請により刑事処罰を受ける可能性
- 保険契約の解除:火災保険契約自体が取り消される場合
- 再契約の困難:他の保険会社での新規契約が拒否される可能性
社会的影響

- 近隣住民との関係悪化:工事トラブルによる信頼失墜
- 家族への精神的負担:詐欺被害による心理的ストレス
【重要】総合リフォーム詐欺を見抜く7つのポイント

- 「火災保険で総合リフォームが完全無料!」
- 「自己負担ゼロで家が新築同様に!」

- 訪問当日の契約を強要
- 「今日限りの特別価格」と称する
- 検討時間を与えない

- 弁護士資格なしでの申請代行は弁護士法違反
- 「申請サポート」と称しても実質的な代行はグレーゾーン

- 「総合リフォーム一式」のような曖昧な記載
- 材料費と工事費の分離がない
- 追加工事費用の条件が不明

- 建設業許可の有無と許可番号
- 事業所の実在性(住所・電話番号)
- 過去の施工実績
- 有資格者の在籍状況

- 保険申請サポート:5〜10%程度
- 成功報酬:15%以下が適正範囲
危険水準: 保険金の30%以上を要求する業者は要注意

- 台風・地震直後の1週間以内
- 大雪・雹害の翌日以降
- 近隣での災害発生時
【一級建築士監修】正しい火災保険の活用方法

適切な保険申請の流れ
- 専門家による現地調査(建築士または施工管理技士)
- 被害箇所の詳細な写真撮影
- 被害原因と被害範囲の特定
- 罹災状況報告書
- 修理見積書(複数業者から取得)
- 被害箇所の写真
- 気象庁データ(災害発生の証明)
- 契約者ご自身による申請
- 必要に応じて専門業者によるサポート
- 保険会社の現地調査への立会い
- 保険金の使途確認
- 適正価格での工事実施
- 工事完了後の検査・確認
ROY株式会社の安心サポート体制
1. 専門資格者による無料現地調査

- 一級建築士または施工管理技士が対応
- 被害状況の客観的な診断
- 保険適用可否の的確な判断
2. 透明性の高い見積もり作成

- 工事項目別の詳細見積もり
- 材料費・人件費の明確な分離
- 追加工事が発生する条件の事前説明
3. 適切な申請サポート(代行ではありません)

- 必要書類作成のアドバイス
- 写真撮影の技術的サポート
- 保険会社との調整における立会い
4. アフターフォロー体制

- 工事完了後の定期点検
Q&A:総合リフォーム詐欺に関するよくある質問
実際に発生した総合リフォーム詐欺事例

【事例1】大手風を装った組織的詐欺
被害地域: 東京都・埼玉県
被害総額: 約3億円(被害者70名以上)
「全国展開の大手総合リフォーム会社」を名乗る業者が、統一された営業資料と偽造された施工実績を使用して組織的な詐欺を実行。火災保険で1,000万円以上の総合リフォームが「確実に無料になる」と断言し、多数の契約を獲得しました。
発覚のきっかけ: 複数の保険会社で同様の虚偽申請が相次ぎ発覚
【事例2】災害便乗型詐欺
被害地域: 静岡県・神奈川県
被害総額: 約1億5,000万円(被害者40名)
台風15号通過後、「緊急災害対策本部」を名乗る業者が被災地域を巡回。実際の被害を大幅に誇張し、不要な総合リフォーム工事の契約を次々と締結しました。
手口の特徴:
- 災害発生から24時間以内の迅速な訪問
- 行政機関との関連を示唆する偽の身分証
- 「災害救助法適用により工事費全額補助」の虚偽説明
【事例3】長期契約型詐欺
被害地域: 大阪府・兵庫県
被害総額: 約8,000万円(被害者20名)
5年間にわたる総合リフォーム契約を締結させ、毎年少しずつ工事を実施することで発覚を遅らせる巧妙な手口。初年度は小規模な工事で信頼を獲得し、2年目以降に大規模な虚偽申請を実行しました。
被害を未然に防ぐための5つの心得

1.「その場での即決は絶対にしない」
総合リフォームは人生で数回しかない大きな決断です。最低でも1週間以上の検討期間を設け、家族とも十分に相談しましょう。
2.「必ず複数業者から相見積もりを取る」
最低3社以上から見積もりを取得し、価格・工事内容・保証内容を比較検討しましょう。
3.「建築士や信頼できる専門家に相談する」
工事の必要性や見積もりの妥当性について、第三者の専門家の意見を求めましょう。
4.「契約書の内容を徹底的に確認する」
- 工事仕様の詳細
- 支払い条件
- 保証内容
- 解約条件
これらの項目を必ず書面で確認しましょう。
5.「不安を感じたら消費生活センターに相談する」
少しでも疑問や不安を感じたら、消費者ホットライン188番に相談しましょう。
最後に:総合リフォームを安心して任せられる業者選び

火災保険は適正に活用すれば、住宅の維持管理において非常に有効な制度です。しかし、悪質業者による詐欺に巻き込まれてしまえば、経済的損失だけでなく、法的なトラブルや精神的な苦痛を招く可能性があります。
総合リフォームをご検討の際は、以下の点を必ず確認してください
- 建設業許可と有資格者の在籍
- 明確な見積もりと工事仕様書
- 適切な保証体制
- 透明性の高い料金体系
- 地域での信頼と実績
ROY株式会社では、一級建築士による専門的な診断から工事完了まで、お客様に寄り添った誠実な対応を心がけております。 火災保険の適正な活用方法についてのご相談や、総合リフォームに関するお悩みがございましたら、どうぞお気軽にお声かけください。
お問い合わせ・ご相談
「総合リフォーム詐欺に注意!の記事を見た」とお伝えいただければ、火災保険と総合リフォームの専門知識を持つ担当者が優先して対応いたします。
ROY株式会社の対応エリアと特徴

- 対応エリア:関東・関西・九州圏全域
- サービス内容:シロアリなどの害虫駆除・害獣駆除・屋根雨漏りなどの総合リフォーム
- 戸建て専門
- 即日対応可能
- 調査・見積り無料+施工後報告書付き
- 無料現地調査・相談受付中
- 一級建築士による専門診断
適正な火災保険の活用で、安心・安全な住まいづくりを実現しましょう。
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