ネズミが再発する原因とは?一度駆除しても油断できない理由

ネズミが再発する原因とは?一度駆除しても油断できない理由
目次

はじめに:駆除したのにまた出た?その理由とは

「専門業者に依頼してネズミ駆除をしたのに、数ヶ月後にまた出てきた……」

そんなお悩みを抱える戸建て住宅の方は少なくありません。
実はネズミの再発には、いくつかの“見落とされがちな原因”があるのです。

本記事では、一度駆除してもネズミ被害が再発してしまう理由を、建築構造や習性の観点から詳しく解説します。
対策を講じても再発してしまう方は、ぜひ最後までご覧ください。

なぜネズミは再発するのか?その根本原因

侵入口が完全に塞がれていない

侵入口が完全に塞がれていない

ネズミの再侵入を許してしまう最大の原因は、建物の構造的な隙間の見逃しです。
ネズミは驚くほど柔軟な体を持ち、わずか1.5cmの隙間でも通り抜けることができます。

つまり、指一本ほどの穴があるだけで侵入を許してしまうのです。

よくある侵入口の例

  • 基礎コンクリートのひび割れ
  • 換気口・通気口(古い金網や破れた防虫ネット)
  • 屋根裏の軒天の隙間(通風構造が弱点に)
  • 配管の立ち上がり・エアコン配管の貫通部(コーキング不備)

とくに築年数が経過した住宅では、防水・防風の観点からも隙間が生じやすく、再発のリスクが高まります


巣やフンの痕跡を完全に除去していない

巣やフンの痕跡を完全に除去していない

ネズミの駆除後も「異臭が残る」「物陰にフンが…」という場合、それは再発のサインです。
巣材やフンには、ネズミのフェロモンやマーキング臭が強く残っており、それが他の個体を呼び寄せる“道しるべ”になります。

この痕跡はラットサイン(Rat Sign)」と呼ばれ、ネズミが活動していた証拠です。

特に以下のものには注意が必要です…

  • 黒く乾燥したフン
  • 齧られた痕跡(ケーブル・ダンボール)
  • 尿跡(ブラックライトで可視化)

これらが残っている限り、別のネズミが再侵入する確率が高まるため、除去と除菌が必須です。


エサとなるものが残っている

エサとなるものが残っている

ネズミの主な目的は「エサ」と「安全な巣作り場所」です。
いくら建物を修繕しても、ネズミにとって魅力的な環境が残っていれば、何度でも戻ってきます。

家庭内で特に注意したいエサ源

  • 開封後のレトルト食品や粉物(小麦粉・パスタなど)
  • ペットフードや鳥の餌(夜間出しっぱなしに注意)
  • 生ゴミ(フタなしゴミ箱・シンクの生ごみ受け)
  • 食卓のパンくずやお菓子の食べこぼし

夜行性のネズミにとって、夜間のエサ放置は“格好のターゲット”です。


再発防止に欠かせない5つの対策

STEP1:侵入口の徹底的な封鎖

侵入口の徹底的な封鎖

ネズミ再発の9割以上は、「侵入口の見逃し」が原因です。
見た目にはわからない床下・天井裏の構造部まで確認し、防鼠パテ・金網・防獣ネットなどで確実に封鎖する必要があります。

封鎖には以下のような資材が有効です。

封鎖対象使用素材例
配管まわり防鼠パテ、防鼠キャップ
換気口ステンレスメッシュ、防獣ネット
屋根裏・軒天金属板・パンチングメタル
シャッター下隙間テープ、ドアスイープ

STEP2:巣材・フンの完全除去と消毒

巣材・フンの完全除去と消毒

駆除後に重要なのが「清掃と除菌」です。
巣材やフンをそのままにしておくと、臭いによって新たなネズミが呼び寄せられる可能性があります。

感染症リスクを避けるためにも、掃除の際は以下の対策が必須です。

  • N95マスク+ゴム手袋+防護服
  • 消毒液(次亜塩素酸・エタノール)
  • 粉塵を吸い込まない湿式清掃

「業務用バキューム+UV殺菌」の組み合わせが最も効果的です。


STEP3:食料源の遮断

食料源の遮断

ネズミはエサの存在に非常に敏感です。
特ににおいが強い食品や、開封したままの乾物は徹底管理を行いましょう。

日常でできるエサ遮断対策

  • ペットフードは食事の後すぐ密閉容器へ
  • ゴミ箱はフタ付き・防臭タイプに変更
  • 保存食はビニール袋ではなくハードケース保管

STEP4:定期的な点検の実施

定期的な点検の実施

ネズミの侵入口や被害は、季節や劣化によって変化します。
「駆除して終わり」ではなく、3ヶ月・6ヶ月・1年ごとの点検が重要です。

点検対象チェック内容
床下フン・足跡・ラットサインの有無
屋根裏巣材・齧られた断熱材の痕跡
壁の中音・においの発生状況
外構建物周囲の隙間・配管根元

STEP5:専門業者によるアフターサポートの活用

どんなに対策をしても、構造上の盲点や地域特性までは素人では見落としがちです。
ROY株式会社では、一級建築士が監修し、建物構造に基づいた「再発ゼロ」を目指した対策をご提案しています。

ROYの強み

  • 木造・鉄骨構造に詳しい建築士が調査
  • サーモグラフィーや高精度カメラによる侵入経路特定
  • 施工後も再発保証つきのプランあり
  • 急な再侵入にも迅速対応(最短当日調査)

📞「ネズミ駆除の記事を見た」とお伝えいただければ、調査・お見積りがスムーズです。

自分でできる!ネズミ再発防止の3つの基本対策

「業者に頼んで駆除したのに、またネズミが出てきた…」
そんな悩みを抱える戸建て住宅の方に向けて、ご家庭でも実践できる再発防止策を3つご紹介します。

これらの対策を日常的に取り入れることで、ネズミの再侵入リスクを大幅に減らすことが可能です。

① 食料の密閉保存を徹底する

食料の密閉保存を徹底する

ネズミが住み着く最大の理由のひとつが「エサの存在」です。
キッチンやパントリーにわずかでも食べ物が残っていると、ネズミはその臭いを嗅ぎつけてやってきます。

こんな食品は要注意!

開封済みの袋入りお菓子やパン
小麦粉やパスタなどの乾物
ペットフードや鳥のエサ
シンク内の生ゴミ

すぐにできる予防方法
・食品は密閉容器(プラスチック・ガラス製)に保存
・ゴミ箱はフタ付き・防臭タイプを使用

・ペットの食べ残しは夜間は片付ける

② 侵入口をふさぐDIY対策

侵入口をふさぐDIY対策

ネズミはわずか1.5cmの隙間からでも侵入してきます。
家のあちこちにある小さな穴や隙間を徹底的に封鎖することが重要です。

✅チェックすべき場所一覧

箇所チェックポイント
キッチン・洗面所水道配管のすき間、床と壁の接合部
屋根裏・軒天木部の劣化・穴、通気口のメッシュ破れ
外周・床下基礎のひび割れ、換気口、防草シートのめくれ
ガス・エアコン配管周辺パテの劣化、貫通穴のすき間

使用できるDIY資材
・防鼠パテ(ネズミが嫌う成分入り)
・ステンレスメッシュ(金網)
・防獣キャップ(配管まわり用)
・コーキング材(隙間充填用)


③ 定期的なセルフ点検を習慣にする

定期的なセルフ点検を習慣にする

ネズミは季節の変化や建物の経年劣化によって、新たな侵入口を見つけて侵入してきます
そのため、定期的に家の内外を点検し、ラットサイン(侵入の痕跡)を見逃さないことが大切です。

セルフ点検の頻度と時期

3ヶ月に1回を目安に実施
・雨の多い時期や、寒暖差の激しい季節の変わり目に重点点検

点検でチェックするポイント

チェック内容ラットサインの例
床下・屋根裏黒いフン、足跡、齧り痕
キッチンまわり食品への齧り痕、尿のにおい
壁のすき間異音(カサカサ音、走る音)
パントリーや収納食材の袋が破れている

よくある質問

音はするのに姿が見えないのはなぜ?

ネズミは非常に警戒心が強く、人の気配を感じるとすぐに隠れます
また、夜行性のため活動は深夜から明け方が中心。
屋根裏や壁の中に巣を作ることも多く、「カサカサ音」「物が転がるような音」だけがサインになる場合があります。

ネズミが1匹だけいた場合、放っておいても大丈夫?

いいえ。1匹でも見かけた時点で“複数の可能性”を疑うべきです。
ネズミは短期間で爆発的に増える習性があり、たとえばクマネズミなら1年で最大50匹以上になるケースも。


ネズミが再発しやすい季節はありますか?

はい、特に注意が必要なのは秋〜冬です。
寒くなると外から屋内へと暖かい場所を求めて侵入してくる傾向があります。
また、冬は繁殖も盛んな時期であり、「冬前の侵入」がそのまま春先の大繁殖につながることも。

9月〜11月:侵入経路の封鎖、点検強化 12月〜2月:繁殖による再発リスクに備える

毒餌や忌避剤だけでネズミを完全に防げますか?

完全な再発防止はできません。
毒餌や忌避剤は一時的な追い出し・捕獲には有効ですが、根本的な解決(侵入口の封鎖・巣の除去)には不十分です。
また、ネズミは学習能力が高く、同じ手法には慣れて効かなくなることもあります。

ネズミ駆除後の消毒はなぜ必要なのですか?

ネズミのフンや尿にはレプトスピラ菌、サルモネラ菌、ハンタウイルスなどの病原体が含まれている可能性があります。
また、ネズミが通った場所には、アレルゲン物質(皮膚片、毛など)も残っており、再発時にそれが“呼び水”になります。
再侵入を防ぐための「臭い消し」として、家族の健康を守るための「衛生対策」として
消毒は駆除とセットで行うのが基本です。


ROY株式会社が選ばれる理由

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ネズミ駆除は、単に「捕まえる」「追い出す」だけでは不十分です。
再発させないための根本的な対策こそが、住宅の安心を守るために必要不可欠です。
ROY株式会社は、その道のプロフェッショナルとして、構造的な理解と持続的な効果を両立した対応で、多くのお客様にご支持いただいています。


① 建築構造に精通した一級建築士が在籍

ネズミは「どこからでも入ってくる」と言われるほど、構造上の小さな隙間を見逃しません。
ROY株式会社では、一級建築士の資格を持つスタッフが住宅構造を徹底的に調査し、建物の弱点を正確に把握。
特に以下のような箇所に強い対応力を発揮します。

  • 木造住宅の床下・軒天・通気構造
  • 築年数が古くなった住宅の経年劣化箇所
  • リフォーム後に発生した新たな隙間や通気口処理ミス

POINT: 建築士ならではの視点で「侵入口の封鎖+通風・構造安全性の両立」を実現します。


② 再発保証付きの施工プラン

「駆除して終わり」ではなく、“その後”を見据えた施工こそが本物の駆除です。
ROY株式会社では、ネズミ再発のリスクを考慮し、以下のような安心の保証付きサービスをご提供しています。

🛡️保証の一例

  • 再発時の無料対応(一定期間内)
  • 定期点検とメンテナンスのご提案
  • 保証内容を明記した書面の発行

お客様の不安を払拭するため、契約時には施工内容と保証範囲を明確にご説明しています。


③ 地域密着で迅速対応

突然のネズミ被害は、スピード対応が命です。
ROY株式会社は、関東エリアを中心に対応エリアを広くカバーし、地域密着型の体制で最短当日の調査訪問も可能です。

お電話1本で、経験豊富なスタッフが迅速に駆けつけ、現地調査→お見積もり→施工プランのご提案までワンストップで行います。

📞ご相談はお気軽に!
ネズミ駆除の記事を見た」とお伝えいただければ、スムーズにご案内可能です。
緊急対応・調査のみのご相談も承っております。

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    山田 太郎

    この記事の作成者

    若松川 匠

    害虫害獣駆除センター 研究員

    害虫・害獣の生態や効果的な忌避方法を専門に研究する害虫害獣駆除センターの研究員です。 本記事では、自社試験調査の結果や国内外の学術論文に基づくデータをもとに、 信頼性の高い情報をお届けしています。

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