失敗しない!壁紙の張り替えで選びたい5種類の壁紙の特徴を解説!

この記事でわかること!
  • 壁紙の主な5種類とそれぞれの特徴と用途
  • 各壁紙のメリット・デメリットと向いている部屋
  • 壁紙張り替えの費用相場(㎡あたりの目安)
  • 壁紙選びで失敗しないためのポイントと注意点
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目次

壁紙の張り替えで選ばれる5つの種類とは?

お部屋の雰囲気を変えたい」「壁紙が汚れてきたから張り替えたい」——
そんなとき、意外と悩んでしまうのが「壁紙の種類」ではないでしょうか。

壁紙を張り替える際に、どの種類を選ぶかは非常に重要なポイントです。

ここでは、現在人気の高い5種の壁紙について、それぞれの特徴・メリット・デメリットを専門的かつわかりやすくまとめました。
あなたのお部屋にぴったりの壁紙が見つかるよう、ぜひ最後までお読みください!


壁紙張り替えの費用相場の詳細についてはこちらの記事で解説しています。合わせて読むことでより理解が深められますのでぜひ合わせてご覧ください。

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壁紙の種類

※クリックすると解説に移動します!


ビニールクロスの特徴

ビニールクロスは、日本の住宅において最もポピュラーな壁紙です。
塩化ビニール樹脂で表面がコーティングされており、水や汚れに強くお手入れがしやすいという特徴があります。

デザイン色のバリエーションが非常に豊富で、シンプルなものから個性的なパターン柄まで幅広く選べるため、どんな部屋にも対応可能です

いてる場所

リビング、キッチン、トイレ、洗面所など
どこにでも適している

費用目安

約800〜1,200円/㎡

耐用年数

約6〜8年

メリット

コスパに優れている

今回紹介する中でビニールクロスだけが「スタンダードクロス1」と呼ばれているように、一番価格が安く、コスパに優れています。

安いからといって、質が悪いわけではないので、一番選んでも損しない壁紙です。

1 スタンダードクロス・・・「ビニールクロス」
ハイグレードクロス・・・「紙クロス」「織物クロス」「珪藻土クロス」「木質系クロス」

掃除がしやすい

ビニールクロスは水や中性洗剤を問題なく使用することが可能で、日常の汚れやシミを簡単に落とすことができます。
今回紹介する中でも、掃除や手入れが最も簡単です。

特にキッチンやトイレなど、汚れやすい場所にはおすすめの壁紙になっています。

デザインが豊富

シンプルなホワイトがよく使用されていますが、実は木目調、石目調、花柄などデザインが多種多様です。

インテリアのテイストや部屋の雰囲気に合わせて自由に選べます。

機能性の高い商品が多い

防カビ・抗菌・消臭・調湿などの機能が付いた製品も多く、生活のスタイルや張る場所に応じた選び方ができます。

例えば、ペットを飼っている家庭では抗菌・消臭に優れた製品、湿気の多い地域では防カビ・調湿に優れた製品を状況に合わせて選択することができます。

デメリット

通気性が低い

表面がビニールで覆われているため、湿気がこもりやすく、通気性が低くなっています

湿度の高い場所では結露やカビの原因になることもあります。湿度が高い地域では防カビ・吸放湿の機能が高い製品を選びましょう。

劣化しやすい

他の種類と比べ、時間が経つと黄ばみやすかったり、接着面が浮いてきやすいなど、耐久性は高いとは言えません。

耐用年数は約6〜8年と張り替えの頻度がやや高めです。

紙クロスの特徴

紙クロスはその名の通り紙でできており、主に天然のパルプを原料とした環境にやさしい壁紙です。

海外では一般的に使用されており、海外製の紙クロスは個性的なデザインが多く見られます。

いてる場所

リビング、寝室、子ども部屋、書斎など

費用目安

約1,200〜2,000円/㎡

耐用年数

約7〜10年

メリット

環境に優しい

紙クロスは、主に天然のパルプを原料とした環境にやさしい壁紙です。

化学物質の使用を抑えた素材なので、小さなお子さまのいるご家庭にもおすすめです。

調湿性が高い

空気中の湿気を吸収・放出する性質が高く、梅雨時期のジメジメ感や冬場の乾燥をやわらげ、室内を快適に保ってくれます。

湿度の高い地域にはおすすめです。

独特な風合い・柄が楽しめる

紙ならではのマットでやわらかい風合いがあり、ナチュラルなインテリアや北欧風の空間にもよく合います。

また、紙だからこそシンプルな単色のものから派手な柄まで、バリエーションが非常に多いため、部屋のテイストに合わせた壁紙や、雰囲気に合わせた好みの壁紙を選ぶことができます。

アクセントクロス1に使用するのもおすすめです。

1・・・アクセントクロスとは、壁や天井の一部だけに異なる柄・色の壁紙を張る手法のことを言います。

デメリット

水に弱い

紙だからこそ、水に濡れるとシミになったり、破れたりします。

シミは落ちませんし、破れると見栄えが悪いので、水回りでの使用には向きません

施工が難しい

伸縮性が少ないため、貼るときにシワができやすく、職人の技術が問われます。

自分でアクセントクロスをやろうとすると失敗しがちなので、プロにお願いしましょう。

織物クロス(布クロス)

織物クロスは、綿・麻・レーヨンなどの繊維を使って織られた高級感のある壁紙です。
布ならではの質感と柔らかさがあり、ホテルのような上質な空間を演出できます。

表面に立体感があるため、光の当たり方によって表情が変化するのも魅力のひとつです。

いてる場所

ホテルライクな寝室、高級感を演出したい応接間など

費用目安

約2,000〜3,500円/㎡

耐用年数

約10〜15年

メリット

高級感がある

布ならではの上品な質感で、空間全体に重厚感と落ち着きを与えてくれます。

格式のあるクラシックや和モダンなどの部屋の雰囲気と相性が抜群です。

遮音性、吸音性に優れている

壁紙の厚みと繊維構造に音を吸収する効果があり、話し声や生活音を軽減したい場合にもおすすめです。

張るだけでも空間的な快適性が上がります。

耐久性が高い

布というしっかりとした素材のため、傷や摩擦に強く壁紙本来の美しさが長く続くのが特徴です。
耐用年数は約10〜15年と比較的長いです。

汚れやシミがつくと落ちずらいホコリが繊維に溜まりやすいという特徴がありますが、素材や製品によっては防汚性のあるものや防水性の高いものもあります。

デメリット

汚れがつきやすい

繊維に凹凸があるため、ホコリが溜まりやすいです。

ホコリは自然に溜まっていくため、拭き取りを行う必要があります。タバコの煙やホットプレートを使用した匂い、油などの染み込みにも注意が必要です。

価格と施工費が高め

素材が高価であるうえに、施工にも熟練の技術が必要なため、総合的なコストが高くなりがちです。

相場は約2,000〜3,500円/㎡と。ビニールクロスの3倍以上になります。

珪藻土クロスの特徴

珪藻土クロスは、珪藻土(けいそうど)という天然の鉱物を主成分としています。

他の種類とは違い、壁紙を張るのではなく、珪藻土塗料を塗って壁紙を仕上げるのが特徴です。
また、塗った時にできる模様をあえて残すため模様が特徴的で、見た目にも自然な風合いがあるので、オシャレな雰囲気を演出してくれます。

また、珪藻土が持っている無数の微細な孔が、湿度の吸放出を繰り返してくれるので、結露やカビの発生を抑える効果があり、機能性にも優れています。

いてる場所

リビング、トイレ、玄関、収納部屋、洗面所など

費用目安

約2,000〜3,000円/㎡

耐用年数

約9〜13年

メリット

調湿効果が高い

珪藻土にある無数の微細な孔が、湿度の吸放出を繰り返してくれるので、調湿性に優れており、結露やカビの発生を抑えてくれます

特に湿気のこもりやすい場所での使用がおすすめです。

消臭効果がある

タバコやペット、生ごみの臭いなど、生活臭を吸着して分解する性質があります。

玄関やトイレなど、匂いが発生しがちな場所におすすめです。

オシャレな部屋になる

模様が特徴的で、素朴で自然な仕上がりの壁紙です。

ただの白の単色の壁紙とは全く異なり、アクセントクロス1として使用するだけで部屋の雰囲気がガラッと変わり、オシャレな雰囲気を演出してくれます。

無垢材の家具や観葉植物との相性抜群です。

1・・・アクセントクロスとは、壁や天井の一部だけに異なる柄・色の壁紙を張る手法のことを言います。

デメリット

傷がつきやすい

見た目に反し、表面がやわらかいため、ちょっとしたことでもキズがつくことがあります。
家具の移動時やペットのひっかきには注意しましょう。

仕上がりにムラがある

他の種類とは違い、壁紙を張るのではなく、珪藻土塗料を塗って壁紙を仕上げるのが特徴です

そのため、ただ張るだけの壁紙と違い、仕上がりにムラができてしまいます。
しかし、他に同じ模様がなく、唯一性があるという面ではメリットとも捉えられます。

木質系クロスの特徴

木質系クロスは、木材チップや薄くスライスされた天然木を表面に使用した壁紙で、自然素材の温かみをそのまま壁に取り入れられるのが最大の特徴です。

和室やリビングの「腰壁2」で使用されることが多く、家の雰囲気がガラッと変わり、おしゃれでナチュラルな雰囲気になります。

2「腰壁(こしかべ)」とは、床から腰の高さ(おおよそ90cm〜120cm程度)までの部分に設けられた壁のことを指します。

いてる場所

木の家の壁面、リビングや和室、寝室のアクセントウォールなど

費用目安

約2,500〜4,000円/㎡

耐用年数

約15〜20年

メリット

自然な温もりがある

本物の木に近い風合いで、自然素材ならではのぬくもりや安らぎを感じられます。
部屋をおしゃれでナチュラルな雰囲気にすることができます。

また、木独特の匂いが感じられるため、リラックス効果も期待できます。

経年変化を楽しめる

本物の木材を使用しているので、時間の経過とともに色合いや質感が変化し、味わい深い雰囲気が増していきます。

素材の魅力を長く楽しめるのが特徴です。

▲腰壁として使用された木質系クロス

デメリット

湿気に弱い

木材は湿度の影響を受けやすく反りや割れが起こる場合があります。水回りや結露の多い場所には不向きです。
湿度の高い地域は注意しましょう。

価格が高い

一般的なビニールクロスなどと比べて、素材自体の単価が高くデリケートであることから、施工にも手間がかかるため費用が割高になります

約2,500〜4,000円/㎡と今回紹介した中では最も高額な壁紙です。

壁紙選びで失敗しないためのポイント

壁紙を張り替える際、「なんとなく気に入った柄だから」「安かったから」といった理由で選ぶと、後々後悔してしまうかも・・・

以下のポイントを押さえて、後悔のない壁紙選びをしましょう。

部屋や用途に合わせたを選ぶ

場所・用途おすすめの壁紙
水回り(キッチン・洗面所・トイレ)ビニールクロス
寝室や書斎など落ち着いた空間紙クロス
おしゃれな部屋にしたい木質系クロス
珪藻土クロス
ホテルライクや高級感を演出したい織物クロス

こういうように、生活スタイルや部屋、用途に合った壁紙の種類を選ぶことをおすすめします。

掃除・メンテナンスのしやすさで選ぶ

デザインを重要視しがちですが、実際に暮らしてみると掃除やお手入れのしやすさが大切になってきます

そういった理由で最もお手入れがしやすいビニールクロスが人気で、特に小さなお子さんやペットのいる家庭にはおすすめです。

「珪藻土クロス」は比較的掃除がしやすいですが、それ以外のクロスは掃除や手入れのしにくさがあるため注意が必要です。

壁紙の種類手入れのしやすさ解説
ビニールクロス表面がビニールコーティングされているため、水拭き・中性洗剤での拭き掃除が可能です。
油はねや汚れもサッと拭き取れます。
紙クロス×天然素材のため水分に非常に弱く、水拭きは厳禁。
汚れた部分は柔らかい布で乾拭きするか、汚れるのを避けましょう。
織物クロス表面に凹凸があるためホコリがたまりやすく、静電気で細かいチリも付着しやすいです。
拭きは染みの原因になるため避けましょう。
珪藻土クロス傷つきやすい素材なのでゴシゴシこするのはNG。
乾いた柔らかい布で軽く拭くか、ホコリが気になる場合は、掃除機のブラシを使ってやさしく吸い取ります。
木質系クロス木材は水分に弱いため水拭きは避けましょう。
天然素材なので、無理に汚れを落とそうとすると逆にキズや変色の原因になります。

プロの意見を聞くのも大事!!

どの壁紙が適しているか分からない場合や、どの壁紙を貼り替えるか決められない場合は、迷わず専門業者に相談しましょう。

実績が豊富なプロの専門業者であれば、さまざまな提案や的確なアドバイスをしてくれます。
どのくらいの料金がかかるかも気になるかと思いますので、一度お見積もりをして相談してみましょう


壁紙張り替えの費用相場の詳細についてはこちらの記事で解説しています。合わせて読むことでより理解が深められますのでぜひ合わせてご覧ください。

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壁紙の張り替えはROY株式会社におまかせ!

ROY株式会社は多くの施工経験を持つ建築のプロが、お客様のご要望に合わせた点検・工事をご提案させていただきます

壁紙の張り替え工事は、部屋や家の見た目を大きくガラッと変えることができます。
気分一心することができるため、施工を行なったお客様からは

本当にやってよかった
部屋の雰囲気が変わって心が豊かになった

などの声をいただいています。

壁紙の張り替えを行う上で以下のことが大切になってきます。

  • 壁紙の種類ごとのメリット・デメリットを知っておこう
  • 用途や掃除・メンテナンスのしやすさを考慮して壁紙を選ぼう

安心安全の施工をしてくれるプロの専門業者にお願いすることを強く推奨します。

一級建築士事務所のROYでは建築のプロが施工を行いますので安心しておまかせください。
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調査する場所によってはお客様の目が届かない場所があるため、調査結果の不透明さを心配されるかもしれません。

当社は実際に撮影した原因箇所の写真をお見せしながら、修理方法についても詳しく説明します。専門的な言葉も使わず、分かりやすくお伝えするのでご安心ください。

STEP
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お見積り内容にご了承いただいたら、住宅に精通したプロが高い技術で、原因箇所を的確に修理します。

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お客様には納得の施工をしていただきたいから・・・

相見積もりは大歓迎です!

お客様の多くは、他社様との相見積もりでお問い合わせいただきます。

どれくらい費用がかかるかわからないものですから、相見積もりは当然のことかと思います。

そんな中でも

他社よりも費用が安かった

すぐに対応してくれた

説明が丁寧でわかりやすかった

といった理由で当社にご依頼いただきます。
価格にも技術にも自信があります。安心してご依頼いただくためにも他社様との比較をオススメします。

FAQ(よくある質問)

ペットがいる家におすすめの壁紙はどれ?

ペットがいるご家庭には、防臭・防カビ・抗菌機能があるビニールクロスがおすすめです。
掃除もしやすく、傷や汚れにも強いため安心です。

珪藻土クロスも消臭効果がありますが、表面がやわらかいためひっかきによって傷がすぐに出てしまうので注意が必要です。

自分で壁紙を購入して、施工だけをお願いすることは可能ですか?

はい、対応可能なケースもございます。

ただし、市販の壁紙は施工に適さない規格(寸法・厚み・素材)の場合があるため、購入前に事前に確認が必要です。(現地調査前に壁紙を購入するのは控えましょう)

また、万一お持ち込みの壁紙に不具合があった場合、保証対象外となることもありますので、できるだけ業者が推奨する製品から選定することをおすすめしています。

アクセントクロスを取り入れる場合の注意点は?

アクセントクロスは部屋の一部だけに異なる壁紙を使って印象を変える手法です。

おしゃれに見せることができる反面、貼る面積や位置、選ぶ色・柄によっては圧迫感が出たり、家具とのバランスが崩れたりすることも。

壁紙のサンプルを使って実際の部屋に当ててみたり、ARでシミュレーションができるアプリなどを使用して、イメージを固めてから行うことをおすすめします。

まとめ

壁紙の種類ごとの特徴はご理解いただけましたでしょうか。

価格や掃除・メンテナンスのしやすさ、耐久性など、それぞれメリット・デメリットがあり特徴が異なります。
この特徴を理解することでより納得の壁紙の張り替えを行えると思いますので、この記事を執筆させていただきました。

壁紙の張り替えを検討している方の後押しになれれば幸いです。

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