畳・障子・襖の3つがちゃんと整備されている和室は
非常に過ごしやすい環境と言えます。
しかし古くなるとその効果を失ってしまいます。
時には風を通しましょう。
畳・障子・襖の張り替えは
どうぞお気軽にお問い合わせください。
<張り替えについて>
畳には寿命がありますが、普段のお手入れによって寿命を大きく伸ばす事が可能です。
お客様の畳の状態に合わせて張り替え方法のアドバイスを致します。
経年による目安は以下の通りです。
【裏返し】 これまで日に当たっていない畳表の裏側を使う方法です。(目安:2年~3年)
【表替え】 畳床を再利用して畳表を新しくする方法です。(目安:4年~5年)
【新 畳】 畳の全てを新しくする方法です。(目安:10年~15年)
<吸湿・放湿>
畳には梅雨時などの湿気の多い季節は水分を吸収し、
逆に室内が乾燥してくると蓄えた適度な水分を放出すると言う作用があります。
<保湿・断熱>
畳には空気をたくさん含んで熱を遮断する働きがあります。
また、冬は室内の温かい気温を外へ逃がさず、夏は外気の高温の新入を防ぐ働きをします。
<吸音>
畳には弾力あり、音や振動をやわらげます。
隣や真上の部屋等がフローリングだとこちらに音が響きますが、畳は音を吸収し響きません。
またテレビ・ステレオなどの音響製品の音も和らげてくれます。
<鎮静・洗浄>
畳には二酸化窒素ガスを吸着する作用があり、室内の環境浄化に役立っています。
また、イ草がかもしだす香りで、まるで森林浴をしているような効果で
疲れた体を癒し心を静めてくれます。
襖は断熱性に優れています。
そして、湿度の高いときは湿気を吸収し、乾燥すると排出するという調湿機能があります。
これは和紙が何重にも重なっているからより効果的なのです。
また、たばこの煙やホルムアルデヒドも吸着する効果もあると言われています。
湿度・温度変化の大きい日本の気候に適しているからこそ、使われ続ているのでしょう。
襖の美しさや耐久性は現在では日本国内にとどまらず、世界的に認められている事実です。
襖とは本来、竹クギ、木、紙といった天然素材からできており、
張り替えで何度でも使えるといったようにリサイクルにも優れた建具です。
取り換えの目安
・ シミがある。
・ 全体的に茶色っぽくなっている。
・ 襖紙が剥がれてきたり、浮いてきたりしている。
・ 襖が開きづらいなど、建付けが悪くなっている。
また、お部屋のデザインを一新するのに新しい襖紙にするのはいかがでしょうか。
障子は熱を吸収する効果があり、障子に当たった熱は半分ほど減らされるので、
冷房も暖房も維持されるので室温を保ちやすくなります。
また和紙を通した光は柔らかく、部屋全体を均等に明るくすることができ、
外光をほどよく遮断するため、部屋を暗くせずに屋外からの視線を防ぐことができます。
しかし破損しやすいのが障子です。
障子の張替えは簡単そうに思えますが、繊細な作業で手間がかかりますし、
失敗すると見栄えも悪くなってしまいます。
家全体の印象を決める障子であるからこそ妥協せずに専門の業者に依頼して
綺麗に仕上げてもらうことを是非ご検討下さい。